今月のKその22

今回はアルファ・フォーティに参加した彼のデッキを紹介。
アルファ・フォーティについて全く知らない人は、
下記を参照。

ルールについて。
note:α40(アルファフォーティ)について

店主のアルファ・フォーティのデッキ紹介。
note:アルファ・フォーティをやってみた。


Kもアルファ・フォーティに参加してくれた1人だったのだ。
彼のここ2~3年はそういう意味でもなかなかに激動だ。

・パワー9の購入からヴィンテージ参戦。
・さらに《Library of Alexandria》の購入。
・オールド・スクール参戦。
・アルファ・フォーティ参戦。
・カブトムシを食べる。


レガシーまでだった彼の世界は一気に広がった。

やはりカブトムシは偉大だ。


Kは、

「加藤英宝とかいう邪悪の化身に、
 MTGの沼に引きずり込まれた。
 俺は被害者。
 あと、
 《Mishra’s Workshop
 《Bazaar of Baghdad
 の2枚は禁止しろ。」

などと意味のわからない事を供述している。
全く人聞きの悪い。
そして、
持っていないカードは禁止しろという謎理論。

そんな彼のデッキ。

K_Mono_Black

10《凍てつく影/Frozen Shade
8《暗黒の儀式/Dark Ritual
4《邪悪なる力/Unholy Strength
1《Mox Jet
1《Black Lotus
16《沼/Swamp

予想の斜め上過ぎる。
自分以外全員が青だと思っていたのに、
まさかの黒単。
しかもクリーチャーが1種のみ。

だいたい《凍てつく影》なんて、
昔からやっている人ならともかく、
カードの効果を言える人なんてそんなにいないカードだぞ。

Frozen_Shade
Frozen Shade/凍てつく影
コスト:2黒
クリーチャー シェイド(Shade)
(黒):凍てつく影はターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。
0/1
コモン

3マナで0/1。
黒で強化。
ウルザズ・サーガで、全く同じ能力を持ち、
全く同じコストで1/1になった、
立ちはだかる影/Looming Shade》が上位互換。

K曰く、
「アルファというセットだけの構築だから、
 そんなに強いフィニッシャーいない。
 だったら開き直ってこの構築いけると思った。
 それにアンリミまで使えるなら、
 これだけ買っても安いし。」
と。

面白い。
非常に面白いデッキだ。
デッキに8枚も入っている《暗黒の儀式》は、
いつ引いても《凍てつく影》を出すだけではなく、
巨大化/Giant Growth》としても使える。
結構理にかなったデッキを作っているのだ。

店主がこのデッキに驚いていると、
Kはさらにこうも言った。
「このデッキ、別に無理して
 《Black Lotus》と《Mox Jet》は必要ない。
 その2枚も《暗黒の儀式》でもあまり変わらない。
 あ、でも《不吉の月/Bad Moon》は2枚くらい入れてみたかった。」
と。
Black Lotus》と《Mox Jet》を抜いて、
これを《暗黒の儀式》や《不吉の月》にした途端、
デッキの総額は非常に安くなる。
言ってしまえば、
「誰でも作れるデッキ。」
となる。

一応参考までに書いておくと、

Unlimited版でEX程度であれば、

凍てつく影》100円
暗黒の儀式》1600円
邪悪なる力》200円
不吉の月》5000円
》300円

このくらいの金額である。
(2019年10月時点。)

凍てつく影》を10枚買っても1000円という。

仮に彼のデッキを
10《凍てつく影/Frozen Shade》:1000円
8《暗黒の儀式/Dark Ritual》:12800円
6《邪悪なる力/Unholy Strength》:1200円
16《沼/Swamp》:4800円
こうした場合、
合計:19800円。
開き直って作ると2万円程度で完成するという事。

ついでに、
この話をしていたあたりでの会話。

K「あのさ、今月のKのアップされたやつ
 (今月のKその21のこと)
 あれ、『今月のT』じゃねえ?
 もしくは『酔っ払いの暴走』?」

店主「まぁ、一応オチ的、目的としても、
 Kにカブトムシ食わすのが主旨だけどね。」

K「食わせんな!」

店主「笑いはとれたと思う。」

K「虫とかドッグフードを食うのは、
 カードショップのオーナーの仕事だろ。
 一般人を巻き込むな(笑)」

注)カードショップオーナーにそんな仕事はありません。

店主「まずは一般人になってからそういう事は言おうな。」

K「どっからどう見ても一般人だろ!」

wakaranai

相変わらずだ。

そんなKから読んでくれている皆様へコメント。

「最初にアルファ40やろうと聞かされた時は、
 『こいつ(店主の事。)全員金が余りまくってるブルジョアだと思ってんのか?』
 とマジで思った。
 アンリミまでOKと言ったって、
 普通、俺みたいな一般人はアンリミのカードなんて持ってない。
 でも、カードプールと予算見比べれば、
 とても最強とは言えなくても遊ぶ程度のデッキ作成は可能だった。
 どんなフォーマットでも、まずは一回やってみるのがいいと思う。
 合わないと感じたら以降やらなければいいだけ。
 今回はほぼコモン単なので将来的なカード価値上昇は期待出来ないが、
 レアカードの入ったデッキなら価格上昇も期待出来そうだしね。」


それから、使ってみた感想やアルファ・フォーティをやってみた感想も。

「このデッキをプレイしてみて、
 自分の最大のミスは、
 《凍てつく影》のパワー/タフネスを勘違いしていた事。
 こいつは1/1だと対戦するまでずっと思っていた(笑)
 もしもうちょい予算かけるなら、
 《邪悪なる力》を《不吉の月》にして、
 《恐怖/Terror》を少し入れられたら強くなると思う。
 アルファ・フォーティの大会に出てみて、
 みんな、余り見かけないカードをプレイされ、
 まるで最新セットリリース当日かと思う位に、
 『それどんな効果ですか?』
 と聞いていたのが面白かった(笑)」


とのこと。

パワー/タフネスの勘違いは、
立ちはだかる影》がウルザズ・サーガにあったから、
全く同じ効果で名前が違う生物だと思ってしまったのだろう。

Kがこんな風に楽しんでくれたので、
開催した側としても非常に嬉しかった。

あと、参加した人がほぼ口を揃えて言っていたのは、
「MTGの一番最初はこんな世界だったというのを、
 実体験してみるというのは面白い。
 たまにはこんな遊び方もアリだと思った。」

だった。

こうやって、MTGの未知の世界を体験し、
その体験した人達のコメントをもとに、
誰か1人でもこの世界に興味を持って始めてくれたら嬉しい。
特にオールド・スクールやアルファ・フォーティは、
MTGの最初期を体験出来る素晴らしい遊び方だ。
そして、
その時代のカードを体験しながら、
「まだ研究するべきところがある。」
「まだ新しい発見がある。」
と感じさせてくれるところが、
MTGのすごいところだ。

ではまた。



記事作成日:2019/10/23



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