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こらむ

三日月の神

ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

———————

英宝さんはどうして
三日月の神(ムーミン)をジェネラルに選んだのでしょうか?
構想過程や出会いとか聞きたいです。

———————

おお、我が愛する青デブムーミン君への質問!
嬉しい。
やめろというまで語る。
この青デブ君への無意味な愛情はたぶん世界一だ。

いつもの通り、カードのスペックから。


Kami of the Crescent Moon/三日月の神
コスト:青青
伝説のクリーチャー スピリット(Spirit)
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーは追加のカードを1枚引く。
1/3
レア

神河救済のレアで、
能力はただの《吠えたける鉱山/Howling Mine》がついてる1/3の生物。
青デブの名にふさわしく、
パワー1だが、タフネスは3もある。
吠えたける鉱山》は無色2マナ、
こっちは青青の2マナ。
生物になっている分だけ弱いと言えなくもないうえに、
指定コストもきつい。
なんにも強くない。
なんにも強くないのだが、
こんな生物でも一度はトーナメントカードになっている。
2006年プロツアーホノルルのベスト4デッキにしっかり4枚採用されているのだ。
デッキ名は「ハウリング・オウル」という名で、
この青デブ君と《吠えたける鉱山》が4枚ずつ入っている。
このデッキが勝てなかった相手は軽いクリーチャーで攻めてくるタイプ。
これだけはどうにも出来ず、
この2006年のプロツアーの決勝はそんなビートダウンデッキ同士の戦いだった。
こればかりは相性の問題だったとしか言えない。

この青デブ君、
本名なのかどうか知らないが、
自称では「望/Mochi」と名乗るらしい。
モッチー。
他人からは呼ばれないのだろうか、モッチー。

ストーリー的には中々の野心家で、
「三日月」という月のある一面でしかない神ではなく、
世界を統べる神になる事を目論む大きな夢を持つモッチー。
三日月から世界を狙うとは随分大きな野望を抱くモッチー。
ただし、
真実を求める者、今田魅知子/Michiko Konda, Truth Seeker
(店主はミッチーまたはみっちゃんと呼んでいる。)
に目論見を見破られ、
梅澤俊郎/Toshiro Umezawa》・・・というより、
(店主はトッシーと呼んでいる。)
MTG界トップクラスのチート武器《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte》のパワーにより、
モッチー、氷漬け。
梅澤の十手》の能力に氷漬けなんてあったっけ?
とか突っ込まないように。
ストーリーにそう書いてあるだけなんだから。
で、氷漬けにされている時に、
復讐の神、大口縄/O-Kagachi, Vengeful Kami》というドラゴンに飲み込まれておしまい。
モッチーは大口縄が美味しくいただきました。
神河救済時は大口縄はストーリーにしか出てこないキャラだったが、
統率者2017にてカード化。
八ツ首のドラゴンとして描かれている。
たぶんだけど、モチーフはヤマタノオロチ。
折角だから氷漬けのモッチー食べてる絵にして欲しかった。
いや、どっかでそういうプロモ版出して欲しい。

こんな感じで神河のメインストーリー部分にしっかり登場する、
それなりに重要なキャラクターだった。
ちなみにモッチーは、
梅澤俊郎》(トッシー)が《夜陰明神/Myojin of Night’s Reach》の加護を受けるための協力もしている。
なのにトッシー、モッチーを氷漬け。
恩を仇で返すトッシー。
トッシー、それでいいのか。
戦国時代の下剋上みたいなお話だ。

モッチー、自力で世界征服考えてみたり、
結局うまく行かなくて死んじゃうあたり、
なんだか松永久秀みたいなヤツだ。
松永久秀も自力で日本征服を考えていたと言われている。
松永久秀とは、戦国時代の武将で、
日本史上一番最初に自爆が死因になった野心家。
官職名から松永弾正(だんじょう)と呼ばれる事もある。
織田信長を裏切ってみたり、足利の将軍様を振り回してみたり、
動乱の時代に色々とやらかしたあとに、

信長「お前の持ってる茶器くれ。そしたら許してやる。くれなきゃ殺す。」
久秀「ヤダ。お前にくれてやるくらいなら死ぬわ。」

というやりとりをして、
平蜘蛛の茶釜という茶器を抱いて、
火薬で自らもろとも爆散という、
日本で一番ロックなヤツである。
飛行機も電気も無い時代に、
自殺方法がまさかの爆死。
ハラキリはあった時代だが、
そこでハラキリではなくて爆死。
これをロックと言わずなんと言おうか。
自爆は創作だとも言われているが、
「信長に茶器と自分の首は渡さない。」
として、茶器を破壊し、城に火をかけ、
自害、または爆死か焼死した事は間違いないと言われている。
つまりロックである。
戦国時代随一のロック野郎である。

