オールドスクールデッキ紹介(青単)
記事作成日:2021/07/19 執筆:加藤英宝
前回に引き続き、オールドスクールサンプルデッキ単色編。
最後の青単。
青茶単なら以前に店主が作ったデッキがある。
参考こらむ:オールドスクールデッキ紹介その9(店主のデッキ)
あれは青単と言えば青単だけれども、
ああいうものではない青単と言ったら、マーフォーク?
マーフォークも以前に一度構築してるので、
これもちょっと除外して考えてみる。
青単思ったよりも無茶っぽいなぁ。
とりあえずこんな構築を提案してみよう。
-クリーチャー2枚-
2《マハモティ・ジン/Mahamoti Djinn》
-インスタント23枚-
4《対抗呪文/Counterspell》
4《魔力消沈/Power Sink》
4《霊魂放逐/Remove Soul》
4《魔力の乱れ/Force Spike》
1《マナ吸収/Mana Drain》
2《送還/Unsummon》
3《ブーメラン/Boomerang》
1《Ancestral Recall》
-ソーサリー2枚-
1《Braingeyser》
1《回想/Recall》
-エンチャント3枚-
3《支配魔法/Control Magic》
-アーティファクト6枚-
4《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》
1《Black Lotus》
1《Mox Sapphire》
-土地24枚-
15《島/Island》
4《露天鉱床/Strip Mine》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
1《イス卿の迷路/Maze of Ith》
-サイドボード15枚-
4《青霊破/Blue Elemental Blast》
3《魔力流出/Energy Flux》
1《ブーメラン/Boomerang》
1《ハーキルの召還術/Hurkyl’s Recall》
1《送還/Unsummon》
1《破裂の王笏/Disrupting Scepter》
1《Amnesia》
1《支配魔法/Control Magic》
2《Acid Rain》
リストを作っておいて言うのもなんだけれども、
これあんまり強くないかもしれない。
気がつく人は気がついたはず。
大昔に流行ったデッキ、
「ユーロ・ブルー」
というデッキのオールドスクール版。
ユーロ・ブルーとは、
大昔のスタンダードにあったデッキで、
特に極まったデッキについてはフィニッシャーが
《虹のイフリート/Rainbow Efreet》
《隠れ石/Stalking Stones》
のみというデッキ。
店主はもっと極まったものを一度作った事があり、
フィニッシャーは《虹のイフリート》2枚のみ。
これで渋谷の大会に出て準優勝くらいまでした事がある。
赤単相手に負けてしまったのだが、
観戦者数人から
「こんなにプレイングの上手い人は見た事がない。
自分はこのデッキを使いこなす事は出来ないと思う。」
というお褒めの言葉が何よりも嬉しかった。
そんなユーロ・ブルーのオールドスクール版を仮組みしてみたものの、
これは結構キツいと思われる。
理由は単純でユーロ・ブルーのあったスタンダードと、
オールドスクールではメタ環境が違うから。
あと、使えるカードの差もちょっと大きい。
全く戦えないわけでもないが、
結構ギリギリなデッキ。
いくつもの弱点を持っているので、
強いデッキの一角にはなりにくい。
ただ、全くダメなんて事は無い。
ユーロ・ブルーとの大きな差は当然の事ながら、
《ミシュラの工廠》
《露天鉱床》
の存在。
もちろん相手も使ってくるカードの筆頭ではあるものの、
単色以外で両方4枚はデッキバランスを崩しやすい。
この点で単色は両方4枚でもなんとかなりやすいので、
このデッキは決して弱い部類にはならない。
実際のところ強くしたいなら、
白を足してThe Deckのような柔軟性を持たせるほうが強い。
ただし当たり前の話、
《Tundra》を足す事になるので高額になる。
もし青単のままでパワー9を抜いて作るなら、
《Ancestral Recall》
《Black Lotus》
《Mox Sapphire》
《マナ吸収/Mana Drain》
の4枚を抜いて、
《呪文破/Spell Blast》
《太陽の指輪/Sol Ring》
あたりかサイドボードから数枚をメイン採用。
1枚くらいなら《緊急阻止/Flash Counter》もアリ。
《ネビニラルの円盤》で流れてしまうけれども、
《ジェイムデー秘本/Jayemdae Tome》も決してダメではない。
あとはフィニッシャー増やしで、
《大気の精霊/Air Elemental》
を入れるのも1つ。
以上、各色の単色オールドスクールサンプルデッキ。
個人的に使ってみて!と思うのは実はこの最後の青単。
ライフ1からひっくり返せた時が最高。
簡単さとシンプルな強さでは黒単、白単が一押し。
特に黒単は多くのバージョンに変えられる点を含めて飽きが来ない。
そして安く組める点においても他のデッキより頭1つ上。
ただ、よく見てみると、
この青単も実は相当安い。
《Black Lotus》や《Mox Sapphire》など無理して入れる必要無し。
重要なものはカウンターと《ネビニラルの円盤》なのでお手軽に組めるデッキ。
今回の記事を書くに当たって、
この青単だけは実際に組んでテストプレイまでした。
この構築時はパワー9は無し、《マナ吸収》は採用。
これで結構回るデッキだったので、
もし興味があったら是非遊んでみてほしい。
ではまた。