EDHデッキ紹介その122(灯争大戦)
記事作成日:2019/05/03 執筆:加藤英宝
今回のEDHデッキ紹介は《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn》。
本日発売の「灯争大戦」に収録されている伝説のドラゴン。
《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn》
コスト:白青黒赤緑
伝説のクリーチャー ドラゴン(Dragon) アバター(Avatar)
飛行
ニヴ=ミゼット再誕が戦場に出たとき、
あなたのライブラリーの一番上からカードを10枚公開する。
その中から、色2色の組1組につき、
ちょうどその2色であるカード1枚を選ぶ。
選ばれたカードをあなたの手札に加え、
残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
6/6
神話レア
基本的にはカラーマーカー。
戦場に出た時の能力をフル活用するように組まれているわけではないが、
1枚くらいは2色のカードがめくれるはず。
アドバンテージを得つつ6/6飛行が戦場に出ると考えれば悪くはない。
ただし、今回のデッキはこのニヴ様で勝つ事など一切考えていない。
デッキは以下。
ジェネラル:《ニヴ=ミゼット再誕/Niv-Mizzet Reborn》
-インスタント3枚-
《秘儀の否定/Arcane Denial》
《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
《神秘の教示者/Mystical Tutor》
-ソーサリー9枚-
《悪魔の教示者/Demonic Tutor》
《Timetwister》
《時間のねじれ/Time Warp》
《時間操作/Temporal Manipulation》
《荊州占拠/Capture of Jingzhou》
《時間の熟達/Temporal Mastery》
《瞬間の味わい/Savor the Moment》
《時のらせん/Time Spiral》
《Wheel of Fortune》
-エンチャント1枚-
《The Abyss》
-アーティファクト16枚-
《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet》
《ボロスの印鑑/Boros Signet》
《ディミーアの印鑑/Dimir Signet》
《ゴルガリの印鑑/Golgari Signet》
《グルールの印鑑/Gruul Signet》
《イゼットの印鑑/Izzet Signet》
《オルゾフの印鑑/Orzhov Signet》
《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
《セレズニアの印鑑/Selesnya Signet》
《シミックの印鑑/Simic Signet》
《金属モックス/Chrome Mox》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《鎖のヴェール/The Chain Veil》
-プレインズウォーカー37枚-
《寛大なる者、アジャニ/Ajani, the Greathearted》
《混沌の船長、アングラス/Angrath, Captain of Chaos》
《群れの声、アーリン/Arlinn, Voice of the Pack》
《夢を引き裂く者、アショク/Ashiok, Dream Render》
《炎の職工、チャンドラ/Chandra, Fire Artisan》
《はぐれ影魔道士、ダブリエル/Davriel, Rogue Shadowmage》
《ボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolas》
《支配の片腕、ドビン/Dovin, Hand of Control》
《黒き剣のギデオン/Gideon Blackblade》
《太陽の義士、ファートリ/Huatli, the Sun’s Heart》
《神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries》
《敬慕される炎魔道士、ヤヤ/Jaya, Venerated Firemage》
《野生造り、ジアン・ヤングー/Jiang Yanggu, Wildcrafter》
《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》
《謎めいた指導者、カズミナ/Kasmina, Enigmatic Mentor》
《死者の災厄、ケイヤ/Kaya, Bane of the Dead》
《ビヒモスを招く者、キオーラ/Kiora, Behemoth Beckoner》
《戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General》
《石の嵐、ナヒリ/Nahiri, Storm of Stone》
《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》
《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World》
《憎悪に歪む者、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis, the Hate-Twisted》
《嵐の伝導者、ラル/Ral, Storm Conduit》
《崇高な工匠、サヒーリ/Saheeli, Sublime Artificer》
《暴君潰し、サムト/Samut, Tyrant Smasher》
《主無き者、サルカン/Sarkhan the Masterless》
《復讐に燃えた血王、ソリン/Sorin, Vengeful Bloodlord》
《伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Tales》
《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
《盾魔道士、テヨ/Teyo, the Shieldmage》
《橋の主、テゼレット/Tezzeret, Master of the Bridge》
《放浪者/The Wanderer》
《無頼な扇動者、ティボルト/Tibalt, Rakish Instigator》
《人知を超えるもの、ウギン/Ugin, the Ineffable》
《野獣の擁護者、ビビアン/Vivien, Champion of the Wilds》
《群集の威光、ヴラスカ/Vraska, Swarm’s Eminence》
-土地33枚-
《Badlands》
《Bayou》
《Plateau》
《Savannah》
《Scrubland》
《Taiga》
《Tropical Island》
