せらの店主のこれだけは持っとけ!#42(スカージ編)
記事作成日:2022/08/10 執筆:加藤英宝
せらの店主のこれだけは持っとけ!42回目。
今回はスカージ編。
・スカージ(2003年5月24日発売)
このセットの評価は当時から低くなかった。
そして今でも個人的に好きなセットの1つ。
とはいうものの、
ストームという
「出さなくても良かったんじゃねえ?そのシステム」
と突っ込みたくなるようなシステムが入ったセットでもある。
《もみ消し/Stifle》
《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》
《苦悶の触手/Tendrils of Agony》
《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
《邪神の寺院/Temple of the False God》
《滅殺の命令/Decree of Annihilation》
《激情の共感者/Fierce Empath》
《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》
《思考停止/Brain Freeze》
《屍肉喰らい/Carrion Feeder》
《ドラゴンの息/Dragon Breath》
《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》
《長期計画/Long-Term Plans》
《精神の願望/Mind’s Desire》
《ペミンのオーラ/Pemmin’s Aura》
《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》
《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》
《スリヴァーの首領/Sliver Overlord》
「何も考えずに4枚持っておけ!」
は間違いなく《もみ消し》。
《もみ消し/Stifle》
コスト:青
インスタント
起動型能力1つか誘発型能力1つを対象とし、それを打ち消す。
(マナ能力は対象にできない。)
レア
これは思った以上に使い道があるし、
レガシーやヴィンテージでも飛んでくる脅威のカード。
おおむねフェッチランドの起動に対して飛んでくるため、
実質土地破壊が可能なカードとして認識されている。
相手の《Bazaar of Baghdad》の起動も1回とはいえ止められる事も結構大きい。
ヴィンテージの世界ではこの一手で勝負を決する事もありえるので、
たった1回を止める事は十分に大きい。
加えて《もみ消し》はストームの発生も止められる。
ストームの発生は誘発型能力なので止められる。
知っていると知らないとでは大きな違いになるのでこれも重要。
個人的イチオシは《滅殺の命令》。
《滅殺の命令/Decree of Annihilation》
コスト:8赤赤
ソーサリー
すべてのアーティファクトとクリーチャーと土地と、すべての墓地にあるすべてのカードと、
すべての手札にあるすべてのカードを追放する。
サイクリング(5)(赤)(赤)((5)(赤)(赤),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが滅殺の命令をサイクリングしたとき、すべての土地を破壊する。
レア
このカードが作られた時代にはプレインズウォーカーというカードタイプは無く、
このカードはプレインズウォーカーには触る事が出来ない。
が、それを上手く利用する戦いの出来るカード。
このカードは単純な言い方で効果を説明すると、
「プレインズウォーカーとエンチャントとライブラリー以外を全て追放する。」
となる。
手札だろうが墓地だろうが追放。
すんごいリセット呪文。
勝ち方の1つとしてプレインズウォーカー並べてこれ撃てば滅多な事では負けない。
また、
このカードはサイクリングした時だけ《ハルマゲドン/Armageddon》になる。
コストは重たいものの、カウンターされにくい1ドロー付きの《ハルマゲドン》。
通常撃ちとサイクリング、
どっちの使い道でもかなり面白いし、唯一無二の効果を持つ1枚。
それと、英語名の《Decree of Annihilation》は、
「アニヒレーション」
と読みそうだし、
一部の電源ゲーム等ではアニヒレーションという単語が使われる事もあるが、
「アナイアレイション」
が正しい。
カタカナ読みなら
「デクリー オブ アナイアレイション」
と読む。
《滅殺/Annihilate》というカードも同様。
「アナイアレイト」と読む。
《ドラゴンの嵐》は現状それほど使い道があるほどでもないカード。
《ドラゴンの嵐/Dragonstorm》
コスト:8赤
ソーサリー
あなたのライブラリーからドラゴン(Dragon)・パーマネント・カードを1枚探し、
それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
ストーム
(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)
EDHでぶっ放すと面白いカードではあるので持っておいても良い。
その流れでドラゴン好きならば、
《帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen》
《ドラゴン魔道士/Dragon Mage》
《ドラゴンの暴君/Dragon Tyrant》
《ドラゴン語りのシャーマン/Dragonspeaker Shaman》
《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》
をオススメ。
EDHでドラゴンデッキでロマン砲をかまそう。
ゾンビ好きならば、
《墓への呼び声/Call to the Grave》
《よじれた嫌悪者/Twisted Abomination》
《アンデッドの戦長/Undead Warchief》
《復讐に燃えた死者/Vengeful Dead》
このあたりを。
ゾンビ、ドラゴン関連はEDHで考えた場合の需要が大きい。
スカージはゾンビ、ドラゴンは結構充実しているので、
この2種族が好きな人は要チェック。
EDHでインファイトを楽しむならば、
《邪神カローナ/Karona, False God》
も面白い。
《邪神カローナ/Karona, False God》
コスト:1白青黒赤緑
伝説のクリーチャー — アバター(Avatar)
速攻
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは邪神カローナをアンタップし、そのコントロールを得る。
邪神カローナが攻撃するたび、あなたが選んだクリーチャー・タイプのクリーチャーは、ターン終了時まで+3/+3の修整を受ける。
他人に《邪神カローナ》を譲りまくって殴り合う楽しみがある。
くれぐれも自身が殴られないように。
お次は第8版
ではまた。