EDHデッキ紹介その140(Kumena, Tyrant of Orazca/オラーズカの暴君、クメーナ)
記事作成日:2020/08/14 執筆:加藤英宝
今回のEDHデッキ紹介は、
当店のEDH交流会にてプレイされていたデッキリストをご紹介します。
以下の文章は、すべてスタッフが編集しております。
今回は緑青のマーフォークデッキ。
マーフォークをタップする数によって、3つの異なる能力を持っている面白いクリーチャーです。
ジェネラルの性能上、ジェネラルダメージによる勝利を目指すのが難しい為、
多くのマーフォークを戦場に展開し、数で相手を圧倒することになります。
また、能力を使用したコンボも搭載しています。
今回のジェネラルはこちら。
《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca》
コスト:1緑青
伝説のクリーチャー マーフォーク(Merfolk) シャーマン(Shaman)
あなたがコントロールしているアンタップ状態の
他のマーフォーク(Merfolk)1体をタップする:
このターン、オラーズカの暴君、クメーナはブロックされない。
あなたがコントロールしているアンタップ状態のマーフォーク3体をタップする:
カードを1枚引く。
あなたがコントロールしているアンタップ状態のマーフォーク5体をタップする:
あなたがコントロールしている各マーフォークの上に
+1/+1カウンターをそれぞれ1個置く。
2/4
神話レア
デッキは以下。
ジェネラル: 《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca》
-クリーチャー 22枚-
《矢のごときマーフォーク/Darting Merfolk》
《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》
《キオーラの追随者/Kiora’s Follower》
《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》
《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
《海の占術師/Sea Scryer》
《ワンダーワインの預言者/Wanderwine Prophets》
《水底の生術師/Benthic Biomancer》
《深根の精鋭/Deeproot Elite》
《休賢者/Fallowsage》
《川守りの先駆け/Forerunner of the Heralds》
《潮流の先駆け/Harbinger of the Tides》
《マーフォークの霧縛り/Merfolk Mistbinder》
《アトランティスの王/Lord of Atlantis》
《真珠三叉矛の達人/Master of the Pearl Trident》
《マーフォークの君主/Merfolk Sovereign》
《メロウの騎兵/Merrow Reejerey》
《寓話の賢人/Sage of Fables》
《銀エラの達人/Silvergill Adept》
《石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret》
《高潮測り/Surgespanner》
《波止場の用心棒/Waterfront Bouncer》
-インスタント 11枚-
《渦まく知識/Brainstorm》
《自然の要求/Nature’s Claim》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《俗世の教示者/Worldly Tutor》
《輪作/Crop Rotation》
《激情の後見/Fierce Guardianship》
《意志の力/Force of Will》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《白鳥の歌/Swan Song》
《運命のきずな/Nexus of Fate》
-ソーサリー 4枚-
《思案/Ponder》
《定業/Preordain》
《Timetwister》
《新たな芽吹き/Regrowth》
-エンチャント 13枚-
《森の知恵/Sylvan Library》
《メロウの交易/Merrow Commerce》
《深根の水域/Deeproot Waters》
《侵入警報/Intruder Alarm》
《倍増の季節/Doubling Season》
《大地の知識/Earthcraft》
《謎の石の儀式/Cryptolith Rite》
《シミックの隆盛/Simic Ascendancy》
《肥沃な大地/Fertile Ground》
《夜明けの反射/Dawn’s Reflection》
《市場の祝祭/Market Festival》
《調和の中心/Concordant Crossroads》
《同族の発見/Kindred Discovery》
-アーティファクト 16枚-
《Jeweled Amulet》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《金属モックス/Chrome Mox》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《好奇のタリスマン/Talisman of Curiosity》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《多用途の鍵/Manifold Key》
