スリーブについて。

ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

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はじめまして
先の質問でスリーブは一重というお話がありましたが、
詳しくお伺いしたいです。

保管と対戦の2つの観点があると思うのですが…

よろしくお願いします。

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先の質問とは、

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Serraさんはスリーブは何重にされていますか?

私はつい最近まで一重派だったのですが、
1枚1万円以上のカードや変身カードは気を遣わざるを得ないため、
二重にも手を出し始めています。
とは言えやはり手間は掛かり、
またその分デッキも分厚くなってしまいまうのが悩み所です。

スリーブに関して、Serraさん自身のお考えをお聞かせ頂けたら幸いです。

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この質問。
これに対して、一重と回答した後に、
もう1つ質問が来たのが冒頭の質問。

Cardshop Serra Angel Sleeve

スリーブ一重の理由は様々なのだが、
自分だけの理由と、
他の方にも共通しそうな理由がある。

他の方にも共通する理由のほうがシンプル。

「サプライにお金をかけるより、
 自分が使いたいカードを購入する事にお金をかけたい。」

これについては、

「でも買ったカードを大切にするのも重要じゃないか。」

という反論が来るのもよくわかる。
でも、
あれも使ってみたい、
これも使ってみたい、
という気持ちが次々と出てくるのがMTGの魅力。

だから、
サプライにお金かけるよりカード!
カード大切にするためにサプライ!
どちらも間違っていないと思う。

ただ、1つ言わせてもらえば、
よほど頑丈なもので保護するのなら別だが、
スリーブくらいの柔らかい品では、
人間の力でちょっとシャッフルミスが起きたら、
カードが曲がってしまうおそれは免れない。

この理由から、
「曲がる時、劣化する時はそうなってしまう。
 それはもう仕方がない。
 ならば、沢山のMTGのカードに触れる機会を増やして、
 自身の経験を積みたい。」
と考えている。

そして、この店主は、
ことMTGに関してはちょっとおかしな人なので、
だいたいのカードは

・保存用(コレクション)
・デッキで使う用


を分けてある。

晴れる屋の齋藤友晴さんとの動画(リンク先はYouTubeです)の時に、
ヴィンテージの対戦をしたカード達、
あれは全て余りのカードだけで組んでいる。
だから使う用はボロボロになっても構わないというのは乱暴な言い方だが、
保存用があるからこそ安心して使えるという事は間違いない。

いつか劣化してしまうというものは、
どんなものでも仕方ない。
形あるものはいつか壊れるという言葉の通りだ。

世の中の芸術品は、
その芸術品を大切にしてくれる多くの人によって、
100年以上の時間が経過しても管理と補修で現代に残されている。

25年前にMTGが出来た時、
最初の頃にプレイヤーになった人達の周りには、
スリーブすらなかった。
この頃に使われたカード達はノンスリーブで使われてボロボロになってしまった。
誰もがこの頃にMTGがこんな世界になると予想しなかっただろうから、
これはもう誰が悪いなんて事もない。
本当に仕方がなかった事だと思う。

店主は本当にどうしようもない程MTG好きなので、
この保存というやつを非常に真面目に考えている。
自分が死んだ後のMTGの事まで考えているMTGプレイヤーなんて、
全体の1%もいないはずだ。
MTGは世界の文化として100年先の未来でも残るべきだと、
心の底から思っている。
絵画や彫刻品との大きな違いは、
カードを使ってゲームが出来る事だ。
劣化や消失はどうしようもない事もある。
だからこそ、
可能なものは保存に、
保存に適さないものについては、
それでも大切に扱ってプレイに、
と考えている。
この保存とプレイについて、
カードのを使う経験との兼ね合いも含めて、
何がベストであるかは本当に悩むところだ。
無限に使えるほどのお金があれば別だが、
なかなかそうもいかない。

自由になるお金の範囲で、
100年後のMTGの世界のために、
自分は保存用カードについてはPSA鑑定をしている。
もちろん価値の問題も考えてPSA鑑定をしている一面もあるが、
未来へこの最高の文化を遺す事が最大の目的だ。
今から100年先、200年先の未来に、
一体何枚の《Black Lotus》をニアミントで遺せるだろう。

なんだかスリーブとは話がそれてしまった。
ともかく、スリーブにかけるお金よりも、

・現在ニアミントクラスのカードをPSA鑑定にかける。
・自分がカードを使う経験。


の2つを重要視している。
ボロボロになってしまったカードは補修する事が出来ない。
出来ないのなら、せめて大切に扱いたい。
扱いたいのだが、
その優先順位が、

1:ニアミントクラスのカードの保存。
2:カードを使う経験。
3:ボロボロのカードを大切に扱う。


になっているだけで、
邪険な扱いをする気はさらさらない。
これを読んでいる方がどのように考えているかわからないけれども、
この文が一人でも多くの人に、
100年後の未来の人のためにMTGを遺そう。
と思ってくれるきっかけになれば嬉しい。

ではまた。



記事作成日:2019/05/06



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