EDHデッキ紹介その123(Arixmethes, Slumbering Isle/まどろむ島、アリクスメテス)

今回のEDHデッキ紹介はお客様のリクエスト。
まどろむ島、アリクスメテス
でデッキを作って欲しいと言われ作る事に。

Arixmethes, Slumbering Isle
Arixmethes, Slumbering Isle/まどろむ島、アリクスメテス
コスト:2緑青
伝説のクリーチャー クラーケン(Kraken)
まどろむ島、アリクスメテスはタップ状態でまどろみ(slumber)カウンターが5個置かれた状態で戦場に出る。
まどろむ島、アリクスメテスの上にまどろみカウンターが置かれているかぎり、これは土地である。(これはクリーチャーではない。)
あなたが呪文を唱えるたび、あなたはまどろむ島、アリクスメテスの上からまどろみカウンターを1個取り除いてもよい。
(T):(緑)(青)を加える。
12/12
レア

4マナ払ってタップ状態で出る土地。
12/12なので2パンチで倒せるのだが、
トランプルも無ければ飛行も無い。
そしてまどろんでいる間は殴れないときた。
トレストの密偵長、エドリック》以外でも、
首席議長ヴァニファール》という強い生物が出てきている青緑では、
環境的にはネタ域扱いされかねないのが厳しい。

そしてこの子はなかなか複雑なルールを持っていて、
例えば、覚醒(このデッキだと《水の帳の分離》が該当。)を持っている呪文だと下記のようになる。

まどろむ島、アリクスメテス》の上にまどろみカウンターが1個ある状態で、
水の帳の分離》を覚醒コスト込みで《まどろむ島、アリクスメテス》を対象にして撃つとする。
この時、
まどろみカウンターを取り除くと選択すると、
呪文が対象不適正になり、立ち消えになる(フィズる)。
(対象が土地から生物になってしまうため。)

まどろみカウンターを取り除かないと選択すると、
+1/+1カウンターは置かれるのだが、
基本のパワーとタフネスが0/0になってしまい、
その後まどろみカウンターが0になっても、
12/12になったりはしない。

とはいえ説明を書いたところで、
まどろむ島、アリクスメテス》の元々の力で2パンチで相手を倒せるので、
この子に向かって覚醒呪文なんぞ撃つ必要はない。

デッキは以下。

ジェネラル:《まどろむ島、アリクスメテス/Arixmethes, Slumbering Isle

-クリーチャー26枚-
極楽鳥
東屋のエルフ
エルフの神秘家
Fyndhorn Elves
ラノワールのエルフ
ワイアウッドの共生虫
クウィリーオン・レインジャー
スクリブのレインジャー
ティタニアの僧侶
旅するサテュロス
培養ドルイド
永遠の証人
歩行バリスタ
再利用の賢者
金粉のドレイク
粗石の魔道士
ワイアウッドの媒介者
造化の紡ぎ手
アルゴスの古老
ヴィリジアンのシャーマン
呪文探求者
Elvish Spirit Guide
花を手入れする者
トリトンの英雄、トラシオス
ハイドロイド混成体
刻み角

-インスタント16枚-
渦まく知識
自然の要求
有毒の蘇生
秘儀の否定
差し戻し
神秘の教示者
俗世の教示者
サイクロンの裂け目
大あわての捜索
運命のきずな
意志の力
ミューズの囁き
転覆
断絶
遅延
のぞき見

-ソーサリー15枚-
緑の太陽の頂点
ギタクシア派の調査
思案
定業
新たな芽吹き
水の帳の分離
リシュカーの巧技
意外な授かり物
荊州占拠
時間のねじれ
時間操作
Timetwister
時のらせん
永劫での歩み
時間の伸長

-エンチャント5枚-
楽園の拡散
繁茂
森の知恵
現実からの遊離
ペミンのオーラ

-アーティファクト5枚-
師範の占い独楽
太陽の指輪
モックス・ダイアモンド
魔力の墓所
水蓮の花びら

-プレインズウォーカー2枚-
原初の狩人、ガラク
精神を刻む者、ジェイス

-土地30枚-
繁殖池
統率の塔
ガイアの揺籃の地
真鍮の都
マナの合流点
ヤヴィマヤの沿岸
Tropical Island
古えの墳墓
ドライアドの東屋
内陸の湾港
霧深い雨林
吹きさらしの荒野
新緑の地下墓地
樹木茂る山麓
溢れかえる岸辺
汚染された三角州
沸騰する小湖
6《
7《


————————

基本は《まどろむ島、アリクスメテス》のパンチで勝ちに行くが、
このデッキ、結構不思議な事が出来る。
そんなん見ただけでわかるという人は使った事があるか、
コンボ慣れしている人だと思う。

