EDHデッキ紹介その141(Heartless Hidetsugu/無情の碑出告)
記事作成日:2020/08/20 執筆:加藤英宝
今回のEDHデッキ紹介は、
当店のEDH交流会にてプレイされていたデッキリストをご紹介します。
以下の文章は、すべてスタッフが編集しております。
今回は赤らしいダメージ能力を持ったジェネラルです。
能力を起動するたびに全員のライフを半分にするので、
数回起動するだけで全員が瀕死の状態になります。
何かしらの能力で与えるダメージが倍になっていると、
ライフが偶数のプレイヤーは即死するのも面白いです。
(奇数の場合は端数を切り捨てたダメージを倍にするので即死はしません。
例:ライフが19の場合、19÷2=9.5なので、
端数切捨てで9点となり、2倍しても18点です。)
能力の影響が各プレイヤーにあるので、EDH向けの能力だと思います。
今回のジェネラルはこちら。
《無情の碑出告/Heartless Hidetsugu》
コスト:3赤赤
伝説のクリーチャー オーガ(Ogre)・シャーマン(Shaman)
(T):無情の碑出告は各プレイヤーに、
そのプレイヤーの総ライフの端数を切り捨てた半分に等しい点数のダメージを与える。
4/3
レア
デッキは以下。
ジェネラル:《無情の碑出告/Heartless Hidetsugu》
-クリーチャー6枚-
《モグの狂信者/Mogg Fanatic》
《発生器の召使い/Generator Servant》
《波止場の恐喝者/Dockside Extortionist》
《どぶ潜み/Guttersnipe》
《月の大魔術師/Magus of the Moon》
《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
-インスタント20枚-
《溶岩の投げ矢/Lava Dart》
《はらわた撃ち/Gut Shot》
《赤霊破/Red Elemental Blast》
《紅蓮破/Pyroblast》
《一か八か/Desperate Gambit》
《稲妻/Lightning Bolt》
《Fork》
《余韻/Reverberate》
《発展の代価/Price of Progress》
《危険な賭け/Dangerous Wager》
《胸躍る可能性/Thrill of Possibility》
《衝撃の共鳴/Impact Resonance》
《彗星の嵐/Comet Storm》
《モグの分捕り/Mogg Salvage》
《混沌のねじれ/Chaos Warp》
《煮えたぎる歌/Seething Song》
《火山の流弾/Volcanic Fallout》
《偏向はたき/Deflecting Swat》
《稲妻曲げ/Bolt Bend》
《猛火煽り/Overblaze》
-ソーサリー13枚-
《ギャンブル/Gamble》
《破壊放題/Shattering Spree》
《汚損破/Vandalblast》
《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
《横揺れの地震/Rolling Earthquake》
《力ずく/By Force》
《苦しめる声/Tormenting Voice》
《電弧の痕跡/Arc Trail》
《ヤヤの焼身猛火/Jaya’s Immolating Inferno》
《Wheel of Fortune》
《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
《魂の再鍛/Reforge the Soul》
《嘲笑+負傷/Insult+Injury》
-エンチャント4枚-
《熱情/Fervor》
《血染めの月/Blood Moon》
《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》
-アーティファクト25枚-
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《Jeweled Amulet》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《金属モックス/Chrome Mox》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《発火器具/Implement of Combustion》
《墓掘りの檻/Grafdigger’s Cage》
《通電式キー/Voltaic Key》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《星のコンパス/Star Compass》
《精神石/Mind Stone》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《冬の宝珠/Winter Orb》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》
《千年霊薬/Thousand-Year Elixir》
《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
《パーフォロスの槌/Hammer of Purphoros》
-プレインズウォーカー1枚-
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
-土地30枚-
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《炎族の村/Flamekin Village》
《ラムナプの遺跡/Ramunap Ruins》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《鋭き砂岩/Sandstone Needle》
《裏切り者の都/City of Traitors》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《山賊の頭の間/Hall of the Bandit Lord》
《シヴの地溝/Shivan Gorge》
16《山/Mountain》
デッキの基本的な動きは、
《無情の碑出告/Heartless Hidetsugu》を高速展開して、
速やかに全員のライフを一桁まで減らします。
その後は、《焦熱の合流点/Fiery Confluence》や
《ヤヤの焼身猛火/Jaya’s Immolating Inferno》等の
自身がダメージを受けない方法で、相手を倒します。
また、自身が他の全員よりライフが多い場合は、
《横揺れの地震/Rolling Earthquake》で
ダメージを調整すれば相手を倒すことも可能です。
ただし、この場合、自身のライフも致死圏内に入るため、
他のプレイヤーの挙動には注意しないと、自身が先に倒されてしまう可能性もあります。
なお、《双子神の指図/Dictate of the Twin Gods》等の
ダメージが倍になるものがある状態であれば、
ライフが偶数のプレイヤーは即死します。
(例:《無情の碑出告》の能力によるダメージの
40÷2=20点が倍になるので、40点を受けることになります。)
その為、《モグの狂信者/Mogg Fanatic》や《溶岩の投げ矢/Lava Dart》等の
低コストで1点ダメージを与えることができるものが採用されています。
これは、対戦プレイヤーのライフを奇数から偶数に
あるいは自分自身のライフを偶数から奇数に調整するためのものです。
瞬殺するときの動きは、
まずは1点ダメージで自分のライフを奇数に調整します。
対戦相手のライフについては、相手の対応を見つつ調整しましょう。
自分のライフを調整したら、ダメージが2倍になる状況を作り出し、
《無情の碑出告》の能力を起動します。
生き残った対戦相手がいるなら、あらためて呪文などでダメージを与え、
とどめを刺してしまいましょう。
デッキの動きは実にシンプルで、
勝つときも負ける時も速やかにゲームが終わるという点では、
赤らしく、漢らしい良いデッキです。
その他にも採用されているカードの多くが
ダメージを与えるものというのはこのデッキの特徴でしょうか。
他のデッキでは採用されなくとも、
専用デッキでは採用されるカードがあるというのはEDHの素晴らしいところです。
皆様も是非一度はこのようなシンプルでストレートなデッキで遊んでみてはいかがでしょうか。
ではまた。