オムナス反省会その5
記事作成日:2022/01/03 執筆:加藤英宝
新年一発目はオムナス反省会でスタートです。
Twitter質問箱より、
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オムナス君、クリーチャーゲスト以外で語ってくれたりしませんかね? 記憶の壺の禁止について語ってくれたり…
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船殻破りは今頃、尖閣諸島か… オムナス君に是非とも記憶の壺について語っていただきたいのですが
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複数こんなご意見が。

《記憶の壺/Memory Jar》
コスト:5
アーティファクト
(T),記憶の壺を生け贄に捧げる:各プレイヤーは、自分の手札のカードを裏向きのまま追放し、カードを7枚引く。
次の終了ステップの開始時に、各プレイヤーは自分の手札のカードをすべて捨て、
これにより自分が追放した各カードを自分の手札に戻す。
レア
擬似的《Wheel of Fortune》するアーティファクト。
オムナス君が出るまで、
最速制限記録:45日
というレコードホルダーだった壺。
制限、禁止を食らってから基本的にどこの世界でも禁止か1枚制限。
EDHで使えるがそれほど使用者は多くない。
案外EDHだとバランスがとれていると言えなくもない。
強い事には変わりがない。
というわけで、《記憶の壺/Memory Jar》が今回のゲスト。
オムナス「・・・。」
壺「・・・。」
オムナス「・・・。」
壺「・・・。」
オムナス「・・・。」
壺「・・・。」
オムナス「誰だよ、この企画持ってきた奴。
壺が喋るわけないだろ。
なんだよ、この企画。
俺が一人で壺に向かって喋ってたら危ない人だろうが。
俺はタモさんみたいな名司会でもないんだよ。
タモさんは別格よ。
仮にゲストが壺でも30分喋ると思うよ。
でもね、俺には無理。
壺に向かって、
『最近どう?』
なんて話しかけたとこ想像してみ。
本気で通報されるレベルだろ。
壺に最近どう?もクソもないだろうに。
無機物相手にどう喋れってんだよ。
俺はねせいぜい言っても、
デビューしたての声優が大して売れてないゲームの企画の司会任されて、
緊張してミス連発してる感じのスキルくらいしか持ち合わせてないわけ。
Mステ任されるタモさんとは違うの。
こちとらMステはMステでも、
《精神的つまづき/Mental Misstep》のほうなんだよ。
(英語をカタカナ読みするとメンタル・ミステップで、
略してMステと呼ばれている。)
俺みたいに生まれて即禁止喰らってる奴は最初からつまづいてんだよ。
MTG史上、
「トーナメントトップ環境にいながら、
投げ売りされる神話レア」
なんて俺だけだからね。
これだけつまづいた奴いないからね。
だいたいね、壺相手じゃ話題作りからしてキツいだろうに。
タモさんの奥義も使えないんだよ。
壺に向かって
『髪切った?』
って言えないだろ。
壺に髪なんてあるわけないじゃんか。
せいぜいあるの蓋だろ。
『蓋変えた?』
とかどんな話題性だよ。
わかる?
このタモさんの奥義使えない時点でだめなんだよ。
ゲストはせめて胴体と頭のある奴にしてくれよ。
そもそもの話でな、
壺が喋らないんだから俺の一人トークになるに決まってんじゃねえか。
なに?
《動く秘宝/Animate Artifact》
《銀のゴーレム、カーン/Karn, Silver Golem》
《ティタニアの歌/Titania’s Song》
なんかでクリーチャー化すれば喋るだろうって?
あのな、落ち着け。
クリーチャー化したからって喋るとは一言も書いてないだろ。
結局
俺『髪切った?』
壺『・・・。』
で終わりだよ。
いや、クリーチャー化しても元が壺だから髪あるわけないんだけどさ。
髪がなくてもね、
テフェリーみたいなハゲ相手だったら
『髪切った?』
は言う価値あるよ。
言えるよ。
テフェリーが
『いや、これ剃ってるだけなんで・・・。』
なんて返してくれれば、
そこから話題いけるよ。
でもね、
壺って。
無理だろ。
物言わぬ壺相手に話すとかどんな羞恥プレイ?
