茶。
皆様、マジックで一番好きな色ってなんでしょう?
Serraは
「マジックで好きな色は?」
と聞かれて
「茶色。」 (今の印刷だと銀ですが)
と答えるくらいにアーティファクトが大好き。
ホントは「色」じゃないのはわかっていながらも、
この回答をしてしまうアーティファクト好き。
マジックを始めたころ、
カードにレアリティが書いていなかったため、
「おっ、茶色いカードは、どんな色のデッキにも入れられるのだからレアなんだ!」
と信じて疑いませんでした。
《ヨーティアの兵/Yotian Soldier》は最強だと信じていました。
《ぶどう弾カタパルト/Grapeshot Catapult》も最強だと思っていました。
《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》なんて0マナの時点で、
もう最高とか普通に考えていた。
今思えば相当あほ。
その後三ヶ月以内に、
《ヨーティアの兵》と《ぶどう弾カタパルト》が
15枚以上も手に入ったのは言うまでもない。
一番好きなアーティファクトクリーチャーは?
と聞かれたら、
と回答。
《Platinum Angel/白金の天使》
コスト:7
アーティファクト・クリーチャー 天使(Angel)
飛行
あなたはゲームに敗北することはなく、
あなたの対戦相手はゲームに勝利することはない。
4/4
レア
こんなムチャクチャなアーティファクトクリーチャー、
あとにも先にもこれ1枚。
ゲーム内でルールを捻じ曲げちゃっているという言い方さえ出来る、
最高にぶっとんだカード。
マジックからちょっと離れていた人に、
このカードを見せた時、
「こんな乱暴なカードがあっていいわけ?」
とコメントをしていたが、
まさにその通り。
「自分負けない、相手勝てない。」
ものすごく絶対的なカード。
この天使がスタンダードにあったときも、
今後エクステンデッド、ヴィンテージなどで使われるときも、
”このカードを除去する事が出来ないのなら勝てない”
というのをたった1枚で作り上げているのだから、
ムチャクチャなカードと言える。
過去から現在まで、そこまで「勝てない」「負けない」などと書いたカードは無し。
置いたら除去しない限りゲームの進行が止まる(もしくは終わる)カードの中でもとりわけ異質。
これが無かったら《トリスケリオン/Triskelion》が一番好きでした。
あのぽんこつロボットのコミカルな絵からは、
とてもじゃないけど想像つかない強さが魅力的。
単純に一番好きなアーティファクトは?
と聞かれると、
これまたミラディンのカードで、
と回答。
《Mindslaver/精神隷属器》
コスト:6
伝説のアーティファクト
(4),(T),精神隷属器を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。
あなたはそのプレイヤーの次のターンの間、そのプレイヤーをコントロールする。
(あなたはそのプレイヤーが見ることのできるすべてのカードを見て、そのプレイヤーのすべての決定を行う。)
レア
対戦相手をコントロール出来たら・・・なんていつも考えてた。
《Word of Command》じゃ物足りないっていつも思っていた。
マジック始めて何年もそんな事考えてデュエルしていた。
このカードのおかげで、
マジックでやりたかったほぼ全ての夢が叶ったと言っていいほど。
カードデザイナーにこれほど感謝したことは無いくらいすごいカード。
史上最高のカードを出してくれた!
と思ったほど。
能力も文句無しと言っていいほどで、
相手のターンを奪うという事はその次のターンは自分のターンなので、
《Time Walk》も付属してくるようなもの。
コストは合計で10マナでも、
それに見合うこの強さ、
Serraにとっては最高のアーティファクト。
そして、この2つのカード、
上位互換や下位互換カードが出るとは到底思えないカード。
下位互換が出てもどうでもいいのですが、
上位互換なんて作りようがないというか、
作ってくれるとは思えない。
2つともただでさえトーナメントに出てきたカードで、
それなりの活躍をしたカードなので、
上位互換を作る事はちょっと考えられない。
この2つのカードはそういう意味でも、
最高のカードと呼んで差し支えが無い。
個人的な好みとして、
「これ以上強くする事が無いであろう強力カード」
というものがとても好きなこともあり、
この2つは非常に好きな2枚だ。
サーガ時代のアーティファクトもムチャクチャだった事を記憶しているが、
ミラディンブロックは夢が叶った気がして、
本当に嬉しいエキスパンションだった。
《金属ガエル/Frogmite》
《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
この2人も、
「0マナで出てくるかもしれなくて、しっかりパワーがある」
という素晴らしい2人。
装備品という概念も、ファンタジー要素としては悪くはなく、
「強くなったエンチャントクリーチャーなんだ」と解釈出来て面白いものだった。
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》はやりすぎ感が。
ヴィンテージをやらない方にはわかりにくい話題だが、
今(2005年11月)のヴィンテージはミラディンブロックのカードが結構飛び交う環境。
ついこの前までスタンダードで飛び交っていたカードやデッキが、
そのままヴィンテージでも通用しているほどミラディンは変わったブロックだった。
アーティファクトランドはエクステンデッドでも大活躍中。
次にアーティファクト・エキスパンションが出るのはいつになるのか、
ミラディンがスタンダードから消えたばかりとはいえ、
非常に期待している自分。
ただ、アーティファクト・エキスパンションの時代ほど、
スタンダードに禁止カードを生んでいるので、
さすがにこれ以上作ってくれない可能性も否めない。
やっぱり茶色は最強の「色」なのかもしれない。
ではまた。