単純に無限マナコンボがいくつか。

シンプルなコンボでは、

ペミンのオーラ》or《現実からの遊離

造化の紡ぎ手》or《アルゴスの古老》or《ワイアウッドの媒介者

この組み合わせ。
培養ドルイド》も条件を満たせばOK。

まどろむ島、アリクスメテス》が生物化した時は、
ペミンのオーラ》or《現実からの遊離》で緑マナ限定で無限マナ。
これが《ペミンのオーラ》の時だと特に面白い。
ペミンのオーラ》の効果は、

Pemmin’s Aura
Pemmin’s Aura/ペミンのオーラ
コスト:1青青
エンチャント オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
(青):エンチャントされているクリーチャーをアンタップする。
(青):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで飛行を得る。
(青):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで被覆を得る。(それは呪文や能力の対象にならない。)
(1):エンチャントされているクリーチャーは、ターン終了時まで+1/-1または-1/+1の修整を受ける。
アンコモン

この一番下の能力が無限マナ状態だと何度も起動出来るので、
まどろむ島、アリクスメテス》を23/1のクリーチャーに出来る。
(21/3でも構わない。)
攻撃が通りさえすれば一撃必殺。
ペミンのオーラ》で飛行がつけられるので高確率で一人倒せる。

無限マナの処理手段では、

ミューズの囁き
トリトンの英雄、トラシオス
ハイドロイド混成体
歩行バリスタ
転覆

トリトンの英雄、トラシオス》《ハイドロイド混成体》《ミューズの囁き》は、
単純に《歩行バリスタ》か《転覆》に繋げればおしまい。

こういう瞬殺もありながらも、
面白い動きが出来るのが下記のタイミング。

・《まどろむ島、アリクスメテス》のまどろみカウンターが残り1。
・追加ターン呪文を持っている。
・ブロッカーがいないプレイヤーが最低一人いる。

この条件が揃ったら動き出すのが面白い。
追加ターン呪文を撃ったらまどろみカウンターを取り除く。
まどろむ島、アリクスメテス》がパンチ。
追加ターンでさらにパンチで一人沈める。

この動きは一度食らってみないとわからない。
「あ、死んだ。」
という言葉を何度か聞いた。

他の無限は

断絶》+《永遠の証人》+《ガイアの揺籃の地》(5マナ以上出る状態)+青マナの出る土地
転覆》+《永遠の証人》+追加ターン

など。

デッキとしては無限でも倒せるが、
なにせジェネラルのパワーが強いので、
追加ターンで一人一人殴っていくと案外倒せる。
時々トランプルがなくて困る事があるので、
狩猟の神、ナイレア》も考慮しても良い。
狩猟の神、ナイレア》が入っていると、
無限マナになった時に全クリーチャーを無限強化出来る事も大きい。

クリーチャーをもっと主体にして動くデッキにするのなら
空打ち(まどろみカウンターを減らすだけ)が可能な、
みなぎる活力》《動員》を採用しつつ、
エルフの数を増やす方法も面白い。
フィニッシュ手段に《孔蹄のビヒモス》を入れておけば、
追加ターン無しで全員倒せることも。

最初にお客様にこのジェネラルでデッキを組んで欲しいと言われた時は、
「いや、こんな弱い生物無理だろ・・・。」
と思ったものだが、
案外とそんな事もなく、
動かしていてとても楽しいデッキに仕上がった。
ジェネラルが思っていたよりも強い。
不毛の大地》だとか《ハルマゲドン》で壊れる事はあるが、
土地を壊すカードよりもクリーチャーの単体除去の採用率のほうが高いので、
着地からまどろんでいる間は壊されない強みがある。
加えて、
4マナでタップインとはいえ、
次のターンにはセットランド含めれば7マナにまで手が届くマナブーストは弱くない。
プレイヤーの都合でまどろみカウンターを取り除けるので、
クリーチャー化したくないタイミングは1個残したままでプレイ出来るし、
いつでもインスタントを1枚構えておけば土地破壊から回避出来る。
(《まどろむ島、アリクスメテス》はまどろみカウンターが置かれているかぎり土地である
 と書かれているため、まどろみカウンターが0になった途端に土地ではなくなる。)
土地でなくなると、《旅するサテュロス》等でアンタップが出来なくなるが、
反面、《スクリブのレインジャー》等でアンタップ可能になる。
一長一短だ。
面白いのは《リシュカーの巧技》。
まどろみカウンター残り1の時に《リシュカーの巧技》を撃ち、
まどろみカウンターを取り除く。
当然《まどろむ島、アリクスメテス》が12/12となって動き出すので、
リシュカーの巧技》の効果で12枚ドローから5マナ以下の呪文が撃てる。
ここで5マナの追加ターン呪文が撃てたらまず負けないモードだ。

お客様から作ってと言われなかったら作らなかったジェネラルだったが、
非常に勉強になる良ジェネラルだった。
ある程度使い込み続けたいジェネラルにまでなるとは思わなかった。
リクエストしてくれたお客様、ありがとうございました!

ではまた。



記事作成日:2019/05/28



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