ヴィンテージデッキ紹介その18。
記事作成日:2022/07/06 執筆:加藤英宝
今回は前回お話した通り、
簡単に組めるヴィンテージのデッキを紹介。
以前紹介した親和の2022年更新版だ。
-クリーチャー22枚-
4《メムナイト/Memnite》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4《金属ガエル/Frogmite》
4《滞留者の相棒/Sojourner’s Companion》
3《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
3《金属製の巨像/Metalwork Colossus》
-アーティファクト29枚-
4《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
4《チス=ゴリアの歯/Tooth of Chiss-Goria》
4《チス=ゴリアの鱗/Scale of Chiss-Goria》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《オパールのモックス/Mox Opal》
1《魔力の墓所/Mana Crypt》
1《魔力の櫃/Mana Vault》
1《太陽の指輪/Sol Ring》
1《水蓮の花びら/Lotus Petal》
-土地9枚-
4《教議会の座席/Seat of the Synod》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
1《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
青マナが入っているけれども使い道は特に無いアーティファクト単。
一応Cardshop Serraのデッキ紹介では、
クリーチャーと書いている際にアーティファクトクリーチャーもそのカテゴリに入れているから、
こういうリストになるけれども、
アーティファクト51枚
土地9枚
という表記も出来る。
もうちょっと言うと《トレイリアのアカデミー》以外全部アーティファクトなので、
アーティファクト59枚
それ以外1枚
という言い方も間違いではない。
無理して《トレイリアのアカデミー》入れなくても戦えると言えるなら、
テキトーなアーティファクトランドを1枚追加して、
完全なアーティファクト60枚デッキにするもよし。
そして前回との大きな違いとしては《滞留者の相棒》が挙げられる。
《滞留者の相棒/Sojourner’s Companion》
コスト:7
アーティファクト・クリーチャー — サラマンダー(Salamander)
親和(アーティファクト)
アーティファクト・土地サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:あなたのライブラリーからアーティファクト・土地カード1枚を探し、公開し、あなたの手札に加える。その後、ライブラリーを切り直す。)
4/4
コモン
《マイアの処罰者》の同型であり、アーティファクト・土地サイクリングが追加された。
親和クリーチャーが増えただけでなく、緊急時には青マナにアクセスできるというのは頼もしい。
この構成は手札に土地1枚キープしたら高確率で
「全部出してエンド!」
と言えるデッキ。
時々《金属製の巨像》だけ残る。
《マイアの処罰者》や《滞留者の相棒》が残る時もある。
面白いかどうかで言うと面白い。
ヴィンテージの世界では墓地を使うデッキは多いので、
開き直って
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》を4枚積んだり、
追加で《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》を積むのも1つ。
徹底的に積んでおくとバザーデッキ相手にメインでの勝率を高められる。
次にもうちょっとお金をかけて勝率を上げたデッキをば。
クリーチャー22
4《メムナイト/Memnite》
4《金属ガエル/Frogmite》
4《思考の監視者/Thought Monitor》
4《滞留者の相棒/Sojourner’s Companion》
4《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
2《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
インスタント1
1《精神的つまづき/Mental Misstep》
ソーサリー4
4《物読み/Thoughtcast》
アーティファクト20
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》
4《ミシュラのガラクタ/Mishra’s Bauble》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《オパールのモックス/Mox Opal》
1《魔力の墓所/Mana Crypt》
1《魔力の櫃/Mana Vault》
1《太陽の指輪/Sol Ring》
土地13
4《教議会の座席/Seat of the Synod》
4《島/Island》
4《ウルザの物語/Urza’s Saga》
1《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
パワー9があればありがたいけれども、
無くてもそこそこに戦える。
《意志の力/Force of Will》があればありがたいけれども、
無くてもそこそこに戦える。
《河童の砲手/Kappa Cannoneer》を入れても楽しめる。
《最高工匠卿、ウルザ/Urza, Lord High Artificer》を入れても楽しめる。
作るだけ作って、面白いと思えたら強いカードを買い足してくという方法もある。
例えば、マナをちょっと増やしてから、
《修繕/Tinker》
《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》
を追加して一撃必殺を狙うのも一興。
《修繕》から《河童の砲手》が出てくるだけでも結構強いので、
《修繕》+何かは結構オススメの強化方法。
サイドボードを作るのもさほど難しくなく、
《再建/Rebuild》
《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
《真髄の針/Pithing Needle》
《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
《鋼の妨害/Steel Sabotage》
《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
《青霊破/Blue Elemental Blast》
などから手に入るものを15枚積むくらいにお気軽な感じでスタートしてみても良い。
極端に言ってヴィンテージのデッキは、
・青を困らせる
・墓地活用を困らせる
・アーティファクトを困らせる
をやっておけばだいたい戦えるような環境。
サイドボードに困ったらこういったカードから考えてみると戦いやすい。
ヴィンテージの世界はちょっと・・・と思っている人は多いはず。
けれどもヴィンテージの世界はとても面白い。
長くMTGをやっていくならば、
いつまでも沢山のカードを使い続けられる環境は非常にリーズナブル。
「その条件ならレガシーも一緒じゃん。」
と言われるとその通りなのだが、
レガシーはレガシーの良さが、
ヴィンテージはヴィンテージの良さがある。
個人的には甲乙つけがたいものなので、
どちらも楽しんでいただければと思っている。
こういうデッキから新しい世界を楽しんでもらえたらと思っているので、
興味を持った方は是非ヴィンテージの世界へ!
ではまた。