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1Killデッキ検証その2

前回に引き続き、
1キルデッキ検証。
今回はカウンターデッキ相手の50回デュエル。
1キルデッキは前回と変更なしなので、

デッキ内容は前回のこらむを参照。
対戦するデッキはヴィンテージ(タイプ1)のカウンターOathデッキ。
メインには《もみ消し/Stifle》や《Force of Will》、《対抗呪文/Counter Spell》が満載の、
1キルデッキには素晴らしくキツそうなデッキである。

まずは先攻25回。

相手が《Force of Will》さえ持っていなければ、
1ターン目に限り、
ゴブリン相手となんら変わらないとも言える。

1回目:3ターン目、《暗黒の儀式/Dark Ritual》を《対抗呪文》されてあえなく撃沈。
2回目:1ターン目、《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》を《Force of Will》されてあえなく撃沈。
3回目:2ターン目、《大霊堂の戦利品/Spoils of the Vault》21ライフ損失自爆。
4回目:2ターンKill。
5回目:2ターン目、《Ancestral Recall》を《Force of Will》されて撃沈。

6回目:1ターン目、《土地譲渡/Land Grant》を《Force of Will》されて動けなくなって投了。
7回目:5ターン目、《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath》と《夜のスピリット/Spirit of the Night》に殴られて死亡。
8回目:2ターン目、《もみ消し》でストームを潰されて撃沈。
9回目:3ターン目、《悪魔の教示者/Demonic Tutor》を《対抗呪文》されて撃沈。
10回目:4ターン目、《怒りの天使アクローマ》&《夜のスピリット》に殴られて死亡。

11回目:2ターンKill。
12回目:1ターンKill。
13回目:1ターン目、《土地譲渡》を《Force of Will》されて動けなくなって投了。
14回目:4ターン目、《暗黒の儀式》を《Mana Drain》されて撃沈。
15回目:1マリガン、2ターン目、《もみ消し》でストームを潰されて撃沈。
16回目:1マリガン、3ターン目、《対抗呪文》の前に手も足も出ず。
17回目:2ターンKill。
18回目:1マリガン、2ターンKill。
19回目:2ターン目、《大霊堂の戦利品》にて19ライフ損失にて即死。
20回目:5ターン目、《怒りの天使アクローマ》&《夜のスピリット》に殴られて死亡。

21回目:2マリガン、3ターン目、ストーム足らず、投了。
22回目:2ターン目、《もみ消し》でストームを潰されて撃沈。
23回目:2ターン目、《大霊堂の戦利品》にて22ライフ損失にて即死。
24回目:2ターンKill。
25回目:1ターン目、《陰謀団の儀式/Cabal Ritual》を《Force of Will》されてあえなく撃沈。

6勝19敗。

後攻25回の結果。

1回目:1マリガン、1ターン目、《土地譲渡》を《Mana Drain》されて動けなくなって投了。
2回目:2ターン目、ストーム足らずに動きが止まり、投了。
3回目:1マリガン、2ターン目、《陰謀団の儀式》を《Mana Drain》されて撃沈。
4回目:3ターン目、《ヨーグモスの意志》を《Force of Will》されて撃沈。
5回目:1マリガン、2ターン目、《Demonic Consultation》で死亡。(レアな状況だ)
6回目:4ターン目、《怒りの天使アクローマ》&《夜のスピリット》に殴られて死亡。
7回目:1ターン目、《もみ消し》でストーム潰されて撃沈。
8回目:1ターン目、《土地譲渡》を《Force of Will》されて撃沈。
9回目:2ターン目、途中で動きが止まり、投了。
10回目:1ターンKill。