《ニクスの睡蓮/Nyx Lotus》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《通報の角笛/Herald’s Horn》
-土地 33枚-
《Tropical Island》
《繁殖池/Breeding Pool》
《内陸の湾港/Hinterland Harbor》
《植物の聖域/Botanical Sanctum》
《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
《冠水樹林帯/Waterlogged Grove》
《溢れかえる果樹園/Flooded Grove》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《魂の洞窟/Cavern of Souls》
《統率の塔/Command Tower》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx》
《真鍮の都/City of Brass》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge》
《変わり谷/Mutavault》
《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
《祖先の道/Path of Ancestry》
《永遠の聖域/Sanctum of Eternity》
5《島/Island》
2《森/Forest》
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デッキの基本的な動きは、マーフォークを素早く展開していき、
《オラーズカの暴君、クメーナ/Kumena, Tyrant of Orazca》の能力によって
カードを引いてアドバンテージを得たり、
+1/+1カウンターで全体を強化したりしながら、勝利を目指します。
《アトランティスの王/Lord of Atlantis》をはじめとして
部族強化のロードが複数入っているので、戦場に出る枚数次第で
個々のクリーチャーサイズが5/5を超えることも珍しくありません。
そうなれば単純な戦闘ダメージだけで、相手を圧倒できます。
また、ダメージによる勝利が難しい場合は、
コンボによる勝利を目指すことも可能です。
《侵入警報/Intruder Alarm》
+《矢のごときマーフォーク/Darting Merfolk》
+1青青以上のマナの確保
で無限キャストが可能になります。
(青青+《通報の角笛/Herald’s Horn》等のコスト軽減でも可能)
1青青以上のマナの確保手段は以下の組み合わせで可能です。
・《キオーラの追随者/Kiora’s Follower》
+《ニクスの睡蓮/Nyx Lotus》
や《市場の祝祭/Market Festival》がエンチャントされた土地
等の1つのパーマネントで3マナ以上が確保できるもの。
・《謎の石の儀式/Cryptolith Rite》+3体のクリーチャー。
・《大地の知識/Earthcraft》+
《市場の祝祭/Market Festival》か《夜明けの反射/Dawn’s Reflection》
がエンチャントされた土地。
上記の条件で《矢のごときマーフォーク》の無限キャストは、
《深根の水域/Deeproot Waters》があれば無限トークンが可能です。
また、無限キャスト+1マナ以上で無限マナまでできる場合は、
《トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero》によるドローから
《タッサの神託者/Thassa’s Oracle》までつなげればそのまま勝利が可能です。
コンボ条件以外で
《高潮測り/Surgespanner》+1青のマナが確保できる場合は、
相手のすべてのパーマネントを戻すことが出来るので、
その場合でも速やかに勝利が出来るでしょう。
なお、上記以外のコンボも搭載しています。
《ワンダーワインの預言者/Wanderwine Prophets》
+《深根の水域》
+《矢のごときマーフォーク》か、
《オラーズカの暴君、クメーナ》と《永遠の聖域/Sanctum of Eternity》
で毎ターン1体以上のマーフォークトークンを生成できるので、
《ワンダーワインの預言者》の戦闘ダメージによる無限ターンが可能です。
この場合には《多用途の鍵/Manifold Key》の能力で
《ワンダーワインの預言者》をブロック不可にすると安全に無限ターンが可能です。
《倍増の季節/Doubling Season》+《シミックの隆盛/Simic Ascendancy》
が戦場に出ている状態で、
《オラーズカの暴君、クメーナ》のマーフォーク5体をタップする能力を起動すると、
最低でも5体のマーフォークに+1カウンターがそれぞれ2個置かれます。
すると、《シミックの隆盛》に成長カウンターが20個以上置かれます。
そのままでも《シミックの隆盛》の能力により、
次の自身のアップキープに勝利可能ですが、
《運命のきずな/Nexus of Fate》や《ワンダーワインの預言者》による
追加ターンを得ることが出来れば、
相手にターンを渡さず自分のアップキープを迎えられるので、
素早く勝利条件を満たすことができます。
今回はテーマをマーフォークとして、
採用されているクリーチャーをすべてマーフォークにしましたが、
コンボ等の組み合わせにより、他のクリーチャーを採用してもいいと思います。
このデッキを参考にしていただき、オリジナルのデッキを構築してみてはいかがでしょうか。
ではまた。