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血染めの太陽について

記事作成日:2020/08/11 執筆:加藤英宝

ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

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今月のKその18のような
血染めの太陽/Blood Sun》を活かしたレガシーデッキを作ろうと思っているのですが
クリーチャーの枠で悩んでいます。
英宝さんならどんなクリーチャーを入れますか?

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血染めの太陽/Blood Sun
コスト:2赤
エンチャント
血染めの太陽が戦場に出たとき、カードを1枚引く。
土地はすべて、マナ能力でない能力をすべて失う。
レア

せっかくなので《血染めの太陽》について見聞が広い、
今月のKでおなじみKにこの質問をそのまま回答してもらう方が、
店主が回答するよりも色々聞けそうなので、
今回はあえて彼に回答をお願いしてみた。

以下、そのまま彼の文章を掲載。

血染めの太陽》を使うなら赤は絶対に入る。
無難なのは《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster
ビックマナ路線でいくなら《業火のタイタン/Inferno Titan》、
除去枠で《火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu》。

非赤カードだと、エルドラージ路線なら私のデッキの
難題の予見者/Thought-Knot Seer
現実を砕くもの/Reality Smasher
歩行バリスタ/Walking Ballista》。
また、クリーチャーじゃないけど、
赤緑のビックマナ路線で《原始のタイタン/Primeval Titan》や、
非基本土地をサーチ出来るスペルもいいかもね。

別路線で《血染めの太陽》張ったらフェッチ使えないんで、
相手のマナ基盤攻めるって事で
ドワーフ鉱夫/Dwarven Miner
なだれ乗り/Avalanche Riders
石の雨/Stone Rain
などの土地を壊せる呪文やクリーチャーでも面白いと思うよ。

虚空の杯/Chalice of the Void
三なる宝球/Trinisphere
で縛るのもよし。

デッキタイプ別のクリーチャー採用例

1:赤エルドラージ系

4枚必須枠
難題の予見者/Thought-Knot Seer
猿人の指導霊/Simian Spirit Guide

お好み枠
果てしなきもの/Endless One
作り変えるもの/Matter Reshaper
現実を砕くもの/Reality Smasher
歩行バリスタ/Walking Ballista
ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster
火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu

必須土地
エルドラージの寺院/Eldrazi Temple
焦土/Scorched Ruins
裏切り者の都/City of Traitors
古えの墳墓/Ancient Tomb

2:赤茶系

4枚必須枠
猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
磁石のゴーレム/Lodestone Golem

お好み枠
難題の予見者/Thought-Knot Seer
クルーグの災い魔、トラクソス/Traxos,Scourge of Kroog
通電式召使い/Voltaic Servant
歩行バリスタ/Walking Ballista
ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster
火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
冠滅ぼしのガドラク/Gadrak, the Crown-Scourge

必須土地:
焦土/Scorched Ruins
ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
大焼炉/Great Furnace

3赤単ランデス系

4枚必須枠
難題の予見者/Thought-Knot Seer
ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster

お好み枠
ドワーフ鉱夫/Dwarven Miner
なだれ乗り/Avalanche Riders
ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster
溶鉄の雨/Molten Rain
氷結地獄/Cryoclasm

必須土地:特になし

4赤緑ランプ系

4枚必須枠
猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
Elvish Spirit Guide

お好み枠
エルフの再生者/Elvish Rejuvenator
激情の共感者/Fierce Empath
業火のタイタン/Inferno Titan
原始のタイタン/Primeval Titan
ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed

必須土地
睡蓮の原野/Lotus Field

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実際にデッキを作るなら

1:赤エルドラージ
置物4点セット
4《虚空の杯
4《血染めの太陽
4《三なる宝球
4《厳かなモノリス

+土地24枚で40枚の固定パーツがあるので、
残り20枚にクリーチャーやスペルを当てはめていく作業開始。

猿人の指導霊》4枚
難題の予見者》4枚
なので、実質あと12枚。
果てしなきもの
作り変えるもの
現実を砕くもの
歩行バリスタ
ゴブリンの熟練扇動者
火炎舌のカヴー
辺りをお好みで。

