EDHデッキ紹介その147(Dargo, the Shipwrecker/船壊し、ダーゴ)
記事作成日:2021/04/28 執筆:加藤英宝
今回紹介するEDHデッキは、
2021年に一番最初に作ったデッキ。
《船壊し、ダーゴ/Dargo, the Shipwrecker》と、
《三度の再誕、ジェスカ/Jeska, Thrice Reborn》。
共闘持ちなのでこの2つ。
《船壊し、ダーゴ/Dargo, the Shipwrecker》
コスト:6赤
伝説のクリーチャー 巨人(Giant) 海賊(Pirate)
この呪文を唱えるための追加コストとして、
あなたは望む数の、
アーティファクトやクリーチャーを生け贄に捧げてもよい。
この呪文を唱えるためのコストは、
これにより生け贄に捧げたパーマネント1つにつき(2)少なくなり、
他の、あなたがこのターンに生け贄に捧げたアーティファクトやクリーチャー1つについても(2)少なくなる。
トランプル
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
7/5
アンコモン
《三度の再誕、ジェスカ/Jeska, Thrice Reborn》
コスト:2赤
伝説のプレインズウォーカー ジェスカ(Jeska)
三度の再誕、ジェスカは、
このゲームであなたが統率領域から統率者を唱えた回数1回につき忠誠(loyalty)カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。
[0]:クリーチャー1体を対象とする。
あなたの次のターンまで、
そのクリーチャーがあなたの対戦相手1人に戦闘ダメージを与えるなら、
代わりに、
それはそのプレイヤーにその3倍のダメージを与える。
[-X]:クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤー合わせて最大3つを対象とする。
三度の再誕、ジェスカはそれらにそれぞれX点のダメージを与える。
三度の再誕、ジェスカは統率者として使用できる。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
初期忠誠度:0
神話レア
メインジェネラルはダーゴちゃん。
7マナ7/5トランプルと平凡なスペックに見えるが、
唱えるターンにアーティファクトかクリーチャーを生贄に捧げた数1つにつきコストが2下がる。
また、唱えるに際しアーティファクトやクリーチャーを生贄に捧げられるので、
見た目以上に素早く出すことが出来る。
さらにパワー7でトランプル持ちのため、
ジェネラルダメージ21点を狙いやすい。
相方、カマールの妹でもあるジェスカさんは、
ダーゴちゃんと相性が良い。
0能力でダーゴちゃんのダメージを3倍にすると、
ブロッカーのいない対戦相手は一発で沈む。
デッキは以下。
ジェネラル:《船壊し、ダーゴ/Dargo, the Shipwrecker》
ジェネラル:《三度の再誕、ジェスカ/Jeska, Thrice Reborn》
-クリーチャー12枚-
《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
《鋳造所の検査官/Foundry Inspector》
《ゴブリンの技師/Goblin Engineer》
《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
《不遜な歓楽者/Irreverent Revelers》
《ガラクタ潜り/Junk Diver》
《燃えさし爪の使い魔、ケディス/Kediss, Emberclaw Familiar》
《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》
《躁の蛮人/Manic Vandal》
《マイアの回収者/Myr Retriever》
《熱足ナメクジ/Thermopod》
《作業場の助手/Workshop Assistant》
-ソーサリー6枚-
《ギャンブル/Gamble》
《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
《財宝発掘/Trash for Treasure》
《Wheel of Fortune》
《災難の輪/Wheel of Misfortune》
《燎原の火/Wildfire》
-アーティファクト48枚-
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《アーカムの天測儀/Arcum’s Astrolabe》
《アシュノッドの供犠台/Ashnod’s Altar》
《彩色の宝球/Chromatic Sphere》
《彩色の星/Chromatic Star》
《金属モックス/Chrome Mox》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《妖術師のガラクタ/Conjurer’s Bauble》
《友なる石/Fellwar Stone》
《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《覚醒の兜/Helm of Awakening》
《胆液の水源/Ichor Wellspring》
《発火器具/Implement of Combustion》
《Jeweled Amulet》
《宝石の睡蓮/Jeweled Lotus》
