EDHデッキ紹介その170(暴走魔法の使い手、ニーラ)
皆さんこんにちは、ウィンターです。
引き続き「統率者レジェンズ:バルダーズ・ゲートの戦い」よりデッキ紹介です。
このエキスパンションは特徴的な能力をもつ伝説のクリーチャーが多く、デッキを組みたくなるクリーチャーが多いですね。
今回のジェネラルである《暴走魔法の使い手、ニーラ》も非常にくせの強い能力を持っています。
《暴走魔法の使い手、ニーラ/Neera, Wild Mage》
コスト:4青赤
伝説のクリーチャー — 人間(Human) エルフ(Elf) シャーマン(Shaman)
あなたが呪文を唱えるたび、あなたはそれをオーナーのライブラリーの一番下に置いてもよい。
そうしたなら、土地でないカード1枚が公開されるまで、あなたのライブラリーの一番上から1枚ずつ公開していく。
あなたはそのカードをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
その後、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
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レア
6マナと重量級ですが、1ターンに1回だけ自分が唱えた呪文を別の呪文に変換が出来るクリーチャーです。
この能力はシャッフルを挟まずに処理を行うため、
ジェネラルの効果誘発以前に《渦まく知識/Brainstorm》などで積み込みを行うことが可能です。
手札が整っていれば毎ターン狙った呪文をプレイすることが可能です。
一度場に出てしまえば強力ですが、6マナという重さがネックです。
幸いタフネスが高いので火力による除去には強いですが、最速で場に出したときに効果呪文用のマナを用意しづらい重さです。
このカードを上手く運用するには、誘発の種火になるカードや積み込みカードを事前に用意しつつ
バランスよく当たりを組み込んだ構築を目指す必要があります。
ジェネラル:《暴走魔法の使い手、ニーラ/Neera, Wild Mage》
-クリーチャー12枚-
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《破滅の伝導者/Conduit of Ruin》
《霜のタイタン/Frost Titan》
《業火のタイタン/Inferno Titan》
《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk》
《氾濫の始源体/Diluvian Primordial》
《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》
《核の占い師、ジン=ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》
《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》
《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
-インスタント 24枚-
《渦まく知識/Brainstorm》
《狼狽の嵐/Flusterstorm》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《紅蓮破/Pyroblast》
《棘平原の危険/Spikefield Hazard》-《棘平原の洞窟/Spikefield Cave》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《ジュワー島の撹乱/Jwari Disruption》-《ジュワー島の遺跡/Jwari Ruins》
《応じ返し/Snapback》
《クラッシュ/Crash》
《憤怒の力/Force of Rage》
《激情の後見/Fierce Guardianship》
《シルンディの幻視/Silundi Vision》-《シルンディの島嶼/Silundi Isle》
《雷音/Thunderclap》
《ヴァラクートの覚醒/Valakut Awakening》-《ヴァラクートの石鍛冶場/Valakut Stoneforge》
《謎めいた命令/Cryptic Command》
《意志の力/Force of Will》
《噴出/Gush》
《誤った指図/Misdirection》
《神秘の合流点/Mystic Confluence》
《紅蓮操作/Pyrokinesis》
《崇高な天啓/Sublime Epiphany》
《反転+観点/Invert+Invent》
《運命のきずな/Nexus of Fate》
《マグマ・オパス/Magma Opus》
-ソーサリー17枚-
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《親身の教示者/Personal Tutor》
《思案/Ponder 》
《先触れ/Portent》
《一日のやり直し/Day’s Undoing》
《Timetwister》
《Wheel of Fortune》
《意外な授かり物/Windfall》
《カーンの経時隔離/Karn’s Temporal Sundering》
《精神の願望/Mind’s Desire》
《呪文ねじり/Spelltwine》
