EDHデッキ紹介その128(Yargle, Glutton of Urborg/アーボーグの暴食、ヤーグル)
今回のEDHデッキ紹介は、ドミナリアにて登場した、伝説のカエル様。
カエルとしては2体目の伝説のクリーチャー。
1体目の《ギトラグの怪物/The Gitrog Monster》は独特の能力を持っていたが、
こちらの《アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg》は
何の能力も持っていない、いわゆるバニラクリーチャー。
ギトラグ先生は出ただけで危ない生物だが、
ヤーグルはバニラゆえに一切警戒されない可愛いカエルちゃんだ。
《アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg》
コスト:4黒
伝説のクリーチャー カエル(Frog) スピリット(Spirit)
9/3
アンコモン
5マナでパワーが9もあるのに対して、タフネスが3。
頭でっかちを絵に描いたようなクリーチャー。
通常の60枚構築だと、
《稲妻/Lightning Bolt》等に代表される3点火力で落ちるかどうかが、
デッキに選択に影響を及ぼす事があるが、
EDHの構築ではそんな事は全然気にしないので、
タフネスはそこまで重視されない。
むしろパワー9はおいしい。
3回パンチで相手が沈められる事も大きいし、
パワーを2上げられるなら2回パンチでOK。
それが5マナでデメリット無しなら、十分アリだ。
(いや、なんにも能力無いんだけどね。)
ただ、能力が皆無な生物なので、
ひたすらに脳筋デッキを作るより道がないのが悲しいところか。
デッキは以下。
ジェネラル:《アーボーグの暴食、ヤーグル/Yargle, Glutton of Urborg》
-クリーチャー 6枚-
《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot》
《Soldevi Adnate》
《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder》
《無慈悲な処刑人/Merciless Executioner》
《疫病造り師/Plaguecrafter》
《叫び大口/Shriekmaw》
-インスタント 6枚-
《殺戮の契約/Slaughter Pact》
《暗黒の儀式/Dark Ritual》
《汚れた一撃/Tainted Strike》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《四肢切断/Dismember》
《殺し/Snuff Out》
-ソーサリー 11枚-
《伝国の玉璽/Imperial Seal》
《無垢の血/Innocent Blood》
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《夜の囁き/Night’s Whisper》
《血の署名/Sign in Blood》
《Grim Tutor》
《骨読み/Read the Bones》
《毒の濁流/Toxic Deluge》
《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》
《野望の代償/Ambition’s Cost》
《古えの渇望/Ancient Craving》
-エンチャント 5枚-
《動く死体/Animate Dead》
《ネクロマンシー/Necromancy》
《リリアナの誓い/Oath of Liliana》
《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》
《地下世界の人脈/Underworld Connections》
-アーティファクト 34枚-
《金属モックス/Chrome Mox》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《Jeweled Amulet》
《水蓮の花びら/Lotus Petal》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《大薙刀/O-Naginata》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《通電式キー/Voltaic Key》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《炭色のダイアモンド/Charcoal Diamond》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《友なる石/Fellwar Stone》
《砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《精神石/Mind Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《星のコンパス/Star Compass》
《思考の器/Thought Vessel》
《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》
《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》
《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《魔力の篭手/Gauntlet of Power》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《ニンの杖/Staff of Nin》
《不滅の太陽/The Immortal Sun》
-プレインズウォーカー 3枚-
