EDHデッキ紹介その153(Chatterfang, Squirrel General/リスの将軍、サワギバ)
記事作成日:2021/11/15 執筆:ウィンター
皆さんこんにちは、ウィンターです。
前回の記事に引き続き執筆させて頂きます。
《輝かしい聖戦士、エーデリン》については反響もあり多くの方に読んでいただけたのかなと感じております。
見て頂いたみなさま、ありがとうございます!
今回はモダンホライゾン2よりこのカードの紹介です。
《リスの将軍、サワギバ/Chatterfang, Squirrel General》
コスト:2緑
伝説のクリーチャー リス(Squirrel) 戦士(Warrior)
森渡り(防御プレイヤーが森(Forest)をコントロールしているかぎり、
このクリーチャーはブロックされない。)
あなたのコントロール下で1つ以上のトークンが生成されるなら、代わりに、
それらのトークンに加えてそれらのトークンの数に等しい数の緑の1/1のリス(Squirrel)・クリーチャー・トークンが生成される。
(黒),リスX体を生け贄に捧げる:
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+X/-Xの修整を受ける。
3/3
神話レア
銀枠を除くMagicの世界に存在する2枚の伝説のリスのうちの1枚です。
何処かの次元/Planeの森に棲むリスの将軍。首につけているネックレスの牙は彼が独力で倒したドレイク達のものです。
リスたちをまとめ上げ自らが将軍となり、住処を襲うドレイク達を追い返しているようです。
ゲーム内では自分のトークン生成に反応して同じ量のリスクリーチャー・トークンを生成し、
部下であるリスを生贄にすることで戦場のクリーチャーに+X/-Xの修整を与えることができます。
トークン生成であれば何でも構わないため、
宝物トークンでも手掛かりトークンでも食物トークンでも反応してリストークンを生成します。
自身の能力で与える修正がタフネスにマイナス修正を与えることができるので、
緊急時には除去としても機能します。
マナコストも2緑と非常に軽く、
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を始めとした1マナのマナクリーチャーから2ターンにプレイ可能です。
モダンホライゾン2はモダン環境に主眼を置いた製品でしたが、
このカードはEDHを強く意識したデザインとなっています。
自身の能力の起動に黒マナを含み黒緑のジェネラルとして使用可能であることからも、
そのことをうかがうことが出来ます。
それではデッキを構築していきましょう。
ジェネラル:《リスの将軍、サワギバ/Chatterfang, Squirrel General》
-クリーチャー22枚-
《東屋のエルフ/Arbor Elf》
《極楽鳥/Birds of Paradise》
《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
《Fyndhorn Elves》
《金のガチョウ/Gilded Goose》
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
《永遠の証人/Eternal Witness》
《残忍な騎士/Murderous Rider》
《再利用の賢者/Reclamation Sage》
《密航者、スライムフット/Slimefoot, the Stowaway》
《悲哀の徘徊者/Woe Strider》
《無慈悲な略奪者/Pitiless Plunderer》
《永久の証人/Timeless Witness》
《秘密を知るもの、トスキ/Toski, Bearer of Secrets》
《深き森の隠遁者/Deep Forest Hermit》
《錯乱した隠遁者/Deranged Hermit》
《若葉のドライアド/Tendershoot Dryad》
《進歩の災い/Bane of Progress》
《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar》
《威厳の魔力/Regal Force》
《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
《終末の祟りの先陣/End-Raze Forerunners》
-インスタント11枚-
《輪作/Crop Rotation》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《夏の帳/Veil of Summer》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《大量の芽吹き/Sprout Swarm》
《新緑の命令/Verdant Command》
《内にいる獣/Beast Within》
《召喚の調べ/Chord of Calling》
《英雄の破滅/Hero’s Downfall》
《ザットの意志/Szat’s Will》
-ソーサリー14枚-
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《悪魔の意図/Diabolic Intent》
《破滅の終焉/Finale of Devastation》
《グール呼びの収穫/Ghoulcaller’s Harvest》
《自然の知識/Nature’s Lore》
《新たな芽吹き/Regrowth》
《帰還の道/Road of Return》
《三顧の礼/Three Visits》
《不気味な教示者/Grim Tutor》
《調和/Harmonize》
《自然の秩序/Natural Order》
《大軍の功績/Triumph of the Hordes》
《巫師の天啓/Shamanic Revelation》
-エンチャント6枚-
《調和の中心/Concordant Crossroads》
《森の知恵/Sylvan Library》
《漸減/Attrition》
《獣使いの昇天/Beastmaster Ascension》
《ドライアドの歌/Song of the Dryads》
《新緑の抱擁/Verdant Embrace》
-アーティファクト11枚-
《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《金属モックス/Chrome Mox》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
《囀り吐き/Chitterspitter》
《旗印/Coat of Arms》
-プレインズウォーカー1枚-
《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》
-土地34枚-
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《Bayou》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
《真鍮の都/City of Brass》
《統率の塔/Command Tower》
《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle》
《お菓子の小屋/Gingerbread Cabin》
《カルニの庭/Khalni Garden》
《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《露天鉱床/Strip Mine》
《群がりの庭/Swarmyard》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《不毛の大地/Wasteland》
《作戦室/War Room》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《森林の墓地/Woodland Cemetery》
