みゅーじしゃん。

世界的カードゲーム、Magic the Gatheringのカードに、
「Musician」(未訳、あえて訳すならカタカナ表記でミュージシャンか音楽家)
というカードがある事を知っている人はどれだけいるのだろう。

ガッカリレアが多い事で知られるIce Ageのレア。
そもそもIce Ageのレアカードで、
飛び抜けて強いカードはだいたい多くの人が知るところである。
もちろん一般的に知られていないレアという事は、
ご多分に漏れずに《Musician》はガッカリレアである。
そして、Ice Ageの事をいくら調べても、
このミュージシャンがお話に出てきたという話は聞かない。
何のために作られ、何のために存在しているかサッパリわからない。
自分も何のためにこのカードでこらむを書く事になったのかと思うほど。
このカードでこらむを書いた事のあるマジックプレイヤーなんていないんじゃないだろうか。
このカードでこのこらむ以上の事を書く人がいたら見てみたいものだ。

知らなくても構わないカードの能力と画像は以下。

Musician
コスト:2青
クリーチャー 人間(Human) ウィザード(Wizard)
累加アップキープ(1)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。
その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につき
アップキープ・コストを1回支払わない限り、それを生け贄に捧げる。)
(T):クリーチャー1体を対象とし、それの上に音楽(music)カウンターを1個置く。
それが「あなたのアップキープの開始時に、この上に置かれている音楽カウンター1個につき、
(1)を支払わない限り、このクリーチャーを破壊する。」を持っていない場合、
それはその能力を得る。
1/3
レア

3マナで1/3、
累加アップキープ1を持っている。
クリーチャーとしてはかなりガッカリ&ゲッソリ。
タップ能力で対象のクリーチャーに
「アップキープに1を払わないと破壊される。」
という能力を付与させる。
能力を付与させるという事は、
Musician》がいなくなっても能力はついたままなので、
一応それなりと言うべきなのか。

能力を見るに、
ペンドレルの霧》のような能力であるため、
青らしいとも言える。

とりあえず気がついた事として言っておきたい。
この絵のどっちがミュージシャンなんだろうか?
左の人?右の人?
それとも両方ともミュージシャン?
…まてまて、
絵の左の人と右の人は、音楽性の違いで解散した状態なのか?
だから右の人はそっぽ向いているという解釈も…。
そもそも右の人は骸骨だ。
骸骨で音楽家…なんだか某海賊漫画の一味にいそうな。

さてさて、カードの能力に話題を戻そう。

1つ目の能力は
音楽家は金がかかる→累加アップキープ1
という事なのだろう。

2つ目の能力は
タップ能力が、
「音楽を聞け。んで金(マナ)払え。
 払わないと殺す。」
という物騒な能力。
どちらかと言えば、ミュージシャンというより、ジャスラッ…いやなんでもない。
しかも、
音楽を聞けば聞く程マナを払わせる。
やっぱり、ミュージシャンというより、ジャスラッ…いやなんでもない。

だいたいにおいて、
音楽カウンターって何?と言いたくなってしまう。
10000種を超えるMTGのカードを全て探しても、
音楽カウンターを乗せられるカードはこの1枚だけ!
などという事を知っていても、
これを読んでいる方のMTG人生には何の意味も無いと言ってもいい。

だが、
このミュージシャンと組み合わせるべきカードがある。
チャザックの兜/Helm of Chatzuk
だ。
能力は

チャザックの兜/Helm of Chatzuk
コスト:1
アーティファクト
(1),(T):クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時までバンドを得る。
レア

おわかりだろうか。
ミュージシャンがバンドを組むのである。
そして、
ターン終了時にはバンドを失うという事は、
ターン終了時には音楽性の違いでバンド解散である。

それどころか、
バネ葉の太鼓/Springleaf Drum
をプレイして、
ディープウッドの鼓手/Deepwood Drummer
とバンドを組めばバンドメンバーとしては完璧である。
しかし、ターン終了時には音楽性の違いでバンド解散である。
とてもMTGの話題をしているとは思えない。

さあ、ここで、
イカれたメンバーを紹介するぜ!

