EDHデッキ紹介その134(Yennett, Cryptic Sovereign/謎めいた君主、イェンネット)
今回のEDHデッキ紹介は、
今月のKでおなじみのKさんから
ご提供いただいたデッキリストをご紹介します。
また、以下の文章は、すべてスタッフが編集しております。
今回のデッキは、統率者2018に収録された統率者の中からの選択です。
能力としては、
《悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master》の亜種ともいえる能力で、
ライブラリーの1番上のカードを
条件付きでマナコスト支払うことなく唱えることが出来ます。
《悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master》と違い、
呪禁により自身を守ることはできませんが、
飛行と威迫を持っているので、相手にブロックされにくく、
攻撃をしやすいのが特徴です。
今回のジェネラルはこちら。
《謎めいた君主、イェンネット/Yennett, Cryptic Sovereign》
コスト:2白青黒
伝説のクリーチャー スフィンクス(Sphinx)
飛行、警戒、威迫
謎めいた君主、イェンネットが攻撃するたび、
あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。
あなたはそれを、それの点数で見たマナ・コストが奇数であるなら、
そのマナ・コストで支払うことなく唱えてもよい。
あなたはそれを唱えなかったなら、カードを1枚引く。
3/5
神話レア
5マナで3/5という性能なので、そのままでは
21点を与えないといけないジェネラルダメージで相手を倒すことが難しいです。
その為、いかに攻撃時に誘発する能力を活かして戦うかがポイントになります。
デッキは以下。
ジェネラル:《謎めいた君主、イェンネット/Yennett, Cryptic Sovereign》
-クリーチャー8枚-
《静穏の天使/Angel of Serenity》
《虚空の選別者/Void Winnower》
《絶望の天使/Angel of Despair》
《ルーン傷の悪魔/Rune-Scarred Demon》
《粗石の魔道士/Trinket Mage》
《捧げ物の魔道士/Tribute Mage》
《激変の機械巨人/Cataclysmic Gearhulk》
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
-インスタント16枚-
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《渦まく知識/Brainstorm》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《否定の力/Force of Negation》
《意志の力/Force of Will》
《運命のきずな/Nexus of Fate》
《否定の契約/Pact of Negation》
《マナ吸収/Mana Drain》
《白鳥の歌/Swan Song》
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《ラト=ナムの遺産/Lat-Nam’s Legacy》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
《流刑への道/Path to Exile》
《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
《激情の後見/Fierce Guardianship》
-ソーサリー16枚-
《Timetwister》
《時のらせん/Time Spiral》
《時間への侵入/Temporal Trespass》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《時間のねじれ/Time Warp》
《不気味な教示者/Grim Tutor》
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
《思案/Ponder》
《召し上げ/Expropriate》
《定業/Preordain》
《露骨な窃盗/Blatant Thievery》
《浄化の輝き/Cleansing Nova》
-エンチャント1枚-
《命運の掌握/Grasp of Fate》
-アーティファクト20枚-
《友なる石/Fellwar Stone》
《乳白色のダイアモンド/Marble Diamond》
《炭色のダイアモンド/Charcoal Diamond》
《空色のダイアモンド/Sky Diamond》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《威圧のタリスマン/Talisman of Dominance》
《聖列のタリスマン/Talisman of Hierarchy》
《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《巻物棚/Scroll Rack》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《速足のブーツ/Swiftfoot Boots》
-プレインズウォーカー4枚-
《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
《運命を変える者、アミナトゥ/Aminatou, the Fateshifter》
《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
-土地34枚-
《Tundra》
《Underground Sea》
《Scrubland》
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《湿った墓/Watery Grave》
《神無き祭殿/Godless Shrine》
《氷河の城砦/Glacial Fortress》
《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》
《水没した地下墓地/Drowned Catacomb》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《アダーカー荒原/Adarkar Wastes》
《地底の大河/Underground River》
《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
《統率の塔/Command Tower》
《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
《爆発域/Blast Zone》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4《島/Island》
2《平地/Plains》
2《沼/Swamp》
—-
基本的な動きは
《謎めいた君主、イェンネット/Yennett, Cryptic Sovereign》を戦場に出し、
攻撃時に誘発する能力を活かし、
《時間のねじれ/Time Warp》等で追加ターンを得るか、
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》等で
戦場の制圧をして、アドバンテージを稼ぎながら
ゆっくり勝利を目指すことになります。
もし、攻撃時に誘発する能力をうまく利用できなかったとしても、
カードが1枚引けるので、最低限のアドバンテージは得ることができます。
また、この色の組み合わせにある瞬殺コンボ等は
ジェネラルとあまり噛み合わないからか、一切搭載していません。
純粋にコントロール性を重視したデッキです。
なお、今回のデッキには採用されていませんが、
以下のカードを採用してみるのもいいかもしれません。
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《夢での貯え/Dream Cache》
《裏切りの工作員/Agent of Treachery》
《輝く根本原理/Brilliant Ultimatum》
《債務者の弔鐘/Debtors’ Knell》
《氾濫の始源体/Diluvian Primordial》
《発光の始源体/Luminate Primordial》
《陰鬱の始源体/Sepulchral Primordial》
《忌むべき者の監視者/Overseer of the Damned》
《囁く者、シェオルドレッド/Sheoldred, Whispering One》
《大群の諜報/Swarm Intelligence》
《コジレックの職工/Artisan of Kozilek》
《ガラクの目覚め/In Garruk’s Wake》
《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》
デッキの方針として、《悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master》は
その能力の性質上、ジェネラルを高速で戦場に出し、
能力の誘発でより良い呪文を唱え続けられるかが勝負になる短期決戦型ですが、
同じような能力を持つ《謎めいた君主、イェンネット》が、
《悟った達人、ナーセット》とは逆に、
完全長期戦型になるというのも、
EDHならではの構築であり、面白さはないでしょうか。
当店のこらむでも通常とは違った考え方で
楽しませてくれるKさんならではかもしれませんが、
EDHはこういう形に縛られない発想や遊び方もできるフォーマットなので、
是非皆様も自由な発想で遊んでいただけると嬉しいです。
ではまた。
記事作成日:2020/07/23