オムナス反省会その6
記事作成日:2022/03/03 執筆:加藤英宝
オムナス反省会、今回のゲストは《Ragavan, Nimble Pilferer/敏捷なこそ泥、ラガバン》。
《敏捷なこそ泥、ラガバン》は2022年1月25日にレガシーで禁止に。

《Ragavan, Nimble Pilferer/敏捷なこそ泥、ラガバン》
コスト:赤
伝説のクリーチャー 猿(Monkey)・海賊(Pirate)
敏捷なこそ泥、ラガバンがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、
宝物(Treasure)トークン1つを生成し、
そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを追放する。
ターン終了時まで、あなたはそのカードを唱えてもよい。
疾駆(1)(赤)(あなたはこの呪文を、これの疾駆コストで唱えてもよい。
そうしたなら、これは速攻を得て、次の終了ステップの開始時に、これを戦場からオーナーの手札に戻す。)
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神話レア
オムナス「やっちまったな、エテ公。」
ラガバン「ウッキー。」
オムナス「書いてある事全部悪いからな。
俺が可愛く見えらぁ。」
ラガバン「どっちもどっちだウッキー。」
オムナス「このエテ公開幕からむかつくなぁ。」
ラガバン「そうじゃなきゃ海賊はやってられないウッキー。」
オムナス「そういやエテ公、海賊だったな。
ライブラリーから問答無用で略奪しまくった結果がコレだしな。」
ラガバン「海賊はナメられるわけには行かないウッキー。
海賊行為しないのに海賊名乗るナメた麦わら帽子よりマシだウッキー。」
オムナス「遠慮ねえな。気持ちはわかるけどよ。
あの漫画で海賊らしい奴ってバギーくらいのもんだよな。」
ラガバン「奪ってこそ海賊だウッキー。」
オムナス「お、なかなかに海賊らしい言葉だ。
口と手癖は悪いが気に入ったぜ、エテ公。
バナナやる。」
ラガバン「ウッキー。」
オムナス「で、まずは禁止理由と行こうぜ。」
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リーグでの高い勝率と大規模トーナメントのメタゲームでの人気に加えて、
《目くらまし/Daze》や《意志の力/Force of Will》のバックアップを受けた序盤の《敏捷なこそ泥、ラガバン》による雪だるま式ゲームの傾向についての議論を耳にしました。
高パワー・レベルで高効率のレガシーのカード・プールによって、
序盤のマナとカードのアドバンテージは他のフォーマットよりもさらにゲームを決めてしまいます。
「青赤デルバー」デッキを弱体化させ、効率よくゲームが決まってしまう前のやり取りをもっと促すため、
《敏捷なこそ泥、ラガバン》はレガシーで禁止となります。
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オムナス「4色の俺みたいな奴はともかくとしてだよ、
1マナだよ1マナ。
こんな生物何処だって駄目だろ。
作る前からわかってんだろレベルのカードじゃねえかよ。
だいたいな、
《ジャッカルの仔/Jackal Pup》ってカード知ってるか?」

《ジャッカルの仔/Jackal Pup》
コスト:赤
クリーチャー ジャッカル(Jackal)
ジャッカルの仔にダメージが与えられるたび、それはあなたにそのダメージに等しい点数のダメージを与える。
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オムナス「これだよ、コレ。
太古の1マナ2/1君はこんなデメリットの生き物だよ。
それでもこの犬、みんな使ってたんだぜ。
1マナ2/1つえええええってな。
白の1マナ2/1と言えば《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》だ。
何の能力もない1マナ2/1のデメリット無し君。
それが赤になったらこの《ジャッカルの仔》で、
『やっぱ赤だとデメリットあるよねー。』
なんて言われたんだぜ。
それが何よ、この猿。」
ラガバン「伝説だからウッキー。」
オムナス「伝説だからってなぁ・・・
いや、俺も伝説なんだがよ。
エテ公さあ、
1マナ2/1で
・条件付きでマナを出す能力がある
・相手のライブラリーを追放可能(状況次第では相手の勝ち手段を完全封殺)
・追放カードをプレイ可能
・疾駆持ち
4つ能力があるようなもんだぞ。
しかも1つもデメリット無しで。」
ラガバン「オムさんも4つ能力持ってるウッキー。」
オムナス「俺は指定コスト4つの生物だからね。」
ラガバン「オムさん、思った以上に乱暴な能力だと思うウッキー。」
オムナス「でもね、俺の能力は土地が無いと、
場に出たら1ドローついてる4/4バニラだよ。
指定4色の4マナ4/4場に出たら1ドローだったら人権無いよ。」
ラガバン「オムさん、そうは言っても記録保持者(レコードホルダー)だウッキー。」
オムナス「そこは言うな、エテ公。
結構気にしてんだ。」
オムナス「あ、そうそう、伝説だからって言ったけどよ、
んじゃ《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda》はどうなんよ。
1マナ2/2、能力なんにも無しだよ。
格差社会にも程がある感じじゃないか?これ。」
ラガバン「《ジャッカルの仔》も《今田家の猟犬、勇丸》も犬だからだウッキー。
犬が霊長類に勝てる道理は無いんだウッキー。」
オムナス「すごい事言いだしたな、おい。
犬猿の仲とはよく言ったもんだな。
エレメンタルは何類になるんだか。」
ラガバン「エレメンタルはアニミズム(精霊信仰)から生まれた存在だから、
犬より遥かに上だウッキー。」
オムナス「・・・何この猿、無駄に頭良いぞ・・・。」
ラガバン「相手のライブラリーぶち抜いて使い倒すのに、
知恵が無いとかありえないウッキー。」
オムナス「いちいち正しいんだけど、
こいつもどっかの鹿野郎と一緒で反省しない系か。」
オムナス「ところでよ、エテ公。」
ラガバン「ウッキー?」
オムナス「お前、飼い主いただろ、飼い主。」
ラガバン「ウッキー。」
オムナス「確かカーリ・ゼヴ。」