《露骨な窃盗/Blatant Thievery》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
《アミナトゥの占い/Aminatou’s Augury》
《魂火の噴火/Soulfire Eruption》
《召し上げ/Expropriate》
《時間の伸長/Time Stretch》
-エンチャント 1枚-
《吹き荒れる潜在能力/Possibility Storm》
-アーティファクト 15枚-
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
《友なる石/Fellwar Stone》
《独創のタリスマン/Talisman of Creativity》
《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《多用途の鍵/Manifold Key》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《巻物棚/Scroll Rack》
-土地 30枚-
《Volcanic Island》
《蒸気孔/Steam Vents》
《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
《硫黄の滝/Sulfur Falls》
《焦熱島嶼域/Fiery Islet》
《統率の塔/Command Tower》
《真鍮の都/City of Brass》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
《ハリマーの深み/Halimar Depths》
《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
《Soldevi Excavations》
《出現領域/Emergence Zone》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
5《島/Island》
3《山/Mountain》
今回は特にジェネラルの能力を意識したとがった構築になっています。
【デッキの使い方】
1.何はともあれジェネラルをキャスト。
2.積み込み呪文でライブラリートップを調整しつつ、火種となるカードで能力起動。
3.超重量級カードで盤面を制圧。
◆何はともあれジェネラルをキャスト。
このデッキはジェネラルへの依存度が特に強いデッキです。
何しろ重量級カードの採用比率が多いので、ジェネラルがいなければただの案山子となってしまいます。
今回のデッキは瞬間的なマナ加速になる《炎の儀式/Rite of Flame》系列のカードではなくアーティファクトによる加速を重視しています。
そのため1回カウンターされたくらいでは出遅れないようにしていますので、とにかくジェネラルをプレイしましょう。
土地として採用されているカードは30枚となっていますが、「ゼンディカーの目覚め」で収録された裏面が土地のカードが4枚採用されています。
これらもマナ基盤として使用してとにかくマナ加速をしていきましょう。
1度マナが伸びれば採用している超重量呪文も使用できる可能性が出てきます。
マナを伸ばすことが勝利につながりやすいデッキであることも覚えておきましょう。
土地基盤で覚えておくことに《イゼットの煮沸場》があります。
《イゼットの煮沸場/Izzet Boilerworks》
土地
イゼットの煮沸場はタップ状態で戦場に出る。
イゼットの煮沸場が戦場に出たとき、あなたがコントロールする土地を1つ、オーナーの手札に戻す。
(T):(青)(赤)を加える。
一般的におかえりランドと言われる土地ですが、このデッキでは意外な輝きを見せます。
よくある使い方としては一度使った《神秘の聖域》の使いまわしです。
《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
土地 — 島(Island)
((T):(青)を加える。)
あなたが他の島(Island)を3つ以上コントロールしていないかぎり、神秘の聖域はタップ状態で戦場に出る。
神秘の聖域がアンタップ状態で戦場に出たとき、あなたの墓地からインスタントかソーサリーであるカード1枚を対象とする。
あなたはそれをあなたのライブラリーの一番上に置いてもよい。
島がそろっていればライブラリートップに積み込みが可能なのでジェネラルと相性抜群です。
おかえりランドで使いまわす場合、土地のプレイ権利を使うので1ターンのラグが出来ますが再度の積み込みが可能です。
おかえりランドのもう一つの使い方として、土地として場に出した「ゼンディカーの目覚め」の両面カードを手札に戻すことです。
ジェネラルの能力誘発に必要な火種の軽量カードがないときに役に立ちます。
火種となるカードが不足してしまったというのはシチュエーションとしてあり得るので覚えておきましょう。
◆積み込み呪文でライブラリートップを調整しつつ、火種となるカードで能力起動。
ジェネラルを場に出すにあたってのお膳立ても重要となります。
《渦まく知識/Brainstorm》
コスト:青
インスタント
カードを3枚引き、その後あなたの手札からカードを2枚、あなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
《思案/Ponder 》
コスト:青
ソーサリー
あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。
