せらの店主のこれだけは持っとけ!#25(ウルザズ・レガシー編)
記事作成日:2022/03/24 執筆:加藤英宝
今回はウルザズ・レガシー編。
●ウルザズ・レガシー(1999年2月15日発売)
このセットは多くのカードが
・ヴィンテージ用
・EDH用
・サイドボード用
の3つに分かれるような感じ。
・EDH用
《なだれ乗り/Avalanche Riders》
《骨砕き/Bone Shredder》
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》
《大あわての捜索/Frantic Search》
《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《霊体の先達/Karmic Guide》
《記憶の壺/Memory Jar》
《パリンクロン/Palinchron》
《ファイレクシア流再利用/Phyrexian Reclamation》
《怨恨/Rancor》
《発掘/Unearth》
《断絶/Snap》
・ヴィンテージ用
《輪作/Crop Rotation》
《防御の光網/Defense Grid》
《修繕/Tinker》
・サイドボード用
《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
《消去/Erase》
《再建/Rebuild》
・例外的にレガシー用
《ルーンの母/Mother of Runes》
こんなところだろうか。
《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
コスト:赤
クリーチャー ゴブリン(Goblin)・工匠(Artificer)
(T):プレイヤー1人がコントロールするアーティファクト1つと、そのプレイヤーの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。
両方の対象がこの能力の解決時に適正である場合、
そのプレイヤーはそのアーティファクトを生け贄に捧げると同時にそのアーティファクト・カードを戦場に戻す。
1/1
レア
《ゴブリンの溶接工》は時々ヴィンテージでも使われたが、
今はどちらかと言えばEDH用。
《輪作/Crop Rotation》
コスト:緑
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、土地を1つ生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、そのカードを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
コモン
《輪作》はEDHやレガシーでも結構需要がある。
再録されているコモン、アンコモンも多いので、
版にこだわらない場合は再録版でも良いかもしれない。
この中でのイチオシカードは
ヴィンテージ以外で使えないけれども《修繕》がトップ。
《修繕/Tinker》
コスト:2青
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。
その後、ライブラリーを切り直す。
アンコモン
EDHでの使い勝手の良さで言えば《大あわての捜索》がオススメ。
《大あわての捜索/Frantic Search》
コスト:2青
インスタント
カードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。
土地を最大3つまでアンタップする。
コモン
隙の少ないプレイが出来る貴重な1枚。
インスタントでドローエンジンであり、フリースペル。
カードの効果は2枚引いて2枚捨てるなので、
実質1枚の損にはなるのだが、
状況の打開に繋がる可能性や、
他のドロースペルへ繋げる期待は大きい。
店主は青いEDHのデッキを作る際は高確率で採用している。
《記憶の壺/Memory Jar》
コスト:5
アーティファクト
(T),記憶の壺を生け贄に捧げる:
各プレイヤーは、自分の手札のカードを裏向きのまま追放し、カードを7枚引く。
次の終了ステップの開始時に、各プレイヤーは自分の手札のカードをすべて捨て、
これにより自分が追放した各カードを自分の手札に戻す。
レア
《記憶の壺》は発売当初の話題をかっさらっていったカードだが、
今はあまり話題にもならず。
EDHで時たま使われている程度で、
そこまでの大きな活躍はない。
《ゴブリンの溶接工》と組み合わせると強い。
《怨恨/Rancor》
コスト:緑
エンチャント
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは、
+2/+0の修整を受けるとともにトランプルを持つ。
怨恨が戦場からいずれかの墓地に置かれたとき、怨恨をオーナーの手札に戻す。
コモン
《怨恨》はおおむねトランプル付与装置として、
殴り系ジェネラルのお供。
こんなところ。
強カードが多いとされるウルザズ・レガシーだけれども、
もっと強いカードが多く刷られた今、
それほど強いカードが残っていないという印象。
ではまた。