《Tundra》
《Underground Sea》
《Volcanic Island》
《血の墓所/Blood Crypt》
《繁殖池/Breeding Pool》
《神無き祭殿/Godless Shrine》
《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
《草むした墓/Overgrown Tomb》
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
《蒸気孔/Steam Vents》
《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
《寺院の庭/Temple Garden》
《湿った墓/Watery Grave》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《霧深い雨林/Misty Rainforest》
《汚染された三角州/Polluted Delta》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《統率の塔/Command Tower》
《次元間の標/Interplanar Beacon》
《カーンの拠点/Karn’s Bastion》
——————————
これこそ、灯争大戦。
リストを見てお気づきの方もいるかもしれない。
今回のデッキは、
灯争大戦のプレインズウォーカー36体+ボックス購入特典の1枚
をすべて投入している。
・37体のプレインズウォーカー
・マナ加速と土地
・追加ターン
・ドロー
・サーチ
・《鎖のヴェール》
で構成されている。
逆に今までのプレインズウォーカーは一切採用していない。
手抜きとか言わないように。
せっかく灯争大戦というプレインズウォーカー大量のセットが出たのだから、
このデッキ構成で紹介しないなんて面白くない。
デッキ内のプレインズウォーカーには全然役に立たないあまり役に立たない奴もいるが、
半面、EDHにおいて特に強力な奴もいる。
使って面白そうなカードを少し紹介してみよう。
《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》
コスト:4
伝説のプレインズウォーカー カーン(Karn)
対戦相手がコントロールしているアーティファクトの起動型能力は起動できない。
[+1]:クリーチャーでないアーティファクト最大1つを対象とする。
あなたの次のターンまで、
それはパワーとタフネスがそれぞれそれの点数で見たマナ・コストに等しいアーティファクト・クリーチャーになる。
[-2]:あなたは、
ゲームの外部か追放領域にありあなたがオーナーであるアーティファクト・カード1枚を選び、
そのカードを公開してあなたの手札に加えてもよい。
5
レア
対戦相手限定の《無のロッド/Null Rod》能力を持つ。
緑以外はマナ加速をアーティファクトに頼ることが多いため、
対戦相手のみに影響を与えるこの能力は非常に強力。
プラス能力で《魔力の墓所》やモックスシリーズを倒せるのも面白い。
《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》
コスト:1青青
伝説のプレインズウォーカー ナーセット(Narset)
各ターン、対戦相手はそれぞれ、カードを2枚以上引くことができない。
[-2]:あなたのライブラリーの一番上からカードを4枚見る。
あなたはその中からクリーチャーでも土地でもないカード1枚を公開してあなたの手札に加えてもよい。
残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
5
アンコモン
EDHでは禁止されている、
《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》と同じ常在型能力を持つ。
ナーセットを出して《Timetwister》などの7枚ドロー呪文を唱えれば、
自分の手札は7枚、
各対戦相手の手札は1枚になる。
-2の忠誠度能力で7枚ドロー呪文を探しに行くこともできる。
《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》
コスト:1白青
伝説のプレインズウォーカー テフェリー(Teferi)
各対戦相手はそれぞれ、自分がソーサリーを唱えられるときにのみ呪文を唱えられる。
[+1]:あなたの次のターンまで、
あなたはソーサリー呪文をそれが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
[-3]:アーティファクトかクリーチャーかエンチャント、最大1つを対象とし、
それをオーナーの手札に戻す。
カードを1枚引く。
4
レア
《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir》と同様の、
対戦相手がインスタントタイミングで呪文を唱えることを禁止する能力を持つ。
強力だが、他のプレイヤーのターンの時に、
そのプレイヤーがコンボを決めようとした場合は、
自分とそのプレイヤー以外は基本的に動けなくなってしまう。
対戦相手のコンボをアシストしないよう注意。
ただ、何よりも自分のプレインズウォーカーや追加ターン呪文をカウンターされない事が大きい。
そして何より面白いのはニコル・ボーラス。
《龍神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Dragon-God》
コスト:青黒黒黒赤
伝説のプレインズウォーカー ボーラス(Bolas)
龍神、ニコル・ボーラスは、
戦場にある他のプレインズウォーカーすべての忠誠度能力をすべて持つ。
[+1]:あなたはカードを1枚引く。
各対戦相手はそれぞれ、
自分の手札からカード1枚か、
自分がコントロールしているパーマネント1つを追放する。
[-3]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体を対象とし、
それを破壊する。
[-8]:伝説のクリーチャーもプレインズウォーカーもコントロールしていない各対戦相手は
それぞれこのゲームに敗北する。
4
神話レア
単純な忠誠度能力も面白いのだが、
常在型能力として持っている
「戦場にある他のプレインズウォーカーすべての忠誠度能力をすべて持つ。」
が何よりも面白い。
他人のプレインズウォーカーでも構わないのだから面白い。
加えて、自分のプレインズウォーカーをべたべたと並べるたびに選択肢が増える。
こんなに面白いデザインのプレインズウォーカーは中々無い。
このデッキがどのような動きをするのかは、
是非とも自身の手で経験していただきたい。
このデッキ紹介のあと、
このデッキをもとに新しいプレインズウォーカーデッキもまた作ってみる予定なので、
そちらも乞うご期待。
ではまた。