その後それらを望む順番で戻す。あなたはライブラリーを切り直してもよい。
カードを1枚引く。
《先触れ/Portent》
コスト:青
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーを上から3枚見て、その後それらを望む順番で戻す。あなたは「そのプレイヤーはライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
次のターンのアップキープの開始時に、カードを1枚引く。
これらの呪文は序盤の動きの安定化から終盤の積み込み要因にいたるまで、ほぼ腐らないカードとして活躍します。
過剰に引き込んでしまった場合はジェネラルの能力の火種にしてしまうことで活用していきましょう。
また《師範の占い独楽》や《巻物棚》も同様の利用が可能です。
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
コスト:1
アーティファクト
(1):あなたのライブラリーのカードを上から3枚見る。
その後それらを望む順番で戻す。
(T):カードを1枚引き、その後師範の占い独楽をオーナーのライブラリーの一番上に置く。
《巻物棚/Scroll Rack》
コスト:2
アーティファクト
(1),(T):あなたの手札のカードを望む枚数だけ裏向きのまま追放する。
あなたのライブラリーのカードを上から同じ枚数だけあなたの手札に加える。
その後、その追放されたカードを見てそれらをあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く。
《師範の占い独楽》はライブラリートップの操作以外にも、いざとなれば自分自身を火種にすることが可能です。
例えば、相手ターンの終了時に《師範の占い独楽》のトップ操作効果を使い、使いたい呪文を山札の上から2番目にします。
その後、《師範の占い独楽》のタップ効果を使用しライブラリートップを《師範の占い独楽》にすることで自分のターンのドローが《師範の占い独楽》になります。
あとはこの《師範の占い独楽》をプレイし、ジェネラルの能力を起動することで積み込んだ呪文のプレイが可能です。
通れはほぼ勝ちとなる呪文が見つかれば、《師範の占い独楽》がなくなってもあまり気にならないので狙っていきましょう。
《巻物棚》はライブラリートップの操作に加えて手札の入れ替えも可能です。
手札に引き込んでしまった重量級カードをデッキに戻すことが出来ます。
ジェネラルが出ていない状況で、いらないカードが多い場合はフェッチランドを活用してライブラリーをシャッフルしてしまいましょう。
またこのデッキにはジェネラルの火種にしやすいピッチスペルも多く採用されています。
マナが全くない状況でもプレイ可能なカードを引くことが出来る可能性は高いので、どんどん起動していきましょう。
◆超重量級カードで盤面を制圧。
ジェネラルが着地したらあとは能力を起動していくだけです。
この部分についてはデッキを組まれる方が自由に差し替えて問題ない部分です。
今回デッキに採用した相性のいいカードをカードタイプごとにピックアップしますが、
どうして相性が良いのかというところも記載しますので、皆さんが構築する際に参考にしていただけますと幸いです。
・クリーチャー
《破滅の伝導者/Conduit of Ruin》
コスト:6
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたはあなたのライブラリーからマナ総量が7以上の無色のクリーチャー・カードを1枚探してもよい。
そうしたなら、それを公開し、その後ライブラリーを切り直し、そのカードをライブラリーの一番上に置く。
各ターン、あなたが最初に唱えるクリーチャー呪文を唱えるためのコストは(2)少なくなる。
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クリーチャー呪文の軽減効果もありますが、主に利用するのは唱えた時の積み込み効果です。
この積み込み能力はジェネラルの能力と同じタイミングで誘発します。
そのため、ジェネラルの能力の上に《破滅の伝導者》の唱えた時能力をスタックすることで、
確実に重量級エルドラージをプレイすることが可能です。
なおこのカード、日本語版ではエラーカードとなっており表記上のカード名が《破滅を導くもの/Ruination Guide》となっています。
多言語を利用するか、日本語を利用する場合は《破滅の伝導者》でカード検索をしましょう。
《船砕きの怪物/Hullbreaker Horror》
コスト:5青青
クリーチャー — クラーケン(Kraken) ホラー(Horror)
瞬速
この呪文は打ち消されない。
あなたが呪文を唱えるたび、以下から最大1つを選ぶ。
・あなたがコントロールしていない呪文1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。
・土地でないパーマネント1つを対象とする。それをオーナーの手札に戻す。
7/8
最近流行りのクラーケンですが、このデッキではその本領を発揮します。
このカードの能力誘発は呪文を唱えたタイミングで発動します。
そのためジェネラルの能力起動の火種とした呪文とジェネラルの効果で唱えた呪文のどちらに対しても能力が誘発します。