4《Musician》(作曲)
4《Singing Tree》(ボーカル)
2《海の歌姫/Seasinger》(ボーカル)
1《魂の歌姫ルビニア/Rubinia Soulsinger》(ボーカル)
1《成金、グヮファ・ハジード/Gwafa Hazid, Profiteer》(プロデューサー)
4《ディープウッドの鼓手/Deepwood Drummer》(ドラム)
3《エルフの笛吹き/Elvish Piper》(ふ、笛?)
1《歌を食うもの/Cantivore》(ジャスラッ…)

4《チャザックの兜/Helm of Chatzuk》(バンドやろうぜ)
3《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》(楽器1)
2《お祭り歌の角笛/Revelsong Horn》(楽器2)
2《髪張りの琴/Hair-Strung Koto》(楽器3)

3《静寂の歌/Song of Serenity》(1曲目)
1《ガイアの頌歌/Gaea’s Anthem》(2曲目)
1《栄光の頌歌/Glorious Anthem》(3曲目)
1《片思いの歌/Torch Song》(4曲目)
1《司令官の頌歌/Marshal’s Anthem》(5曲目)
1《ティタニアの歌/Titania’s Song》(6曲目)
1 目覚めの領域/Awakening Zone(ヒント:英語名)

1 激戦の戦域/Contested War Zone(ヒント:英語名)  
2《大闘技場/Grand Coliseum》(ライブ会場)
3《溢れかえる岸辺/Flooded Strand
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath
3《霧深い雨林/Misty Rainforest
3《Tropical Island
3《Tundra
3《Savannah
1《Volcanic Island

計60枚
(レギュレーションはレガシー)


———————–
基本戦略はミュージシャンの音楽で相手を黙らせ、歌姫で魅了。
それでも黙らない奴は、プロデューサーが金の力でねじ伏せる。
そんな事はお構いなしに、
他人の楽曲を食い物にするジャスラッ…いや、《歌を食うもの》が市場を制圧。
バンドとしては普通は使わない琴が、新しい商売戦略を築いていく。
とてもMTGの話題をしているとは思えない。

知らない人は多そうだが、
デッキリストの《チャザックの兜》のカッコに書いた、
「バンドやろうぜ」は本当にあった雑誌の名前。
今は廃刊している。(2004年7月で廃刊)

そして、このデッキの6曲目である下記のカードがポイント。


ティタニアの歌/Titania’s Song
コスト:3緑
エンチャント
すべてのクリーチャーでないアーティファクトはその能力をすべて失い、
そのパワーとタフネスがそれぞれ、その点数で見たマナ・コストに等しいアーティファクト・クリーチャーになる。
ティタニアの歌が戦場を離れた場合、この効果はターン終了時まで持続する。
レア

この歌を唄ってしまうと、《チャザックの兜》が能力を失い(バンドやろうぜ廃刊)、
二度とバンドを組む事ができなくなってしまう。
音楽性の違いで完全に解散である。
再結成はありえず、
あとはお互いに別々の道を歩む以外に方法はない。
つまり、
10年後の8月にまた出会えるの信じたわりに、
4人のうち3人しか揃わなかったどころか、
気がつけば2人に減っている状態

であり、
目覚めの領域/Awakening Zone
激戦の戦域/Contested War Zone
がどうして入っているかは、英語名を見てお察し下さい。
これ以上はSecret Base…いえ、Top Secretです。
君と夏の終わり、将来の夢、大きな希望忘れない。
とてもMTGの話題をしているとは思えない。

さあ、これを読んでいる方は、
レガシーでこのデッキを組んで大会に出よう!
Let’s Sing a Song!!
あ、勝てなくてもCardshop Serraは責任とりませんよ。

さ、店主は今からカラオケでも行って、
ZONE / Secret Base~君がくれたもの~
でも久々に唄ってこようかな。
あ、他意はありませんよ、他意は。

ではまた。



記事作成日:2012/11/05



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