紅蓮地獄と紅蓮破


先日、
このこらむでも何度か登場している、
歩く翻訳こんにゃく、ゆーだいとお酒を飲みに行った。

彼は珍しく飲み過ぎてしまった。
居酒屋を出た後、ラーメン屋さんに入ったはいいが、
会話がまともに出来ないほどのべろんべろん。

Serra「よし、EDHしようか。」
ゆーだい「デッキがないよ。」
Serra「そうだな。先攻を決めよう。」
ゆーだい「ああ。」
デッキがないと言っているのに、この会話。
じゃんけんぽん。
Serra負けた。
Serra「先攻どうぞー。」
ゆーだい「ああ…うん…
 …えっと…
 《Mana Crypt》…《太陽の指輪/Sol Ring》…
 …《》…《Wheel of Fortune》撃ってエンド。」
Serra「そうかそうか。
 じゃあ、こちらは、《教議会の座席/Seat of Synod》置いて、
 《オパールのモックス/Mox Opal》置いて、《Mana Crypt》置いて、
 《吠えたける鉱山/Howling Mine》とムーミン(《三日月の神》)置いて終わり。」

1分沈黙するゆーだい。

Serra「寝てる?」
ゆーだい「オキテル、オキテル。ダイジョブ、ダイジョブ。」
絶対大丈夫じゃない気がする。
Serra「2ターン目だよ、2ターン目。」
ゆーだい「ああ、うん。
 …《納墓/Entomb》!」
Serra「どっから黒マナ出した?(笑)」
ゆーだい「ああ、その…えっと…《水蓮の花びら/Lotus Petal》。」
Serra「おーけー、おーけー。」
ゆーだい「《世界喰らいのドラゴン》墓地に置いて、
 《》置いて《ネクロマンシー》。」
Serra「そうかそうか、《Force of Will》、《Force of Will》。」
ゆーだい「パイロクラズム!!」(《紅蓮地獄/Pyroclasm》)
Serra「ぱ、ぱいろくらずむ?」
ゆーだい「…うん…《紅蓮地獄/Pyroclasm》。」
Serra「えっと…それ、《紅蓮破/Pyroblast》?」
ゆーだい「そう、パイロクラズム!!」
何が何でも《紅蓮地獄/Pyroclasm》らしい。
撃ちたくてたまらないらしい。
Serra「《Force of Will》に対応して撃つのは出来ないぞ。」
ゆーだい「《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》を手札から取り除いて赤マナ出します。」
どうやら赤マナが足りないと思っているらしい。
明らかに会話のキャッチボールが出来ていない。
Serra「わかったわかった。パイロクラズム撃とうな。
 全部のクリーチャーに2ダメージな。」
ゆーだい「…うん。」
Serra「ムーミンはタフネス3だから死なないよ。」
ゆーだい「…うん。」

どちらも比較的わかりやすいカードなので、
知っている人も多いと思うが、
紅蓮地獄/Pyroclasm》は
コスト:1赤
ソーサリー
全てのクリーチャーに2点ダメージを与える。
カタカナ発音でパイロクラズム。

紅蓮破/Pyroblast
コスト:赤
インスタント
以下の2つから1つを選ぶ。
「呪文1つを対象とし、その色が青である場合、それを打ち消す。」
「パーマネント1つを対象とし、その色が青である場合、それを破壊する。」
カタカナ発音でパイロブラスト。

ちなみに、この会話中も、
Serraはチャーシューメンを食べているが、
ゆーだいは壁にもたれかかって、
視線は何処とも知れぬ方向に向いている。
端的に言うと、
ゆーだいのラーメンもゆーだいものびている。

そして、この2ターン目の会話の途中で、
ゆーだいはトイレに行った。
15分帰って来なかった。
もちろんラーメンはのびている。
帰ってきたゆーだいものびている。

Serra「おかえり。まだゆーだいのターン。」
ゆーだい「…すんません、もうラーメン食べられません。」
見事なくらいに会話のキャッチボールが出来ていない。
Serra「わかったわかった。出ようか。」

ラーメン屋さんを出て、タクシーを拾うために駅まで歩いた。
もちろん彼はまっすぐ歩けなかった。
駅では、タクシー待ちの人が列を作っていた。
そんな中、一人ジョジョ立ちをしているゆーだい。
(※ジョジョ立ちがわからない人はネットで調べよう。)

Serra「タクシーつかまえてくるから、
 ちょっと待ってて。」
タクシー乗り場からちょっと離れたところで、
タクシーが偶然止まってくれて、
無事に帰宅。

家に帰るとゆーだいからメールが。

件名:記憶が覚めないうちに
内容:今日はありがとうございました。

記憶が…覚めないうちに??
言いたい事はなんとなくわかるが、
やっぱりどこか酔っ払っているようだ。

この面白い酔っ払った翻訳こんにゃくとは、
何年か前のお泊りまじっくで出会ってからの友人。
飲んでこうなった部分だけ聞くと、
とてもしょーもない男に見えるが、
海外旅行やSethに会った際の通訳など、
活躍の場の多い、有能な男である。
ただし、地図やナビを見ながらでも迷う事の出来る方向音痴でもある。

この友人と出会えた事も、
マジックに感謝する事柄の1つ。
人間、どこでこんな偶然に出会えるかわからない。
それが楽しく、そして嬉しくもあり、
お泊りまじっくは今後も続けたい。
そしてこういう時も思い直す。
マジックは素晴らしい。

ではまた。



記事作成日:2012/12/24



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