お泊りまじっく2013夏-前編
記事作成日:2013/08/27 執筆:加藤英宝
お泊りまじっく2013夏。
「アウトドアな季節に、アウトドアな場所に行き、インドアにマジック。」
変わらずのフレーズで毎年開催しているこのイベント。
今回のお泊りまじっくの参加者は定員数ほぼMAX。
去年55人だったものがあまりに多すぎた事もあり、
定員数を45名に。
そしてほぼ恒例行事となった和牛イベントを今年も企画。
今年も和牛、国産豚、国産鶏合わせて16kgのお肉を用意。
ドリンクの飲み放題なども全部合わせて、
参加者にはドラフト等のパック代以外は一括のかたちに変更。
・宿泊費(二泊)
・食費
・ソフトドリンク飲み放題(二泊三日間ずっと)
・お酒飲み放題(夜限定)
・和牛食べ放題(一応なくなるまで)
これで9800円のプランはちょっと他では無いだろう。
普通なら和牛とお酒で一人1万円コースだ。
欠点は2つ。
ここが都内ではない事とエアコンが無い事だけだ。
もっとも都内でこんな事をやろうとしたら、
参加費2万円でも出来ないだろう。
今回はFrom the Vault Jaceと揶揄される
From the Vault Twentyの発売日が重なっているので、
これをEDHシールド戦の優勝者に出す事にした。
他にもEDHをフリープレイした際に、
1位にはCardshop Serraで使える商品券をプレゼントすることに。
パックを賞品にする事も考えたものの、スタッフからの、
「好きなシングル買えたほうが絶対嬉しいはず」
という一言でCardshop Serraの商品券になった。
8月23日(金)
これまた例年のごとく、
車で会場や駅の往復で参加者を会場に送る。
会場入りして真っ先に思った事は、
暑い。
ただでさえ暑さに耐性の無い自分なので、
今年のこの暑さがとにかくきつい。
お泊りまじっくを何年もやっているが、
こんなに暑かった事は今まで無かった。
会場入りした後は、昼食。
スリランカ人の友人が経営しているカレー屋さんに、
カレーを用意してもらった。
日本のカレーとは違った味で自分はとても気に入っている。
ちなみに、このスリランカ人の友人とはそろそろ10年くらいのお付き合い。
食事後はロッジに移動。
EDHやりたい人とドラフトやりたい人に分かれて早速マジック開始。
自分はドラフト卓へ。
全員で何でドラフトをやるか話したところ、
モダンマスターズでやろう!という話になり、
全員が乗ってくれたのでモダンマスターズでドラフト開始。
実はモダンマスターズでドラフトをやるのは、
これが初めて。
今までモダンマスターズでドラフトやりたいと言っても、
「1パックが高すぎてちょっとキツい。」
という人が多く、卓が立たなかった。
確かに、
市場価格ではモダンマスターズ1パック=ドラフト1回分だ。
無理もない。
1パック目、ファーストピックで《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》。
うん、取るしかない。
というより他にあまり取るものも無い。
あまり白の人がいないのか、
《静寂の捕縛/Bound in Silence》
《キスキンの大心臓/Kithkin Greatheart》
などを取りつつ緑の
《放漫トカゲ/Imperiosaur》
を確保。
2パック目、自分のパックは弱いが、
《永遠の証人/Eternal Witness》
《静寂の捕縛/Bound in Silence》
などが流れてきて、白単か白緑に走るの確定。
《放漫トカゲ/Imperiosaur》
をさらに確保。
《木霊の手の内/Kodama’s Reach》
《明日への探索/Search for Tomorrow》
も1枚ずつ。
3パック目、《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》ご登場。
ノータイムでこれ選択。
その後、《ちらつき鬼火/Flickerwisp》が3連続で流れてきた。
もちろん全部取る。
《サリッド/Thallid》の2枚目も確保して、
デッキバランスはかなり良い感じ。
白単でも組めなくもないカードプールだったが、
《放漫トカゲ/Imperiosaur》3枚と《永遠の証人/Eternal Witness》が強いので、
白緑を選択。
1~3マナ圏が充実し、
4マナ圏はトカゲ3匹のみ。
5マナは存在せず、6マナに陽星。
7マナ以上は一切無しという軽いデッキが完成。
《静寂の捕縛/Bound in Silence》3枚もあるので、
除去にも不足は無し。
1戦目:赤単。○☓○
1本目は互いに展開するも《放漫トカゲ/Imperiosaur》と、
《サリッド/Thallid》のトークンで押し切る。