《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
《闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms》
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》
-土地 34枚-
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《ボジューカの沼/Bojuka Bog》
《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》
《ロークスワイン城/Castle Locthwain》
《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》
《発明博覧会/Inventors’ Fair》
《Lake of the Dead》
《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《ヴォルラスの要塞/Volrath’s Stronghold》
20《沼/Swamp》
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デッキは当然ながらヤーグル以外の生物でのアタックは期待していない。
《アーボーグの暴食、ヤーグル》自身は
高いパワーを持つものの何の能力も持たないため、
当然ながらジェネラルダメージで対戦相手を殴り倒していくことを狙っていく。
ただし、素のままの《アーボーグの暴食、ヤーグル》で
ジェネラルダメージを狙おうとすると対戦相手を3回殴る必要があるため、
とにかく装備品を付けてパワー11以上を狙う。
デッキに搭載している装備品の中で、
例外は下記の《生体融合外骨格/Grafted Exoskeleton》。
《Grafted Exoskeleton/生体融合外骨格》
コスト:4
アーティファクト 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは+2/+2の修整を受けるとともに感染を持つ。
(それは、クリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
生体融合外骨格がいずれかのパーマネントからはずれるたび、そのパーマネントを生け贄に捧げる。
装備(2)
アンコモン
《生体融合外骨格》を《アーボーグの暴食、ヤーグル》に装備させると
パワー11の感染となるため、攻撃が通れば
毒カウンターが11個乗り、対戦相手を毒殺可能に。
同じような事を1回限りで出来るのが《汚れた一撃/Tainted Strike》。
《汚れた一撃/Tainted Strike》
コスト:黒
インスタント
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+1/+0の修整を受けるとともに感染を得る。
(それはクリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーに毒(poison)カウンターの形でダメージを与える。)
コモン
こちらはインスタントで感染と+1/+0。
攻撃が通りさえすればインスタントで《汚れた一撃》をかまして毒10個。
うまくプレイできれば、
1人を毒殺した後に、
《ヨーグモスの意志》からもう1回《汚れた一撃》でもう1人、
という事も期待出来る。
パワー9以上の生物ならではの瞬殺技だ。
それから、このデッキに限っているわけではないが、
地味に使える1枚は《ロークスワイン城》。
《Castle Locthwain/ロークスワイン城》
土地
あなたが沼(Swamp)をコントロールしていないかぎり、ロークスワイン城はタップ状態で戦場に出る。
(T):(黒)を加える。
(1)(黒)(黒),(T):カードを1枚引く。その後、あなたはあなたの手札にあるカードの枚数に等しい点数のライフを失う。
レア
エルドレインのレアの土地で、
ドロー加速能力を持つカード。
能力的にはリスクもあれば悠長でもあるが、
息切れを起こした際には助けになる1枚。
《沼》が無いとタップインというデメリットは、
いくらなんでも黒単では回避出来るはずだ。
手札0の時に起動で1ライフ失う、
手札1の時に起動で2ライフ失う、
このくらいだと許容ライン。
手札0でドローステップで土地を引いた場合には、
土地セットからこれを起動で十分に仕事をしてくれる。
手札2以上になってくるとちょっと危なくなってくるが、
ご利用は計画的に。
さすがに手札5枚以上で起動する人はあんまりいないと思う。
5枚以上の手札があったら先に何かしら動いてからのほうが良いし、
5枚以上あって動けない状況もなかなかに無いだろう。
変な言い方だとは思うが、
「マナが出せて、ライブラリーの上を見られない、
使いにくい《森の知恵/Sylvan Library》。」
だと思えば良し。
《森の知恵》は60枚構築ライフ20の勝負の中ではライフを払うのを躊躇するが、
EDHではノータイムでライフを払う事が多いカードだ。
ライフ的リスクはほぼ同等クラス。
面倒なのは起動が1黒黒とタップなので、
実質4マナ必要である事。
ガチガチのコンボデッキではこんな悠長なカードは採用出来ないが、
こういうバニラ生物でぶん殴るデッキでは重要な1枚になる。
それほど高額なカードではないので、
1枚おさえておいて損の無いカードだと思う。
《ロークスワイン城》と《ガイアー岬の療養所》はそういう地味に悪くないカードだ。
ちなみに、この2種のカードの相性も決して悪くないのでオススメだ。
さて、ここのところ連続して単色を紹介したので、
次は2色以上のジェネラルの紹介を。
ではまた。
記事作成日:2020/03/24