赤いカード少なめでいくなら《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》も一考。

2:赤茶
置物4点セット+土地で40(以下略)
エルドラージと違って
猿人の指導霊》4枚
磁石のゴーレム》4枚が必須。
残り12枚に茶色のクリーチャーって事で
《通電式召使い
クルーグの災い魔、トラクソス
歩行バリスタ》あたりを。

難題の予見者》も悪い選択肢じゃないので、
メインorサイドに入れておきましょう。
赤エルドラージとの差別化で、
新顔の《冠滅ぼしのガドラク》が面白そう。

3:赤単ランデス
狙いは《三なる宝球》置いた状態で土地壊しまくる事。
なので前の2つのデッキよりマナ域軽めに作成を。
初手
血染めの太陽
三なる宝球
が出来ると動きやすい。
入れるクリーチャーは、他のデッキとうって変わって
ドワーフ鉱夫
なだれ乗り
ゴブリンの廃墟飛ばし》辺りの、
あまり見慣れないクリーチャー中心に。

血染めの太陽》が入るデッキなので《不毛の大地/Wasteland》使用不可。
なので土地壊す呪文(《溶鉄の雨》)も追加採用。
氷結地獄》はメイン採用も可。
レガシーの半分は青いと思って間違い無いから。
青いデッキは徹底的に叩きましょう。

4:赤緑ランプ
血染めの太陽》前提のデッキなので、
「ライブラリーから(特殊)土地カードを直接場に出せるカード」
で大きなマナ加速をさせたい。
サーチする土地は、ズバリ《睡蓮の原野》一択。
好きな色3マナ出せる上にほぼ割られない。
血染めの月/Blood Moon》や《基本に帰れ/Back to Basics》だけ影響を受けるので注意。

なので《エルフの再生者》というレガシーで見たことないクリーチャー採用。
同じく土地伸ばせる《原始のタイタン》も採用。
ただ6マナクリーチャーなので採用枚数は少し押さえ目に。
レガシーでビックマナデッキだと普通エルドラージ系になるが、
このデッキの場合無色マナの確保が怪しいので、
業火のタイタン
ワームとぐろエンジン
自由なる者ルーリク・サー》とかどうでしょう?
これらを採用するなら、《激情の共感者》も御一緒に。

参考デッキを1つ

赤茶
-クリーチャー21枚-
3《歩行バリスタ/Walking Ballista
4《磁石のゴーレム/Lodestone Golem
4《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide
3《クルーグの災い魔、トラクソス/Traxos,Scourge of Kroog
4《通電式召使い/Voltaic Servant
3《冠滅ぼしのガドラク/Gadrak, the Crown-Scourge

-エンチャント4枚-
4《血染めの太陽/Blood Sun

-アーティファクト15枚-
4《虚空の杯/Chalice of the Void
4《水蓮の花びら/Lotus Petal
3《三なる宝球/Trinisphere
4《厳かなモノリス/Grim Monolith

-土地22枚-
4《古えの墳墓/Ancient Tomb
4《裏切り者の都/City of Traitors
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
4《大焼炉/Great Furnace
6《山/Mountain

-サイドボード15枚-
2《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt
1《三なる宝球/Trinisphere
2《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre
3《難題の予見者/Thought-Knot Seer
3《削剥/Abrade
4《紅蓮破/Pyroblast

せっかくなので新顔の《冠滅ぼしのガドラク》を使ったレシピ

全部に共通するが、先行&相手のデッキ不明って前提。
後攻だったりデッキ知ってると動き変わっちゃうからね。

全デッキ共通のキープ基準は

「初手で土地2枚以上あって、1ターン目に《血染めの太陽》張れる」→確定キープ

「1ターン目に《虚空の杯》(X=1)or
 《三なる宝球》が置ける」→ほぼキープ

「2ターン目に《血染めの太陽》or
 《虚空の杯》or
 《三なる宝球》or
 《難題の予見者
がプレイ可能→ほぼキープ

大体こんな感じ。
アグロデッキなんで、2ターン連続マグロなハンドでキープしたら負ける。
以上。

流石は《血染めの太陽》大好きな彼。
今回は4タイプのデッキ別に解説してくれた、
お好みのデッキタイプはあっただろうか?
よければこれらを参考にデッキを作ってみてほしい。

ではまた。



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