デッキの構造上軽量呪文も多いので相性がいいのですが、ジェネラルの効果により能力が倍増して発動します。
ジェネラルと同時に並べるには一苦労必要ですが、そろうと非常に強力なので狙えるタイミングがあればやってみましょう。
・インスタント
《狼狽の嵐/Flusterstorm》
コスト:青
インスタント
インスタントかソーサリーである呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにこれより前に唱えた呪文1つにつきこれを1回コピーする。あなたはそれらのコピーの新しい対象を選んでもよい。)
ストームつきのカウンター呪文です。
レガシーなどでよく使われるカウンターですが、このデッキとは相性が抜群です。
ストームという能力はその呪文を唱えた時に誘発します。
《狼狽の嵐》であれば《狼狽の嵐》本体とストームの能力がスタックに乗り、ストームを解決すると《狼狽の嵐》のコピーがスタックに乗ります。
つまり、呪文本体の状態に問わずストームより生成されたコピーは解決できます。
ジェネラルの効果と組み合わせることで、《狼狽の嵐》本体をジェネラルの効果起動の火種にしつつ、ストームにより生成されたコピーでカウンターが可能です。
またジェネラルの効果で山札の上から唱えられた場合も、効果起動の火種にした呪文によりストーム数を増やすことが出来ます。
《謎めいた命令/Cryptic Command》
コスト:1青青青
インスタント
以下から2つを選ぶ。
・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・パーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
・あなたの対戦相手がコントロールするすべてのクリーチャーをタップする。
・カードを1枚引く。
《神秘の合流点/Mystic Confluence》
コスト:3青青
インスタント
以下から3つを選ぶ。同じモードを2回以上選んでもよい。
・呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(3)を支払わないかぎり、それを打ち消す。
・クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
・カードを1枚引く。
《崇高な天啓/Sublime Epiphany》
コスト:4青青
インスタント
以下から1つ以上を選ぶ。
・呪文1つを対象とし、それを打ち消す。
・起動型か誘発型である能力1つを対象とし、それを打ち消す。
・土地でないパーマネント1つを対象とし、それをオーナーの手札に戻す。
・あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それのコピーであるトークンを1体生成する。
・プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを1枚引く。
どのカウンターも複数のモードを選択可能なカウンターになります。
積み込みが出来ておらず、ひとまずジェネラルの効果を起動するとなった時に、
カウンターをするだけの呪文が出てしまうと対象が不在となり不発となってしまいます。
複数のモードがある呪文であればカウンター以外の選択肢をとることが出来るので腐りづらいです。
コストの重さもジェネラルの効果で唱える分にはタダなので気になりません。
《反転+観点/Invert+Invent》
《Invert/反転》
コスト:(青/赤)
インスタント
クリーチャー最大2体を対象とし、ターン終了時までそれらそれぞれについてパワーとタフネスを入れ替える。
《Invent/観点》
コスト:4青赤
インスタント
あなたのライブラリーからインスタント・カード最大1枚とソーサリー・カード最大1枚を探し、
公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
「ラヴニカのギルド」に収録されている赤青の分割カードです。
《反転》のモードはちょっとしたコンバットトリックが出来ますが、単に1マナのジェネラル効果起動用としても優秀です。
《観点》のモードはインスタントとソーサリーのサーチが可能です。
《渦まく知識》と唱えたいソーサリーを同時に手札に加えることで、確定でジェネラルの効果を利用することが可能です。
他にもピッチスペルとそのコストをサーチすることでカウンターやバウンスとして運用することも可能です。
《反転+観点》自体は少し重いですが、ハマると非常に強力なカードです。
赤青でインスタントやソーサリーに依存するデッキであれば採用圏内となるオススメのカードです。
《マグマ・オパス/Magma Opus》
コスト:6青赤
インスタント
望む数の、クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーを対象とし、4点分をあなたの望むように割り振る。
パーマネント2つを対象とする。マグマ・オパスはその前者群にその割り振ったダメージを与える。その後者群をタップする。
青赤の4/4のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークン1体を生成する。カード2枚を引く。
(青/赤)(青/赤),マグマ・オパスを捨てる:宝物(Treasure)トークン1つを生成する。
スタンダードでも絶賛活躍中のカードですが、影響範囲が広いカードなのでEDHでも活躍します。