11回目:2ターン目、《大霊堂の戦利品》にて17ライフ損失にて即死。
12回目:2ターンKill。
13回目:5ターン目、《怒りの天使アクローマ》&《夜のスピリット》に殴られて死亡。
14回目:4ターン目、《怒りの天使アクローマ》&《夜のスピリット》に殴られて死亡。
15回目:3ターン目、《もみ消し》でストームを潰されて撃沈。
16回目:3ターン目、《ヨーグモスの意志》を《対抗呪文》されて撃沈。
17回目:2ターンKill。
18回目:1ターン目、《暗黒の儀式》を《Force of Will》されて撃沈。
19回目:2ターン目、《もみ消し》でストームを潰されて撃沈。
20回目:1ターン目、ストームのうち1回を《誤った指図/Misdirection》されて倒しきれず撃沈。

21回目:1マリガン、3ターン目、《陰謀団の儀式》を《Mana Drain》されて撃沈。
22回目:1ターンKill。
23回目:2ターン目、《陰謀団の儀式》を《Force of Will》されてあえなく撃沈。
24回目:2ターン目、途中で動きが止まり、投了。
25回目:3ターン目、《陰謀団の儀式》を《Mana Drain》されて動かなくなり撃沈。

4勝21敗。

以上、カウンターOath相手50回の結果。

総合計勝敗:10勝40敗。

明らかに勝率が悪くなっている。
今度は後攻のほうが勝率が悪い。
当たり前と言えば当たり前の話だが、
相手がセットランドすると、1マナから《もみ消し》を撃てる。
2ターン目にはカウンター呪文の多くが飛んでくるだけでなく、
ドロー系呪文を駆使されて《Force of Will》や《もみ消し》を持ってこられる。
このへんの分の悪さはゴブリン相手ではありえなかっただけに、
かなり勝率を狂わされてる部分だ。

実際の試合を想定してのプレイなので、
先攻をとっている場合はとくに、
「相手のデッキを知らない」状態として、
無防備に1ターン目《土地譲渡》を撃つ。
これを《Force of Will》されるとかなりの確率で負けになる。

後攻の場合も、
「この手札ではマリガンはしないだろう」
という状態から《土地譲渡》をカウンターされて負けている。

前回の結果が、
31勝19敗、

今回の結果が、
10勝40敗。

全100回のデュエルの合計は、
41勝59敗。

勝率約40%。

1ターンKillできた回数は14回。
1ターンKill率14%。

平均6回に1回くらいは1ターンKill出来る確率。

全体の感想としては、
実際のトーナメントで通用しなくもないデッキだろうが、
あまりに初期手札の運に左右される上に、
青いデッキの多いType1では不利ではなかろうか。
サイド後では赤や親和にさえカウンターが入る事もありえるわけで、
明らかな不利要素も伺える。

ついでに墓地消されるだけでも負けそうな予感もしてくる。

現環境の中では確かに最速1キルの可能性を持ったデッキではあるだろう。
しかし、
「勝ちにいけるとはお世辞にも言えるデッキではない」

とチーム「まぐろ」では判断。

Type1の世界は1ターンキルが当たり前などと思っている人も世の中には多くいる事だろう。

しかし、現実とはこの程度である。
14%前後の1キル率ならば、
スタンダード親和が何も出来ない相手に4ターンキルする確率のほうが高い。
(注:このこらむの書き始めは2005年3/20より前です。)

いや、スタンダード親和は何かしてくる相手にさえ4ターンキルする事も多い。
個人的な見解かもしれないが、
Type1の1ターンキルよりも、
スタンダードの4ターンキルのほうがひどいのではなかろうか。
カードパワー、カードプールが減退しているにも関わらず、
4ターンで相手を倒す確率がType1の1ターンキル率よりも高い。
さすが2005年3/20で禁止になるだけのことはある、とも言えるが。

結論としては、
1キル80%はデマ。
噂によると「自分が1ターン目に死ぬ」という確率も含めての1キル(キルられ?)80%だと言うが、

わざわざ1ターン目に死にに行くプレイングをしなかった我等としては、
この1キル(キルられ)80%は起きえなかった。
やはりType1でも1ターンキルは難しい。
でもType1は面白い。

ではまた。



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