2013GP京都
記事作成日:2013/11/29 執筆:加藤英宝
自分は所用もあって新幹線で先に関西へ。
スタッフは前日に車で京都へ。
-前日-11/21
京都の泊まる予定のホテルでスタッフと合流。
今回のホテルは徒歩で300メートル程度の場所なので、
非常に気楽だ。
ホテルについて運転疲れのスタッフが眠りにつき、
夕方までは部屋で暇つぶし。
夕方には串かつ屋さんへ。
これがこのGP京都の間に食べる、
一番マシな食事になるとは夢にも思わなかった。
Serra「ゆーだい、ダイエットは?」
ゆーだい「明日から。」
Serra「GP横浜でも言ってたよね、それ。」
ゆーだい「気のせいです。」
食べたいだけ食べ、
飲みたいだけ飲み、
あとはホテルに戻って就寝。
-初日-11/22
会場入り。
京都パルスプラザのお隣には、
パルスプラザより大きい京セラのビルが。
京セラとは言うまでもなく、
「カードショップセラ京都支店」
略して京セラである事は言うまでもない。
…だったらいいのに。
朝の8時に会場に行くも、
開場は12時からだからーと、
全てのブース出店者が揃っている状態で、
凄まじい通達をくらう。
一体何のために8時に来たのだろう。
ホテルに帰って寝るわけにも行かず、
12時まで放置プレイを強要される。
一応誤解無いように書いておくと、
この通達をしてきたのは、
主催者(宮本)ではなく、
主催の代行をしている会社の代表。
今回も、
タルモくじという名の未来予知
カラカスくじという名のレジェンド
2代目タルモくじという名のモダンマスターズ
時間操作くじという名のポータル・セカンドエイジ
などを用意。
グランプリの参加費という出費が大きい事もあってか、
GP横浜の時ほどは売れなかったが、
それでも興味を持ってくれるお客様は多かった。
この日は21時に閉場!といきなり通達され、
21時近くに片付けをしていたら、
突然照明を消されるという事態に。
ブースの人たちほとんどまだ片付けしているというのに。
これも主催者(宮本)が悪いわけではないです。
念のため。
それでも片付けをして会場を出て夕食に。
スタッフには少しでもいいものを食べさせてあげたいと思い、
近くにあったしゃぶしゃぶ屋に行ってみた。
が、店員の対応が悪いうえに、
肉の味は論外。
あれで一人5000円とるのかと言いたくなる。
「国産黒毛牛」と書いてあったが、
店員は平気な顔して、
「黒毛和牛」とのたまいよる。
国産牛に期待などしていなかったものの、
あまりに美味しくないのでガッカリした。
知らない人のために書いておくと、
和牛:生まれも育ちも日本の牛。
国産牛:どこかから牛を連れてきて、3ヶ月以上日本で飼育した牛。
なので、根本的に違う生物だと思ったほうがよい。
どうしてか知らないが、
鶏肉や豚肉に「国産」とついた場合は、
生まれも育ちもしっかりと日本。
牛肉だけがこの謎の表記。
知らない人は「国産黒毛牛」と書かれていると騙される人も多いだろう。
詐欺まがいの表記と言ってもいい。
所詮食べ放題のお店に味は期待していなかったが、
ここまでガッカリだと思わず、
スタッフ一同、疲れた顔でしゃぶしゃぶ屋をあとにした。
-2日目-11/23
GP本戦一日目。
今回は578チーム、1734人という参加人数。
最近のGPはほとんど1000人超えの参加人数になり、
マジックプレイヤーが増えているようで、
個人的にもお店としても嬉しい限り。
前回の横浜同様、
多くの方から、
「いつもこらむ見ています!」
「EDHのデッキの参考にしています!」
「○○デッキのファンです!」
といったお声をいただいた。
これも前回同様なのだが、
自分は常々、
「こんなこらむ読んでいる人いるのかなぁ?」
と思いながら書いているので、
こういった言葉をいただける事は、
とても嬉しくもあり、意外でもある。
カードの売れ行きは相変わらずというべきか、
EDHやレガシーのカードがよく売れていく。
お客様のお話を聞いていると、
「EDHがメイン」
「スタンがメインだけど1つはEDHデッキを持つ」
「レガシーメインでEDHも平行してやっている」
と、
多くの方がEDHをプレイしている事がわかる。
EDH布教をしている自分としてはとても嬉しい。
