EDHデッキ紹介その131(Daretti, Scrap Savant/屑鉄の学者、ダレッティ)
記事作成日:2020/07/14 執筆:加藤英宝
今回のEDHデッキ紹介は、
当店のEDH交流会にてプレイされていたデッキリストをご紹介します。
今回は文章を含めてすべてスタッフが編集しております。
今回のデッキはコンセプトを絞った変わったデッキを。
コンセプトは赤単プレインズウォーカー。
ジェネラルもそれに沿うように統率者指定が可能なプレインズウォーカーである
《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》を選択しています。
今回のジェネラルはこちら。
《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》
コスト:3赤
伝説のプレインズウォーカー — ダレッティ(Daretti)
[+2]:カードを最大2枚まで捨て、その後その枚数に等しい枚数のカードを引く。
[-2]:あなたの墓地にあるアーティファクト・カード1枚を対象とする。
アーティファクトを1つ生け贄に捧げる。そうしたなら、対象としたカードを戦場に戻す。
[-10]:あなたは「アーティファクトが1つ戦場からあなたの墓地に置かれるたび、
次の終了ステップの開始時に、そのカードを戦場に戻す。」を持つ紋章を得る。
屑鉄の学者、ダレッティは統率者として使用できる。
神話レア
《屑鉄の学者、ダレッティ》はプレインズウォーカーの為、
統率者ダメージによる勝利は狙えないので、
基本的にはプラス能力でカードの引き回しをしたり、
マイナス能力によるアーティファクト利用で戦場の構築をサポートし、
デッキに入っている他のプレインズウォーカー達も含めて勝利を目指します。
デッキは以下。
ジェネラル: 《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》
-クリーチャー0枚-
-インスタント 2枚-
《紅蓮操作/Pyrokinesis》
《火山の流弾/Volcanic Fallout》
-ソーサリー13枚-
《ジョークルホープス/Jokulhaups》
《燎原の火/Wildfire》
《破壊的な力/Destructive Force》
《抹消/Obliterate》
《壊滅/Devastation》
《滅殺の命令/Decree of Annihilation》
《Wheel of Fortune》
《汚損破/Vandalblast》
《力ずく/By Force》
《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
《紅蓮地獄/Pyroclasm》
《ギャンブル/Gamble》
-エンチャント 4枚-
《前哨地の包囲/Outpost Siege》
《ヴァンスの爆破砲/Vance’s Blasting Cannons》
《締め付け/Stranglehold》
《血染めの月/Blood Moon》
-アーティファクト 28枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《モックス・アンバー/Mox Amber》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《Jeweled Amulet》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《友なる石/Fellwar Stone》
《精神石/Mind Stone》
《緋色のダイアモンド/Fire Diamond》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《ルビーの大メダル/Ruby Medallion》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《名誉に磨り減った笏/Honor-Worn Shaku》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《チャンドラの調圧器/Chandra’s Regulator》
《鎖のヴェール/The Chain Veil》
《精神隷属器/Mindslaver》
《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah》
《胆液の水源/Ichor Wellspring》
《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring》
-プレインズウォーカー 19枚-
《燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze》
《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster》
《炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller》
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
《紅蓮の俊英、チャンドラ/Chandra, Pyrogenius》
《炎の職工、チャンドラ/Chandra, Fire Artisan》
《炎の侍祭、チャンドラ/Chandra, Acolyte of Flame》
《目覚めた猛火、チャンドラ/Chandra, Awakened Inferno》
《炎の憤怒、チャンドラ/Chandra, Flame’s Fury》
《炎の触媒、チャンドラ/Chandra, Flame’s Catalyst 》
《炎の心、チャンドラ/Chandra, Heart of Fire》
《槌のコス/Koth of the Hammer》
《火の血脈、サルカン/Sarkhan, Fireblood》
《ヤヤ・バラード/Jaya Ballard》
《銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast》
《解放された者、カーン/Karn Liberated》
《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》
《人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable》
-土地 33枚-
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
《大瀑布/Cascading Cataracts》
《鋭き砂岩/Sandstone Needle》
《水晶鉱脈/Crystal Vein》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《虹色の眺望/Prismatic Vista》
《大焼炉/Great Furnace》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《溺墓の寺院/Drownyard Temple》
21《山/Mountain》
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クリーチャーは漢らしく0枚。
とにかくプレインズウォーカーで勝ちに行く構成です。
基本的な動きは、大量のプレインズウォーカーを素早く戦場に並べて、
《ジョークルホープス/Jokulhaups》や《抹消/Obliterate》等
により戦場のリセットをして、
戦場に残ったプレインズウォーカーで勝利を目指します。
以前は複数色によるプレインズウォーカーデッキを紹介していますが、
あれから多くのエキスパンションが出た事で、
単色のプレインズウォーカーデッキが作れるようになりました。
そこで今回は赤単のプレインズウォーカーのデッキです。
デッキに採用しているプレインズウォーカーの枚数は
デッキの約1/5の19枚です。
枚数だけならもっと多くのプレインズウォーカーを採用することも可能でしたが、
能力の相性を考慮して、今回の構築では以下のプレインズウォーカーは選択しませんでした。
構築の仕方や遊び方次第で入れ替えて遊んでも面白そうです。
採用しないプレインズウォーカーが出るくらいに増えた事は非常に面白いことだと思います。
《新米紅蓮術師、チャンドラ/Chandra, Novice Pyromancer》
《悪鬼の血脈、ティボルト/Tibalt, the Fiend-Blooded》
《無頼な扇動者、ティボルト/Tibalt, Rakish Instigator》
《不敵な火花魔道士、ローアン/Rowan, Fearless Sparkmage》
《勇敢な紅蓮術師、チャンドラ/Chandra, Bold Pyromancer》
《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》
《ローアン・ケンリス/Rowan Kenrith》
《龍魂、サルカン/Sarkhan, Dragonsoul》
《敬慕される炎魔道士、ヤヤ/Jaya, Venerated Firemage》
《チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar》
《炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand》
《龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker》
《主無き者、サルカン/Sarkhan the Masterless》
また、プレインズウォーカーの枚数が多いからこそ採用できるカードもあります。
《名誉に磨り減った笏/Honor-Worn Shaku》
コスト:3
アーティファクト
(T):(◇)を加える。
あなたがコントロールする、アンタップ状態の伝説のパーマネント1つをタップする:
名誉に磨り減った笏をアンタップする。
アンコモン
普通のデッキの場合、このカードは
同じマナコストの他のマナアーティファクトを押しのけて採用することは無いカードです。
しかし、今回のデッキではプレインズウォーカーが多い為、
《名誉に磨り減った笏》の下の能力を1ターンで複数回起動することが可能です。
その為、プレインズウォーカーが複数戦場に出ている状態であれば、
その分の無色マナが出せる強力なマナアーティファクトになります。
通常であれば採用されないカードが使えるようになるのも
コンセプトデッキの楽しみのひとつだと思います。
プレインズウォーカーをコンセプトにしたこのデッキは、
新セットが出て、新しいプレインズウォーカーが出るたびに
デッキの中身が変化していく楽しみもあるデッキです。
このデッキを参考にして頂き、皆様が個性あふれるデッキを作成して、
遊んでいただければ嬉しいです。
ではまた。