2本目は盛大に土地事故して負ける。
3本目は相手が土地ばかり引いてこちらの勝ち。
一度も《明けの星、陽星/Yosei, the Morning Star》が出る気配がない。
2戦目:赤緑。○○
1本目は《放漫トカゲ/Imperiosaur》を除去されても、
2匹目を出したり、《永遠の証人/Eternal Witness》で回収したりで、
パワーで押し切る。
2本目もほぼ同様。
3戦目:青赤。○○
1本目は《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》と《ちらつき鬼火/Flickerwisp》が、
ぐるぐる回って数で押して勝ち。
終わった時にライフが36になっていた。
2本目は2ターン目に《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron》(通称:待機の精霊)が待機され、
3ターン目に《裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate》が待機される。
が、こっちはスピード勝負のデッキなので、
待機が解ける頃には相手を押し切れる場を作り、
ライフに余裕があるので何も考えずのフルパンチで勝ち。
モダンマスターズのドラフトが終わった後はEDHでご指名いただく。
相変わらずどうしてかわからないが、
ムーミンこと《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》を皆様選択。
この変な生き物と戦いたい人は結構多いらしい。
会う人会う人必ずと言っていいくらい対戦したいと言われている。
自分以外で使う人がいない程、不人気なジェネラルではないはず。
(…と信じたい。)
今回対戦した相手のジェネラルは、
《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》
《巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls 》
《罰する者、ゾーズー/Zo-Zu the Punisher》
の3種。
白、黒、緑の色が見えない。
あざみの人が1ターン目からかなりの展開をして、
2ターン目に《時間のねじれ/Time Warp》まで撃ってきた。
これを自分が《Mana Drain》でカウンターするも、
吸ったマナでやる事が何もないというガッカリ状態。
その後も、
誰かが追加ターンを撃つと誰かがカウンターが飛ぶ恐ろしい場になる。
カウンターされなかった追加ターンは、
自分が撃った《瞬間の味わい/Savor the Moment》。
これではアンタップ・ステップが飛ぶのであまり展開出来ない。
さらに自分は《島/Island》ばっかり引いて全然動けない。
そんな中、ゾーズーと《呪文ショック/Spellshock》が置かれる。
土地が出たら2ダメージ、
呪文を唱えても2ダメージ。
中々に厳しい状況に立たされた。
これ通らなかったらもう負けだなぁと
《呪文ねじり/Spelltwine》を撃つ。
対象はあざみのプレイヤーの墓地にある《時間のねじれ/Time Warp》と、
自分の墓地にある《Timetwister》。
この2枚のおかげで、
手札とターンの両方が手に入り
《神秘の教示者/Mystical Tutor》から《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》超過して、
追加ターンに追加ターンを重ねて、
《精神力/Mind Over Matter》+《寺院の鐘/Temple Bell》を決めて勝ち。
ここのところピンチの回避はだいたい《呪文ねじり/Spelltwine》。
いいところでいい感じに刺さってくれる。
ちなみに終わった時で6ターン目(対戦相手の行ったターン数)。
この日は時間がなく、この1戦だけで終了。
夕食とお風呂の後は宴のお時間。
全員で乾杯をした後は、
商品券のかかったEDHをやる人がほとんど。
お酒がメインの人もいればマジックがメインの人も。
自分は飲み物の用意をしているだけで、
マジックには一切触れない状況。
本当はEDHしたくてたまらないのだが、
どうする事も出来ない。
暑さのせいもあってか、
飲み物と氷がが例年以上の速度で無くなっていく。
去年と同等の量を用意しているにもかかわらず、
飲み物も氷も減りが激しい。
ただ、参加者全員おっそろしくタフネスが高いのか、
誰一人として熱中症等の病院が必要な状況にはならない。
主催としては非常にありがたい。
恥ずかしながらこの日一番最初にダウンしたのは自分だった。
続く。
ではまた。