そして多くの方が
「高いカードを4枚買うのはキツいけれど、
1枚ならなんとか。」
という意見。
デュアルランドや《Force of Will》がいい例だろう。
4枚買い揃えようとすると、
どうしても福沢諭吉さんがお財布から旅立ってしまう。
EDHはジェネラル含めて100枚のカードを使うとはいえ、
高額カードだけで埋め尽くすようなデッキはまず無い。
その何枚かだけ高額カードに手を出そうというのは、
みんな同じ気持ちなのだろうなぁと感じた。
とはいえ面白い方ともなると、
「白枠はマナが出ない。」
「白枠は事故る。」
などと言い出して、
β版のデュアルランドや《魔力の櫃/Mana Vault》に手を出す。
この日は23時近くに会場を後にし、くら寿司に行った。
人生初のくら寿司。
そもそも回転寿司に行った事がほとんど無いので、
システムがよくわかっておらず、
うちのスタッフに笑われた。
くら寿司の寿司はドーム型のカプセルのようなものに寿司が入っていて、
それを開けて、中の寿司皿を取り出すようになっている。
このドーム型カプセルをうまく取り外せず、
お皿は流れて行ってしまった。
うちのスタッフはその光景を見て大爆笑。
「こんな面白い光景なかなか無い。」
とまで言われる始末。
また、
くら寿司にはタッチパネルで特定のお寿司を注文出来るシステムがあり、
この特定注文をすると、
普通に流れてくる場所より上に設置されているコンベアに乗って、
注文した席で皿が止まるように出来ている。
これを眺めているのが妙に楽しく、
ずっとこれを眺めていたら、
「寿司が運ばれてくる皿をずっと眺めている様が面白い」
と笑われた。
なお、流れてくる他者の注文の皿を止めようとした。
が、うちのスタッフに
「やっちゃだめ」
と言われてあきらめた。
味はともかく、
回転寿司は面白いという事がわかった。
でも、
なんで回転寿司のメニューにラーメンがあったんだろう。
くら寿司にからホテルに帰った後は、
倒れこむようにベッドに。
-3日目-11/24
GP本戦二日目。
昨日の半分も人がいない。
当然と言えば当然か。
初日抜けしなかった人にとって、
サイドイベントと京都観光だったら、
京都観光のほうが魅力的だろう。
自分が同じ立場だったら間違いなく京都観光である。
と思いつつも、
自分はブースに立っているので、
「京都観光よりブースに来てー」
と願う、難しい立場だ。
このGP京都の1日目と3日目は
Cardshop Serra協賛のサイドイベントトーナメントが開かれていた。
放送が入る時に、
「Cardshop Serra協賛スタンダードトーナメント…」
と言った感じで放送されるのだが、
最初は、
「Cardshop Serra協賛…」
途中で、
「セラ屋協賛…」
セラ屋?!それどこ?!
最後には、
「セラ協賛…」
ついにただのハンドルネームレベルに落ちた。
というか特定個人が協賛しているみたいだ。
ウチのお店は口語的にはセラ屋と呼ばれるのかもしれないけれど、
GPクラスの大会で協賛して呼ばれたい名前じゃないなぁ…。
マジックの世界でHN:Serra(セラ)と名乗っている日本人なんて、
自分くらいしかいないだろうし、
仮に他にいたとしてもCardshop Serraの店主と間違われる事のほうが多いだろうから、
「セラ協賛」でも意味は通じると思うものの、
フルネームをしっかり言って欲しいなぁと思った。
この日は京都の友人とともに焼肉屋さんに。
そしてこの焼肉屋でも「国産黒毛牛」と書いてあり、
やっぱり店員は「黒毛和牛」と言っていた。
国産牛を和牛と言ってしまったら、
偽装表示みたいなものなのだが、
いいのだろうか。
そんな国産牛でも食べるだけ食べ、
ホテルに戻って就寝。
これにてGP京都終了。
最後に。
今回のGPも、
普段は会えない多くのお客様にお会い出来、
とても楽しい時間を過ごす事が出来ました。
12時間以上の立ち仕事は、
慣れない自分にとって、とても重労働ですが、
それを忘れるほどにブースでのお客様とのやりとりは楽しいです。
次はどこでブースが出せるかわかりませんが、
またブースが出せた時はCardshop Serraをよろしくお願いします。
ではまた。