そんな恥ずかしい事やれってのか。
こちとら穴があったら入りたい気分なのに、
目の前は穴じゃなくて壺だよ、コンチクショウ。
1ついいか。
質問箱に複数来たからってGOサインじゃねーんだよ。
店主、お前の人気と質問箱なんてのはせいぜい、
『売れないラジオ番組に申し訳程度に来るリスナーのお手紙』
なんだよ。
『ハァーイ、今日のお手紙は、
◯◯県のXXさんからー。
今回2度目の採用ですねー。』
とか言いながら、
実際にはお手紙1通しか来てない様な人気なんだよ。
いいかげんそのへんわかっとけ。
そのとばっちり受けるのが俺なんだよ。
考えろよ。
この記事もラジオも同じだろうが。
相方が壺で番組成立するわけねーだろ。
音や文字だけっていう媒体をもっと考えろ。
映像無いんだからこんなん寒いだけなんだよ。
全く、生まれて即禁止食らって、
『あー、仕事ねえな俺ー。』
って思ってたところにもらった司会役なのに、
会話成り立たない事ばっかじゃんか。
こんな状態で次のゲストに
『明日来てくれるかな?』
『いいともー!』
なんて会話出来るわけねえよ。
他ゲーとコラボしたほうが健全だろ、これ。
ファイナルファンタジー4のゴルベーザでも呼べば、
『明日来てくれるかな?』
『いいですとも!』
くらい言ってくれるよ。
ま、スクエニの偉い人からお怒りのメテオ飛んでくると思うけどさ。
こんなところで喋ってるよりFFやりたくなってきたな、FF。
こんな反省会にもならないオムナス反省会より、
FFやってたほうが有意義な時間過ごせるだろ。
もうね、このタイトルも司会も変えちゃえよ。
なんとなく語呂がいいってだけで
《マローの魔術師モリモ/Molimo, Maro-Sorcerer》を司会に据えよう。
通称:マモさんだ。

んで番組名は
「BANしていいとも」
(BAN=禁止という意味)
とかにすりゃいいだろ。
いや、BANしちゃだめなんだけど。
自分で言っといてだめだな、このタイトル。
『ラガバン禁止してくれるかな?』
『いいともー!』
とか面白そうだと思ったけどダメだな。
禁止カードって笑っていいともなんて言えるネタじゃねえもんな。」
店主「そーですねー。」
オムナス「うるせえ、黙ってろ。
お前、それ言いたいだけだろ。
こちとら壺を目の前にしてお昼休みはウキウキ Watchingする気分じゃねえんだ。
まあ、それでも《記憶の壺》について何も喋らねえのもなんだな。
少しくらい喋っとこうか。
The Top 50 Artifacts of All Timeって知ってるか?
2005年くらいに書かれた記事のタイトルでな、
『2005年までに出たアーティファクトですげえ強いアーティファクトトップ50』
って感じのリストがあったんだよ。
第一位:《Black Lotus》
第二位:《太陽の指輪/Sol Ring》
第三位:《Mox Pearl》《Mox Sapphire》《Mox Jet》《Mox Ruby》《Mox Emerald》
(モックスシリーズ5種は同順位で同扱いで全て三位で扱われた)
で、第四位に《記憶の壺》がランクイン。
この当時の認識で『この壺はアカンやろ。』だったんだろうな。
実際に今、このリスト見たら、
『いやいや、ちょっと順位ズレているのあるでしょ?』
とか
『これ、ランキングから外れて、新カード入ってもいいんじゃない?』
のような意見が飛び交うと思うところだが、
それでも《記憶の壺》はランクインするだろうねえ。
このThe Top 50 Artifacts of All Time 2022年版でもあったら面白いだろうな。
2005年から考えたらもう17年。
これだけの時間のMTGの歴史がどんだけランクインするか、
もしくは評価の変わったカードがどんだけあるか、
こういう考察は中々面白いと思うぜ。
それでも第一位~第三位って動かねえと思うがな。
とは言うものの、
実際にこのカード5マナのアーティファクト、
現在のレガシーくらいだったらあんまり強くないんじゃないかねえ。
《敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer》が幅をきかせ過ぎていて、
(ちょっと前は《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》が。)
5マナのアーティファクトプレイする前に対戦終了な気もする。
いつかどこかで解禁される日もあるかもしんねえな。
とこんな感じで今回はおしまいだ。
次はまともな反省会になってほしいもんだな。」
店主「そーですねー。」
オムナス「もうそれいいから。
次はまともな奴呼んでくれよ。
んじゃあまたな。」

