とある魔術の米国速報

今回のこらむは先日にアメリカであったニュースを紹介。

—殺人の目的は MtG コレクション(フロリダ州)—

2012年11/1、フロリダ州のペンサコラでSean Dugas/ショーン・デュガスさんが遺体で発見された。
同州に在住のCormier/コルミエ兄弟(Christopher/クリストファー、William/ウィリアム)が、
デュガスさんを殺害した容疑で逮捕された。
動機はデュガスさんのマジック・ザ・ギャザリングのコレクションの強奪だった。
二人はデュガスさんとは顔見知りで、
マジック・ザ・ギャザリングのトレードなどで交流があったとのこと。
デュガスさんのコレクション総額は、
$25,000~$100,000(日本円で200~800万円)相当と見られている。
コレクションの中には、《Black Lotus》(ブラック・ロータス)と呼ばれる高額カードがあった。

2012年8月下旬、被告のウィリアムは、デュガスさんの家に行った際に、
デュガスさんを撲殺した。クリストファーは、制止をせず眺めていた。
遺体はジョージア州のコルミエ兄弟の父親の家で発見された。
遺体はコンクリートで部分的に覆われたプラスチック製のコンテナに詰められ、埋められていた。
奪われたカードは、ペンサコーラ、ジョージア州、テネシー州で売り捌かれたとのこと。

デュガスさんの死にショックを受けたプレイヤーは少なくない。
彼は、地域内でも活動的なプレイヤーであった。
カードショップでは常連で、デッキ相談等を他のプレイヤーからたびたび受けていた。
ペンサコーラのMtG コミュニティに与えられたダメージは計り知れない。
コルミエ兄弟も、以前はプレイヤーとしてコミュニティ内で活動していたが、
ここ数年は特にプレイをしていなかったという。
————————————–

なんとも恐ろしい事件。
詳しい情報が他に無いので推測の域を超えない話になってしまうが、
この文章から察するに、
このコルミエ兄弟は、お金が目当てでの強盗殺人という事だろう。
計画的であったか、突発的であったかはわからない。
カードを奪って売り払っている事を考えると、
ある程度計画的だった可能性は高い。
仮にデュガスさんのカード資産が大したこと無いものであったら、
起きなかった事件と言えなくもない。

このデュガスさんの資産は、
ニュースでは日本円にして200万円~800万円と書いてあった。
おそらく、
200万円=カードショップに売り払った買取額
800万円=カードショップがお客様に売る金額
なので、
実際は高い方の見積りが比較的正しいだろう。
ネットオークションに投げ売りしても500万円といったところだろうか。
高くても800万円というお金で殺人を犯せる神経は恐ろしい。
800万円は決してハシタ金ではないものの、
人を殺せる金額としてはあまりに低い。
もっとも自分は、
1億円だろうが100億円だろうが殺人はしたくない。
名前書くだけで殺せる某ノートでもあるならともかく。
仮にそんなノートがあっても、
いくらなんでも、
カード資産欲しさに殺したい相手はいない。
だいたいそんなノートがあったら、
日本の政治屋の名前でも書いているほうが有意義だ。

なお、このニュースがもともと載っていたサイトに、
加害者のコルミエ兄弟の写真、
被害者のデュガスさんの写真、
どちらも載っていた。
コルミエ兄弟は
「ああ、なんか悪いことしてそう」
という顔で、
デュガスさんは見るからに
「ああ、なんかすごくいい人」
と感じる写真だった。
(故人へ配慮すべきと考えて、こらむには載せませんでした。)
生前にデュガスさんにお会い出来たら、
間違いなく友人になれたであろう人相だった。

それにしても、
日本でこんな犯罪に走る人はまずいないとは思うものの、
自分のカード資産をこらむやカード博物館に載せるのが怖くなってしまうニュースだ。
とは言うものの、
世の中とは広いもので、
Cardshop Serraの店主のカード資産など屁とも思わない、
キチガ…いえ、凄まじいコレクターは沢山いる。
日本人でも自分以上のコレクターは結構な数がいるはずだ。
自分など、MTGコレクター番付をしたら、
どんなに良くても日本で100番目くらいじゃなかろうか。
(《セラの天使/Serra Angel》の原画2枚を含めても)
「100番目なら十分だ、殺そう」なんて考えないように。

なお、海外でも自分以上のコレクターに最低一人会った事がある。
この海外のコレクターはちょっと桁違いのバケモノ(褒め言葉)で、
アルファのコンプリートセットを全てPSA鑑定で持っていたり、
PSA鑑定済みでなくていいなら、
アルファのコンプリートセットをさらに3つくらい作れる資産があった。
その人は、
「最近のカード?そんなものに興味はないね。
 だってお金払えば買えるんでしょ?
 そんなのつまんないよ。」
などと言い出す、ちょっとぶっ飛んだコレクター。
この人は
「俺のコレクション、オマエなら見せてもいいぞ」
と、お家に呼んでくれて見せてくれた。
英語レジェンドのボックスや、
未開封のアルファのスターターもあった。
そして、人生で最初で最後かもしれない、
アルファのPSA10の《Black Lotus》を拝ませてもらった。

また、
海外では会う事は出来なかったが(取引はした)、
アルファの《孤島の聖域/Island Sanctuary》を、
発行枚数の1%を一人で所持するという変わった人もいた。
いかに発行枚数が多くないとはいえ、
一人で全体の1%を所有するなんてまず出来ないだけに、
これはかなりすごい事だ。
この人は確かミドルエイジをコンプリートしていた。
全く、上には上がいるものだ。
自分など足元にも及ばない。

これを読んでいる方、
カードが欲しい時は人から強奪などせずに、
必ずCardshop Serraで買うように!

ではまた。



記事作成日:2012/11/08



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