そんな松永久秀ばりのロックなヤツ、それがモッチー。
自らの能力で賄賂をバラまくがごとく、ドローを加速させ、
それでも自分が一番のアドバンテージを得ようとするが、
だいたい下剋上、裏切りに遭って死ぬ。
青デブ君もなかなかいないロック野郎である。

このロック野郎、さすがに能力が能力なうえに、
パワーも1しかないので、
EDHでこんな生物を使うのは暴挙(ロック)過ぎると最初は思った。
だが、普通は目指さない所を目指すのがロック。
EDHはライフ40点かジェネラルダメージ21点で倒すのが基本。
特にEDH黎明期はコンボなんてものはあまり無かった。
みんなでパワーカードぶつけ合うだけの世界に近かった。
そんな中で、99枚のライブラリーを削る事を考える人はいなかった。
しかも3人分も削るなんて無茶だ。
だが、普通は目指さない所を目指すのがロック。

というわけで店主は《三日月の神》をジェネラルに選んだ。
最初に《三日月の神》をジェネラルにデッキを組んだ頃、
この世には世界を支配しかねない神、
引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》は、
まだ存在していなかった。
無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre
真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth
も当然いなかった。

こいつらが出るまでは、
本当に全員のライブラリーを削るデッキを作っていた。
殴る手段など皆無に等しく、
全員にひたすらカードを引かせ、
パーマネントは危険なものだけ戻す。
チャンスのある時に全員を《繁栄/Prosperity》で引き殺す。
そんなデッキを作っていた。

勝手に手札が増え、
みんな土地事故からも解消され、
やりたい放題の場が形成されていく中、
三日月の神》なんてみんな必ずというくらい放置。
面白がって誰も除去しない。
誰もがライブラリーアウトで殺されるなんて思っていないからだ。
ただ、おおむね《無理強いた成果/Forced Fruition》を置いたらバレた。
数回呪文を唱えた途端にライブラリーが無くなるので、
「こいつライブラリーアウト狙ってやがる!」
とバレる。
あとは一度対戦したらだいたいバレるのだが、
それでもみんな「基本的に害がないから。」と《三日月の神》を放置してくれる。
なんとも面白いヤツだ。

ごみ引きずり/Junktroller》なんてカードまで採用している変なデッキだ。

正確な能力は以下の通り。


Junktroller/ごみ引きずり
コスト:4
アーティファクト クリーチャー ゴーレム(Golem)
防衛
(T):墓地からカード1枚を対象とし、それをオーナーのライブラリーの一番下に置く。
0/6
アンコモン

ただのブロッカーで、
ライブラリーを地味に地味に回復したり、
墓地活用を邪魔したりするだけの生物。
これで自分のライブラリーを少しだけ回復させつつ、
最後は、
空中文字/Skyscribing
繁栄/Prosperity
などの全員X枚ドロー呪文で3人まとめてぶっとばす。
という主旨のデッキだったが、
エルドラージ3神が出た途端に崩壊した。
あいつらの面倒なところは、
どんな領域から墓地に落ちてもライブラリーに墓地ごと混ざる。
これのせいで、せっかく削ったライブラリーが元に戻るのは、
あまりにもキツかった。
適者生存/Survival of the Fittest》等で捨てるだけでOKなだけでなく、
あの3神はEDHで採用されるだけのカードパワーの生物だった。
しかも無色。
どんな色でも投入可能なカードで、
ライブラリー切れの対策も出来ているカードが登場した途端に、
全員をライブラリーアウトさせる事は難易度が上がった。

全員を一気にライブラリーアウトさせるならともかく、
中途半端に1人か2人しか倒せない時は、
残った人に確殺される脆いデッキだ。
エルドラージ3神のせいで、
我が《三日月の神》はデッキの変更を余儀なくされる事となった。

何か良い方法は無いか、
とにかくこの青デブムーミン君、モッチーには愛着がわいていた。
このまま「使えないジェネラル」の烙印を押されたくないと思った。

そこで色々と試行錯誤をしてみたところで、
やはり《吠えたける鉱山》能力を活かすのなら、
自分にターンが沢山回ってくるのが一番だろうと思い、
追加ターンカードを全力投入。
このエルドラージ3神が出る前の段階では、
デッキには1枚も追加ターンなんて入れていなかった。

それとエルドラージ3神の持つ能力を活かすコンボが搭載された。

精神力/Mind Over Matter
寺院の鐘/Temple Bell
引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn

