オールドスクールデッキ紹介(白単)
記事作成日:2021/07/08 執筆:加藤英宝
前回に引き続き、オールドスクールサンプルデッキ単色編。
今回は白単。
白単は難しい。
というのもデッキの構築上であるカードが引っかかるから。
あるカードとは《十字軍/Crusade》のこと。
人種差別やら宗教上の問題でアメリカのショップでは取り扱いがほぼ無くなり、
「じゃあこれ禁止なの?」
と言われても、個人的にも答えられない。
オールドスクールは準公式くらいの立ち位置で、
地方や大会主催者によって使えるカードも少し違う。
違う例としては
・CE、IEも使ってOKだったりダメだったり。
・一部制限カードに違いがある場合アリ。
ただ、おおむねオールドスクールのルールと言えば、
・使えるセット
基本セット:β版に準ずる。
エキスパンション:アラビアンナイト、アンティキティ、レジェンド、
ザ・ダーク、フォールン・エンパイア。
・上記セットの再録版が使用可能。
条件として、
1:絵柄が一緒である事。
2:FOILや新枠は全て認めない。
3:1の条件の例外としてRevisedの
《セレンディブのイフリート/Serendib Efreet》
《Plateau》はOKとする。
4:コレクターズ・エディション、インターナショナル・エディションもOK
・一部の1枚制限カードが存在する。
(ここがだいたい肝になるところだが、
おおむね日本ではチャネル・ファイアボール・ルールが定着している。)
だいたい簡潔に書くとこんな感じだ。
準公式くらいの立ち位置かつ、
人種差別について大きく気にする事の無い日本国という事もあり、
《十字軍》に目くじらを立てずに使用可能と見ていただきたい。
どうしても気になるという人は別でお問い合わせを。
-クリーチャー19枚-
4《アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers》
4《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》
4《白騎士/White Knight》
4《Order of Leitbur》
2《Preacher》
1《King Suleiman》
-インスタント7枚-
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3《解呪/Disenchant》
-ソーサリー4枚-
4《ハルマゲドン/Armageddon》
-エンチャント4枚-
4《十字軍/Crusade》
-アーティファクト6枚-
1《Mox Pearl》
1《Black Lotus》
4《黒の万力/Black Vise》
-土地20枚-
1《Karakas》
19《平地/Plains》
サイドボード
1《King Suleiman》
1《解呪/Disenchant》
2《赤の防御円/Circle of Protection: Red》
2《黒の防御円/Circle of Protection: Black》
1《神の怒り/Wrath of God》
2《冬の宝珠/Winter Orb》
2《悔悟せる鍛冶屋/Repentant Blacksmith》
1《Preacher》
1《イス卿の迷路/Maze of Ith》
2《Aeolipile》
何も考えるな!破壊こそ白だ!
軽量クリーチャー置いて、
相手のクリーチャーを《剣を鍬に》で消し飛ばし、
あとはゲドンだ!いいからゲドンだ!
(ゲドン:《ハルマゲドン》の略称)
ゲドンさえ通れば相手は動けなくなり、
そこを軽量クリーチャーと《黒の万力》で締め上げればOK!
《島/Island》が2枚あったらゲドンを撃て!
モックスは見たら《解呪》しても構わん!
相手が土地事故になればどうにかなるはずだ!
こっちは《平地》が1~2枚あればいいんだ!
《黒の万力》が効きにくいなあと思う時はサイドにある、
1《King Suleiman》
2《悔悟せる鍛冶屋/Repentant Blacksmith》
1《Preacher》
あたりを採用すればOK。
持っている人は《Thunder Spirit》も良い。
《太陽の指輪/Sol Ring》は採用してもいいのだけれども、
コストに白白が多いので見送り。
だいたいの場合で《ハルマゲドン》時以外に不要。
このデッキも高いぞ、もっとシンプルで安いのを!
という場合のデッキはこちら。
-クリーチャー16枚-
4《アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers》
4《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》
4《白騎士/White Knight》
4《Order of Leitbur》
-インスタント7枚-
4《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
3《解呪/Disenchant》
-ソーサリー4枚-
4《ハルマゲドン/Armageddon》
-エンチャント4枚-
4《十字軍/Crusade》
-アーティファクト8枚-
1《太陽の指輪/Sol Ring》
3《Aeolipile》
4《黒の万力/Black Vise》
-土地21枚-
1《トロウケアの廃墟/Ruins of Trokair》
20《平地/Plains》
好みは多少あるけれども、
《露天鉱床/Strip Mine》まで突っ込むのも1つ。
どうせ《ハルマゲドン》で流すんでしょ?
と思う人もいるだろうけれども、
案外とそうでもない。
例えば、相手が《島》を2枚立てている状況だったら、
1枚を《露天鉱床》で破壊して、
《ハルマゲドン》を通す、といったプレイもありえる。
《ハルマゲドン》後の更地の状態に対しても、
相手をさらに土地事故で困らせる手段にもなり得る。
この構成を考える際には、
《平地》約20枚+《露天鉱床》4枚
という構成を目安に。
お次は黒単。
ではまた。