MTGへんてこデッキ紹介その4。

色々なレギュレーションのあやしいデッキを紹介。
今回のデッキはレガシー。

以前のこらむと同じデッキ(サニーサイドアップ)のレガシーバージョン。
決してこらむの手抜きではないので、誤解しないように。


インスタント
4 《渦まく知識/Brainstorm
4 《信仰の見返り/Faith’s Reward
4 《第二の日の出/Second Sunrise

ソーサリー
1 《蔵の開放/Open the Vaults
2 《作り直し/Reshape
4 《物読み/Thoughtcast
4 《Transmute Artifact

アーティファクト
4 《彩色の宝球/Chromatic Sphere
4 《彩色の星/Chromatic Star
4 《妖術師のガラクタ/Conjurer’s Bauble
4 《睡蓮の花/Lotus Bloom
4 《水蓮の花びら/Lotus Petal
1 《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb
1 《オパールのモックス/Mox Opal

土地
7 《島/Island
1 《幽霊街/Ghost Quarter
3 《古えの居住地/Ancient Den
4 《教議会の座席/Seat of the Synod

サイドボード
4 《防御の光網/Defense Grid
2 《丸砥石/Grindstone
1 《真髄の針/Pithing Needle
1 《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt
4 《絵描きの召使い/Painter’s Servant
3 《残響する真実/Echoing Truth


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デッキの動きの基本部分はモダン版と同じ。
ただし、スピードと安定力が違う。
水蓮の花びら》があるおかげで速度、マナの安定力が確保され、
Transmute Artifact》があるおかげで、《睡蓮の花》を持ってくる事がより簡単になっている。
さらにはアーティファクトランドが使えるので、《物読み》が採用されている。
そして、ドロースペルは《渦まく知識》。
渦まく知識》が4枚使える環境はレガシーだけなので、
(ヴィンテージでは《渦まく知識》は1枚制限カード)
これも当然のごとく採用。

Transmute Artifact》って何?という人も多いかもしれない。
Transmute Artifact》はこんなカード。

Transmute Artifact
コスト:青青
ソーサリー
アーティファクトを1つ生け贄に捧げる。
そうした場合、あなたのライブラリーからアーティファクト・カードを1枚探す。
そのカードの点数で見たマナ・コストが、
生け贄に捧げられたアーティファクトの点数で見たマナ・コスト以下である場合、それを戦場に出す。
そのカードの点数で見たマナ・コストのほうが大きい場合、あなたは(X)を支払ってもよい。
Xはそれらの差である。そうした場合、それを戦場に出す。
そうしない場合、それをオーナーの墓地に置く。その後あなたのライブラリーを切り直す。

アンティキティにのみ存在する、
修繕/Tinker》のもとになったカードであり、
作り直し/Reshape》のもとになったカードでもある。
この《Transmute Artifact》をアーティファクトランドや《彩色の星》を生け贄に捧げて撃ち、
睡蓮の花》を持ってくるのが基本となる。
サイド後はサイドボードカードを持ってくる手段としても優秀。
MTGのカードで
「Search and in play」(◯◯を探して、場に出す)
と書かれているカードはコストはともかく、基本的に弱くない。
コストが安いなら兇悪極まりない。(例:《修繕/Tinker》、《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》)
このカードもそんな1枚。
余談ではあるが、《Transmute Artifact》はEDHでも結構使える1枚。
同エキスパンションに存在する《Su-chi》を生け贄にするだけで、
8マナまでのアーティファクトは持ってくる事が出来る。
1マナ追加すれば《ダークスティールの溶鉱炉/Darksteel Forge》にまで手が届く。
なに?さらにマナを追加すれば、
ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》が出るだって?
このSerraの店主ともあろうものが、
あんな生き物を使うわけがない。

さて、話はこのデッキの話題に戻そう。
サイド後は《防御の光網》でカウンターをある程度防ぐ。
絵描きの召使い》+《丸砥石》で一瞬で相手のライブラリーアウトも狙えるが、
レガシーにはスニークショーと呼ばれる、
引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》が入っているデッキがあり、
これ相手には全く通用しない。
このスニークショーのデッキはエムラクールが4枚投入されている事は当たり前で、
ライブラリーを削ったところでエムラクールがお目見えしてしまうため、
ライブラリーを削る事はまず不可能と言ってもいい。
相手がスニークショーの時以外であれば狙えるコンボ。
残響する真実》は《虚空の力線/Leyline of the Void》や《安らかなる眠り/Rest in Peace》対策。
張られて剥がせない場合は確実に負ける。

また、《Transmute Artifact》で持ってくるという前提があるため、
真髄の針》や《トーモッドの墓所》を1枚におさえている。
やろうと思えば墓地から回収して再度プレイする事も可能。

だいたいの動きはモダン版と変化がないが、
環境は全然違うので、戦い方にも注意が必要となる。
まず、何はともあれ、
レガシーと言えば兇悪カウンター呪文の《Force of Will》が飛んでくる。
1発目の《第二の日の出》(もしくは《信仰の見返り》)がカウンターされるだけでも痛い。
マナが0の時に飛んでくる《目くらまし/Daze》も警戒しなければならない。

弱点ばかりというわけではない。
水蓮の花びら》のおかげでこちらの速度も上がる。
引いたら即出して、即マナが出せる《水蓮の花びら》は、
1マナしか出ないとはいえ、《睡蓮の花》と違って非常に使いやすい。
睡蓮の花》は引いてしまったら待機するか、手札で握って諦めるか、《渦まく知識》で戻すかの3択。
水蓮の花びら》はすぐ出して、すぐ使って、《第二の日の出》ですぐ戻ってくるので、
速度とマナの両方が安定する。
とはいえ、
レガシーはモダン以上に墓地には敏感なレギュレーション。
多くの人がなんらかの墓地対策をしてくる。
墓地対策をするカードはモダンと変わらないカードばかりだが、
それをサイドボードに入れている人の数は多いため、
このデッキが勝ち上がるには少々厳しいだろう。
それでも地雷デッキとして、
こういったデッキはとても面白い。
なによりデッキの総合計価格がそれほど大した事がないので、
気楽に組めるのが魅力的。
デュアルランドもいらなければ、
Force of Will》や《精神を刻む者、ジェイス》のような高額カードもいらない。
お財布に優しいデッキである。
デッキパーツも偏っているため、
他のレガシーデッキを持っているプレイヤーでも、
2つ目、3つ目のデッキとして構築する事も難しくない。

レガシーの大会にこのデッキを持ち込むのも一興。
案外と勝ち上がれる可能性はある。
もっとも、地雷感は否めないが。

ではまた。



記事作成日:2013/02/25