あむねじあ

2006年明けて1つ目のこらむでございます。
相変わらず思いついたら書く、
リクエストがあれば書くというスタンスのまま、
今年ものんびりと書いていこうと思っています。

ここを読んでくれている皆様、
Amnesia》というカードをご存知でしょうか。
昔のカードが好きな人は結構知っているんじゃないでしょうか。


Amnesia
コスト:3青青青
ソーサリー
対象のプレイヤーは手札を公開し、
全ての土地でないカードを捨てる。
エキスパンション:The Dark
アンコモン
フレーバーテキスト
決して口に出来ないものを見てしまったときは、
いっそ忘れてしまった方が良いことがある。
イラスト:Mark Poole

日本語版のカードは存在しません。
amnesiaは直訳で記憶喪失。
青なのに手札破壊。
過去のデッキには1枚だけデッキに投入されている事も多かったカードです。
The Darkのカードは変わったカードが多いですが、
その中でもとりわけ変なカードです。
決して弱くなく、その色らしからぬ能力。
その年の「変なカード オブ ザ イヤー」受賞カードであろう。

しかし、
変なのは効果よりもむしろその絵。
もうアヤシサが他とは違います。
ハゲたおっさんがよだれを垂らし、
額のあたりにズドンとでかい穴が空いています。

左肩にはこのイラストレーターMark Pooleのサインが、
タトゥー(刺青)のように描いてあり、
首や肩に針が刺してあります。
不気味と言えば不気味。
Amnesia》という馴染みの無い単語では、
感覚的につかめないものの、

「額にズドンとでかい穴」→「記憶喪失」

と言われると、
この絵のセンスがわかります。
Mark Pooleさんはどんな閃きあってこんな絵を描いたんでしょう?
「記憶喪失」という単語や効果だけを教えられ、
この絵を描きあげたというのなら、
Mark Pooleさん天才です。
並の感覚では記憶喪失なんていう単語から、
こんな絵は浮かぶものじゃないと思います。

これを読んでいる方、

「記憶喪失という題材で絵を描いてみろ」

と言われたら、ちょっと難しいと思いませんか?
間違ってもこんな絵を描くことのできる人は、
滅多な事ではいないでしょう。

私的には自分のサインを肩のタトゥーにしたセンスも、
最高に気に入っている部分です。
最近のマジックの絵には「画家の遊びとセンス」を感じさせてくれるものが無く、
こういうところは過去の絵にのみあるものだと思っています。

最近はカードのストーリーに合わせて、
画家さんは絵を”描かされている”と聞きました。
そんな環境で自分の思ったままの絵を描けないのは、
ちょこっと残念な感じがします。
このMark Pooleさん、
ベータから6thまでの《極楽鳥/Birds of Paradise》や、
(下の画像はベータ版のものです。)



ベータから4thまでの《島/Island》の絵を描く画家さんですが、
極楽鳥》と《Amnesia》を描いた人が同じだとは、
とても思えないインパクトです。

「イメージや課題で絵の感じを変えられるのも、画家の実力」

と思わせてくれました。
そういえばPower9の1つ、
Ancestral Recall》もこのMark Pooleさんの絵でした。
どこかでこの《Amnesia》の原画売っていたら、
是非とも買いたい逸品です。
セラの天使/Serra Angel》と違って部屋に飾るタイプの絵という感じがしませんが(笑)
でも、手に入れたら飾ります。
Amnesia》の原画は世界のどこにあるんでしょう・・・?

ではまた。




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