このカードのポイントは手札にあっても腐らないということにあります。
ジェネラル自体が6マナと重いので、《マグマ・オパス》を引いてしまったときに一番下の能力で宝物トークンに変換することが出来ます。
墓地にある場合でも、墓地からタダで唱えることができるカードを採用していますので気にせず宝物トークンに変換してしまいましょう。
・ソーサリー
《精神の願望/Mind’s Desire》
コスト:4青青
ソーサリー
あなたのライブラリーを切り直す。あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。
ターン終了時まで、あなたはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。
ストーム(あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンにそれより前に唱えた呪文1つにつきそれを1回コピーする。)
《狼狽の嵐》の項目でも触れましたが、ストームという能力はジェネラルと相性が抜群です。
重量級呪文をジェネラルで唱えていくというコンセプトなので、《精神の願望》そのものの効果とも噛み合います。
何枚か軽量呪文を唱えた後にジェネラルの効果で《精神の願望》が唱えられるととんでもないことになります。
ちなみに《精神の願望》は効果で追放したカードを即座に唱えるのではなく、そのターン中に唱えることが出来る状態にするだけとなります。
相手のターンにジェネラルの効果で《精神の願望》を唱えた場合は、インスタントや瞬速をもつ呪文でないとプレイできないので気を付けましょう。
《アミナトゥの占い/Aminatou’s Augury》
コスト:6青青
ソーサリー
あなたのライブラリーの一番上からカードを8枚追放する。あなたはその中から土地カード1枚を戦場に出してもよい。
ターン終了時まで、土地でないカード・タイプ1つにつき、
あなたはその追放されたカードの中からそのタイプの呪文1つを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
《精神の願望》に近い特性を持つ踏み倒しカードです。
もともとジェネラルの効果で使うための重量級カードが多いので、それを連打出来る可能性があるこのカードも相性が良いです。
単純にカードの枚数が増えますので、積み込みカードで狙いに行くシチュエーションは多いです。
現状の構築ですとそこまでカードタイプが分かれているわけではないですが、このカードに特化した構築にしても面白いかと思います。
《魂火の噴火/Soulfire Eruption》
コスト:6赤赤赤
ソーサリー
望む数の、クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーを対象とする。
それらにつきそれぞれ
「あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する。その後、魂火の噴火はそのパーマネントかプレイヤーに、そのカードのマナ総量に等しい点数のダメージを与える。」
を行う。
次のあなたのターンの終了時まで、あなたはその追放されたカードをプレイしてもよい。
《暁冠の日向/Hinata, Dawn-Crowned》のEDHこらむでも紹介したカードです。
あらためて簡単に説明すると好きな数の対象に対して《うつろう爆発/Erratic Explosion》のようなバーンを行い、
追放したカードを次の自分のターンの終了時までプレイできるようにすることが出来ます。
デッキの構成上Xマナを含まない大型呪文を大量に採用していますので、追放のされ方次第では大火力となります。
小型呪文が出た場合でも、使用可能なターン数が長いのでジェネラルの効果起動用の火種に回しやすいです。
またピッチスペルを条件を満たしていれば使用可能です。
・エンチャント
《吹き荒れる潜在能力/Possibility Storm》
コスト:3赤赤
エンチャント
プレイヤー1人が自分の手札から呪文を1つ唱えるたび、そのプレイヤーはそれを追放し、
その後、自分のライブラリーの一番上から、それと共通のカード・タイプを持つカードを追放するまでカードを追放し続ける。
そのプレイヤーはそのカードをそのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
その後、そのプレイヤーは吹き荒れる潜在能力により追放されたすべてのカードを自分のライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
もともと軽量呪文をジェネラルの効果で大型呪文に変換するというコンセプトのデッキなので、自分がこのカードで困るケースは生まれにくいです。
ジェネラルの能力誘発と同じタイミングで誘発するので、選択することも可能です。
積み込み状況やデッキトップの状況次第でどちらの効果を解決するか選びましょう。
◆終わりに
今回はジェネラルの能力を生かしてとにかく派手な呪文を踏み倒す構築を目指しました。
EDH向けの派手なカードが盛りだくさんで使っていて楽しいデッキだと思います。
何も積み込みせずにガチャ感覚でデッキを使い、今日の運勢を占ってみても面白いかもしれません。
ジェネラルから唱える呪文の選択肢も多いので、興味のある方は自分好みに改造して使ってみてはいかがでしょうか。
記事作成日:2022/08/01