《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider》
コスト:1赤
伝説のクリーチャー 人間(Human)・海賊(Pirate)
先制攻撃、威迫
航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴが攻撃するたび、
赤の2/1の伝説の猿(Monkey)クリーチャー・トークンの《ラガバン/Ragavan》1体を生成する。
《ラガバン/Ragavan》はタップ状態で攻撃している状態で戦場に出る。
戦闘終了時に、そのトークンを追放する。
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レア
オムナス「この人な。」
ラガバン「ウッキー。」
オムナス「基本、そのウッキーは『うん』とか『YES』って意味なんだな、語尾以外。
意志の疎通出来てりゃなんでもいいけどよ。」
ラガバン「ウッキー。」
オムナス「で、エテ公。
お前、飼い主より強いじゃねえか。
パワータフネスの問題で飼い主とぶつかり合うと負けるけど、
純粋カードパワーで完全に軍配上がるのお前じゃん。」
ラガバン「人間よりはフットワークが軽いのは当然だウッキー。
文明と道具に頼り、体を鍛える事を怠る奴らに負ける道理は無いウッキー。」
オムナス「いちいち知的な事織り交ぜてくるなぁ、この猿。
でもさ、カーリ・ゼヴのほうで出てくる時は、
全然悪さしないのな。」
ラガバン「飼われている立場では命令に従うだけだウッキー。
カーリ・ゼヴ船長が経営(海賊)の責任負ってて、
自分は仕事(戦闘)して餌をもらう、
サラリーマンみたいな立場だウッキー。」
オムナス「お前・・・本当になんかこう、
猿にしておくのは惜しい何かを持ってやがんな。」
ラガバン「お褒めに預かり光栄ウッキー。」
オムナス「で、この飼い主はペットの猿が禁止になって、
『どうもウチの猿がこの度は迷惑をおかけして・・・。』
とか反省してんの?」
ラガバン「オムさん、海賊が反省するわけ無いウッキー。
賊ってついた生き物に反省なんかあるわけないウッキー。
反省する気が無いから賊やってるんだウッキー。」
オムナス「お、そういやそうか。
お前さんもカーリ・ゼヴもなかなか徹底して海賊してるな。
いいねえ、好きだぜ。
禁止になんてならない能力だけど、
カーリ・ゼヴと対談したくなってくるね。」
ラガバン「ウッキー。」
オムナス「おう、そうだ。
聞き忘れてたぜ。
エテ公、禁止になってどんな気持ちだ?」
ラガバン「禁止くらいでウダウダ言ってたら、
この海賊業界は生きていけないウッキー。
でも《ウルザの物語/Urz’s Saga》放置はいただけないウッキー。」
オムナス「そういやあのカードも禁止になるって噂は多かったな。
なんでか知らんが放置されたな。」
ラガバン「あのカードのほうが使える範囲広くて害悪な一面もあるウッキー。」
オムナス「色的に赤限定のエテ公より範囲は広いよな。」
ラガバン「ま、気にしても始まらないから、
残りは別の世界で暴れられる限り暴れるウッキー。」
オムナス「なかなか前向きなヤツだな、エテ公。」
ラガバン「というわけで前向きに禁止の事なんて忘れて、
飲みに行きたいウッキー。」
オムナス「お、いけるクチか。いいぜそろそろ行こうじゃねえか。」
ラガバン「オムさんのおごりでお願いするウッキー。」
オムナス「おう、生意気な野郎だが、
俺は気に入ったぜエテ公。
今日は俺のおごりだ。」
ラガバン「ウッキー。」
オムナス「んじゃ今日はこのへんでおつかれ!」
ラガバン「おつかれウッキー!」