《クラーク族の鉄工所/Krark-Clan Ironworks》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《多用途の鍵/Manifold Key》
《記憶の壺/Memory Jar》
《ミシュラのガラクタ/Mishra’s Bauble》
《モックス・アンバー/Mox Amber》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring》
《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb》
《ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》
《改良式鋳造所/Retrofitter Foundry》
《回収基地/Salvaging Station》
《屑鉄さらい/Scrap Trawler》
《霊気装置の設計図/Servo Schematic》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
《落とし子の穴/Spawning Pit》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
《テラリオン/Terrarion》
《交易所/Trading Post》
《ウギンのきずな/Ugin’s Nexus》
《ウルザのガラクタ/Urza’s Bauble》
《通電式キー/Voltaic Key》
-プレインズウォーカー1枚-
《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》
-土地31枚-
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《眷者の居留地/Bonders’ Enclave》
《埋没した廃墟/Buried Ruin》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
《大焼炉/Great Furnace》
《Mishra’s Workshop》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《ならず者の道/Rogue’s Passage》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
17《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
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理想的な動きとしては、
マナファクトで加速や生え贄を行い、
1ターン目にダーゴを着地。
2ターン目にジェスカを着地させ、
ジェスカの+0能力で21点パンチ。
次ターンもブロッカーの無い人から順番に力押し。
コンボっぽいジェネラル、青い人から順番に1人ずつ。
もっともなんだかんだで除去されてしまうので、
この戦い方だけだと息切れも激しい。
ところが、
このダーゴちゃんとジェスカさんでコンボまで可能。
《ファイレクシアの供犠台》と組み合わせる。
《ファイレクシアの供犠台/Phyrexian Altar》
コスト:3
アーティファクト
クリーチャー1体を生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。
アンコモン
まずはアーティファクトやクリーチャーを3つ以上生贄に捧げ、
《船壊し、ダーゴ》を赤マナ1つで唱える。
次に《ファイレクシアの供犠台》で《船壊し、ダーゴ》を生け贄に捧げる。
これにより得た赤マナで、
ジェネラル領域に置かれた《船壊し、ダーゴ》を再度唱える。
ダーゴちゃんが赤マナ1つだけで出たターンに限り、
《ファイレクシアの供犠台》でダーゴちゃん生贄で赤マナが出るので、
ダーゴちゃんの能力である、
「あなたがこのターンに生け贄に捧げたアーティファクトや
クリーチャー1つについても(2)少なくなる。」
と、
「ジェネラルを再度唱える際に2マナ追加される。」
のルールは相殺されるので、
ダーゴちゃんは赤マナ1つで何度も唱え続ける事が可能。
このループをざっと1億回行い、
その後《三度の再誕、ジェスカ》を唱える。
すると忠誠カウンターが、
「ジェスカを唱えた回数+ダーゴを唱えた回数の合計」
で出るので、
ジェスカの-X能力で対戦相手3人を瞬殺。
「1億回ダーゴ出し直しします!その後ジェスカ出します!
-1億で3人に1億点ダメージ!」
と、珍しい事ができる。
殴り倒すジェネラルでありながら、
コンボも不可能ではないという面白いやり方。
ちなみに《ファイレクシアの供犠台》の代わりに
《熱足ナメクジ》でも同じコンボが可能。
他のカードでの採用候補としては、
《最後の賭け/Final Fortune》
《最後のチャンス/Last Chance》
《戦士の誓言/Warrior’s Oath》
といった失敗したら敗北する追加ターンもチャレンジとしては面白い。
対戦相手が残り2人かつ、
ダーゴ&ジェスカが決まる状況であれば、
追加1ターンの賭けも悪くはない。
対処されると即死決定なので本当に一か八か。
このデッキは自分のフルパワー資産で組んだ事もあり、
一部高額カードが搭載されているけれども、
必須というほどのものはなく、
適当に0~1マナのアーティファクトを積んでおけば、
ダーゴちゃんは簡単に出るので、
興味を持った方はお気楽に組んで遊んでみてほしい。
ではまた。