の3枚。
これを作った当時はエムラクールさんはEDHで禁止されていなかったので、
ウラモグさんとコジレックさんを採用する必要が無かった。
あと、
エムラクールも追加ターンカード。
しかも打ち消されないうえに滅殺6もあるので、
状況の対処力も優秀。
自身の追加ターン能力+追加ターン呪文1~2枚で、
多くの場合は場の制圧を完了してくれる。

15マナで普通はプレイするのも難しいコストだが、
世の中にはインチキな土地がありまして。
トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》という。
これまた当時は禁止されていなかった。
そらもうどっちも禁止されていない以上はデッキに放り込む。
どっちも禁止されていない時代では、
平然と3ターン目や4ターン目に着地する事もあった。

極論、フィニッシャーなんてこれだけで十分。
モマベルと呼ばれる、
精神力》+《寺院の鐘》コンボか、
エムラクールで追加ターンしながら全員殴るか。
追加ターンで連続してドローと展開を繰り返すので、
一度始まったら案外と止まらない。
止まったとしても、
手札はカウンターを構えられる状態が多く、
ちょっとやそっとでは盤上は揺るがない。
自分のターンにさえ戻ってくればまたコンボ狙いの
「ずっと俺のターン。」モードだ。
なお、
ほんの数回だけだが、
ジェネラルダメージ21点できっちり殴り切った事もある。
21回殴ったわけではなく、
魔力の篭手/Gauntlet of Power》を複数コピーして殴ったので、
数回で済んでいる。
Copy Artifact
ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph
彫り込み鋼/Sculpting Steel
で全部《魔力の篭手》を選べば、
パワー1の貧弱モッチーもパワー4まで育つ。
このくらいまであると案外殴り切れる。
あとは《露骨な窃盗/Blatant Thievery》を採用していた時に、
対戦相手から《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》を奪い取り、
そのまま殴り倒した事もあった。

そんなデッキを作ったのももうかなり前。
エムラクールもトレイリア大学院も禁止になった。
そしてEDHの環境も色々なカードが出て随分と変わった。
いつの頃からか、
「あのデッキは油断してると全員を殺しに来る。」
と認識されるくらいになった。
2ターン目に置いて即座に除去されるくらいに警戒されるようになった。
「この《三日月の神》というカードを、
 弱いジェネラルから危ないヤツに昇格させたのは、
 間違いなく自分だ!」
と言えるのは、個人的には結構嬉しい。
海外に持っていって遊んだ事もあるが、
だいたいの人が最初にカードの効果を確認し、
だいたいの人が油断してくれて、
そのまま倒し切る事が何度もあった。
俗に言う初見殺しというやつだ。
対戦する前だと
「お前、面白いジェネラル使ってるな。」
くらいの反応が多いのだが、
一度でも食らうと皆の見る目が変わるのが楽しかった。
海外で遊んだ時にも、
「あいつは魔王だ。先に倒せ!」
といった感じの言葉を何度ももらった。
こんな言葉をいただきつつも、
三日月の神》を置くと皆楽しそうなのだ。
理由は簡単で、
ドローが加速する事で、
いつもより自分のデッキがよく回るから。
そしてこちら側としては多くのデッキの
「回った時の動き」
を見る事が出来るのも勉強出来るので楽しかった。

それから、
どういうわけかEDHでお会いする事があるお客様達は、
「一度はムーミンと戦いたい。」
と言ってくださるので、
このデッキは弱かろうと強かろうと持ち続けたままになっている。
エムラクールは禁止になったとはいえ、
ウラモグかコジレックがその代わりをつとめてくれるし、
追加ターンは撃ったら追放される追加ターン呪文ばかりだが、
それでも追加ターン呪文は増えた。
それに、《運命のきずな/Nexus of Fate》というインチキみたいな呪文も出た。
追加ターン呪文であり、
ライブラリーに勝手に戻り、
しかもインスタント。
全くの制約無しでインスタントで追加ターンは相当に驚いた。
EDHでは自分の手前のターンのプレイヤーのエンドに撃つだけで良いのだ。
隙が無くて素晴らしいカードだ。
これを見て真っ先に
「おお、青デブ君のために作られたカードだ!」
と思ったヤツは世界で自分だけだろう。
言うまでもなさそうだが、
店主はとにかく新しいセットが出るたびに、
このEDHの《三日月の神》デッキをいじるパーツが登場したかどうかをチェックしている。
ここ数年での最大の収穫は《運命のきずな》だったが、
否定の力/Force of Negation》もかなりのお気に入りだ。
青のピッチスペルは相変わらず強い。

ところで、この原画どこにあるのか知らないけれども、
誰か所在がわかったら教えて下さい。
ここまで使い込んだジェネラルなので、
原画が欲しくなってしまった。
描いている人はDarrell Richeさんという人らしい。
MTGの絵を90種以上描いている。

ではまた。

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