《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ/Yavimaya, Cradle of Growth》
4《沼/Swamp》
4《森/Forest》
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今回は《リスの将軍、サワギバ》で生成したトークンを強化して攻めるプランと無限コンボの2プランを用意しました。
【デッキの使い方】
1.2ターン目までにジェネラルを出す。
2.トークン生成カードで大量のリスを展開する。
3.ならべたトークンで圧殺もしくは無限コンボを決める。
◆2ターン目までにジェネラルを出す。
はじめの方にも記載しましたが2緑と非常に軽いジェネラルなので、
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》を始めとした1マナのマナクリーチャーから2ターンまでにプレイ可能です。
キープ基準の一つとして考えましょう。
1マナのマナクリーチャーを複数枚採用していますが、中でもおススメは《金のガチョウ/Gilded Goose》です。
《金のガチョウ/Gilded Goose》
コスト:緑
クリーチャー 鳥(Bird)
飛行
金のガチョウが戦場に出たとき、食物(Food)トークンを1つ生成する。
(それは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
(1)(緑),(T):食物トークンを1つ生成する。
(T),食物1つを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。
0/2
序盤は単にマナクリーチャーとしての運用が可能です。
自身の能力で食物トークンを生成し続けることができるので、ジェネラルの能力とかみ合います。
そのため、後半まで腐りづらい優秀なマナクリーチャーとして活躍します。
◆トークン生成カードで大量のリスを展開する。
《リスの将軍、サワギバ》は単体でトークンを生成することが出来ないので、
追加でトークン生成カードを併用していく必要があります。
緑黒は植物や苗木、蛇やゾンビなど複数トークンを生成しやすいカラーなので、
どんどん展開していきましょう。
使用感がよかったカードは《大量の芽吹き/Sprout Swarm》です。
《大量の芽吹き/Sprout Swarm》
コスト:1緑
インスタント
召集(あなたのクリーチャーが、この呪文を唱える助けとなる。
この呪文を唱えるに際しあなたがタップしたクリーチャー1体で、(1)かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。)
バイバック(3)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(3)を支払ってもよい。
そうした場合、その解決に際し、このカードをあなたの手札に加える。)
緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。
召集とバイバックにより何度も唱えることが可能なトークン生成呪文です。
《リスの将軍、サワギバ》がいる状態であれば苗木に追加してリストークンも生成されるので、
バイバック込みでプレイしても実質3マナで2体のトークンを生成できます。
一度回りだすとすさまじい勢いでトークンを生成していくことが可能です。
◆ならべたトークンで圧殺もしくは無限コンボを決める。
トークンの展開が終わったら並べた生物を強化して押し切りましょう。
緑は《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》を始めとした全体強化が得意なカラーです。
展開したトークンを生かして、全体修正をかけて一気に攻め落としましょう。
また、このデッキにはジェネラルを含めた3枚で成立する無限ライフドレインコンボが搭載されています。
盤面に
・ジェネラル
・《密航者、スライムフット/Slimefoot, the Stowaway》
・《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
をそろえることで成立します。
《密航者、スライムフット/Slimefoot, the Stowaway》
コスト:1黒緑
伝説のクリーチャー ファンガス(Fungus)
あなたがコントロールしている苗木(Saproling)が1体死亡するたび、
密航者、スライムフットは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与え、あなたは1点のライフを得る。
(4):緑の1/1の苗木クリーチャー・トークンを1体生成する。
2/3
《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
コスト:3
アーティファクト
クリーチャー1体を生け贄に捧げる:(◇)(◇)を加える。
手順は以下になります。
手順1:4マナで《密航者、スライムフット》の能力を起動。苗木トークン1体を生成。追加でジェネラルの能力によりリストークンが1体生成される。
手順2:《アシュノッドの供犠台》の能力を起動。生成された苗木トークン1体とリストークン1体を生贄に捧げて4マナを生む。
手順3:《密航者、スライムフット》の能力が苗木が死亡したことで誘発。各対戦相手から1点ずつダメージ。
手順4:手順2で生みだした4マナを使い手順1に戻る。
《密航者、スライムフット》はサーチが非常にしやすいため、《アシュノッドの供犠台》さえあれば成立難易度はそこまで高くありません。
狙えるタイミングであれば積極的に行きましょう。
◆その他
今回のデッキは様々な手段でトークン生成が可能になっています。
例えばフェッチランドを経由して《お菓子の小屋/Gingerbread Cabin》を出すことで食物トークンを生成可能です。
《お菓子の小屋/Gingerbread Cabin》
土地 — 森(Forest)
((T):(緑)を加える。)
あなたが他の森(Forest)を3つ以上コントロールしていないかぎり、
お菓子の小屋はタップ状態で戦場に出る。
お菓子の小屋がアンタップ状態で戦場に出たとき、食物(Food)トークンを1つ生成する。
(それは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」
を持つアーティファクトである。)
またマナはかかりますが《永久の証人/Timeless Witness》でもトークン生成が可能です。
《永久の証人/Timeless Witness》
コスト:2緑緑
クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
永久の証人が戦場に出たとき、あなたの墓地からカード1枚を対象とする。それをあなたの手札に戻す。
永遠(5)(緑)(緑)((5)(緑)(緑),あなたの墓地からこのカードを追放する:
マナ・コストを持たず黒で4/4でゾンビ(Zombie)・人間(Human)・シャーマン(Shaman)であることを除き、
これのコピーであるトークン1体を生成する。永遠はソーサリーとしてのみ行う。)
2/1
永遠能力で生成されるコピーもトークンとして扱います。
ジェネラルの能力を生かしながら墓地回収が可能です。
能力の起動にはマナがかかるので少し重いカードですがチャンスがあれば狙ってみましょう。
【終わりに】
このデッキはトークン生成を中心に、非常に軽いフットワークで動くことが可能です。
そのうえでトークンによる圧殺プランや即死コンボなど攻め方が多様なため、
飽きずに長く使用することが可能です。
更にトークンの生成を行うカードが増えるほど強化されるデッキでもあるので、
持っておく価値は十分にあると思います。
興味のある方は一度試してみてはいかがでしょうか。