これからのフォーマットについて。

ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

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回答済みの質問でしたらすみません、
MTGのフォーマットについて質問です
フォーマットがこれから増えていく事はセラさん的には良いことだと思いますでしょうか?
またできたらいいなと思うようなフォーマットってありますか?
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1つ目の質問は当然「はい。」の一言。
ただ、遊び方があまりに増えすぎて、
プレイヤー間や友人間に隔たりが出来て、
結果的に悪い方向になる、なんて事を避けてくれれば大歓迎。
プレイヤー間や友人間に隔たりは、
現時点でも生じているものなので、
多少は避けられないのだとは思う。
ただ、原因はフォーマットの多さではなくて、
MTG歴の長さと財力の差によるものが大きいので、
これはMTGが歴史を重ねていく上で避けられない事なので仕方がない。
この隔たりが
「フォーマットが多すぎて何やったらいいかわからん。」
「友達とやっているフォーマットが違い過ぎる上に、
数(フォーマットの)が多くて遊べない。」
「遊んでいないフォーマットのGPが増えて、やる気がなくなった。」
なんて事になってしまうと話が違う。
コミュニケーションを大切にするゲームなだけに、
隔たりの大きさは崩壊につながってしまうので、
この点だけは気をつけてほしいと思うところ。

2つ目の質問の回答については、
レガシーとモダンの間あたりになにかあればと。
私見ではあるものの、
MTG歴が5年以上の人でスタンダードしかやらない社会人は少ないと思う。
MTG歴5年もあって社会人をやっていると、
一週間の中でMTGに費やす事ができる時間は限られてくる。
そうなると、デッキを練り込む間に環境が変わってしまったり、
新しいセットが発売してしまったり、
追いかけられなくなっている人が一般的ではないかと。
この環境でMTGを続けるのなら、
環境が大きく変わりにくい遊び方に流れていく。
必然、モダン、レガシー、EDH、ヴィンテージに。
スタン落ちしたカード達を使える環境がもう1つ増えるのが、
多くのプレイヤーにとって嬉しいのではないかと。
現状、モダンは禁止カードの変化で環境が大きく変わる事があるものの、
レガシーやヴィンテージは安定していると言っても良いほど、
大きく環境が変わるような改定はモダンのような頻度では起きていない。
プレイヤーにとって全く変化のない環境もつまらないだろうが、
長く遊べない環境も困りものだ。
そのため、
レガシーとモダンの間あたりに新しい遊び方が生まれるのは面白そうだ。

ヴィンテージとレガシーの間にもう1つあったらどうなるのだろう?
という興味はあるのだけれども、
ルールの制定がとても難しそうだ。
ただ、レガシーは大昔にヴィンテージがType1と呼ばれていた頃、
Type1.5という呼ばれ方で存在していた。
(スタンダードはType2と呼ばれていた。)
この頃のレガシー(Type1.5)はルールが今とは大きく違っていて、

・ヴィンテージの禁止と1枚制限が全部禁止。

というシンプルでわかりやすいルールだった。
今のレガシーとどんなところが違うのかというと、
(時代によって多少の違いアリ。)

Lotus Petal
水蓮の花びら/Lotus Petal》がType1で1枚制限だったので、
これがType1.5で禁止。
今のヴィンテージも《水蓮の花びら》は1枚制限だが、
レガシーで4枚使える。
同じような例では《狂暴化/Berserk》も。

逆の例では、
Type1で制限されていなかったので、
マナ吸収/Mana Drain》と《Mishra’s Workshop》が、
Type1.5で4枚飛び交う。
Mana DrainMishra's Workshop
この2種は現在のレガシーでは禁止。
この2種が4枚使えるだけで、
相当に環境が違うという事がわかるだろう。
日本には全然プレイヤーがいなかったが、
店主はこの時代から大喜びでこの2種を使っていた。

マナ吸収》に至っては、
マナ吸収》4枚、《意志の力/Force of Will》4枚の
青白のコントロールデッキなのに、
全力でデュアルランドを採用して、
フィニッシャーが《スリヴァーの女王/Sliver Queen》だけで、
1枚だけ《合同勝利/Coalition Victory》を突っ込んであるという、
不思議な5色デッキを組んだ事もあった。
「《スリヴァーの女王》も《合同勝利》も青いカードだから、
 《意志の力》のエサに出来るから大丈夫。」
と言って構築していたのを覚えている。
実際にほとんど《合同勝利》は撃てなかった。

Mishra’s Workshop》については説明不要だろう。
今のヴィンテージにあるMUDと呼ばれるアーティファクト単(茶単)の元祖を作っていた。
困ったら《ネビニラルの円盤/Nevinyrral’s Disk》でリセットすればいいという考えで、
メインとサイド合わせて《ネビニラルの円盤》4枚採用した事もあった。

こんな環境が時代の変遷とともに改定されて、
独自の禁止カードに変化したのが現在のレガシーだ。
こういう時代もあった事を考えれば、
ヴィンテージとレガシーの間にもう1つという話も、
全く不可能というものでもないと思う。
人それぞれ意見はあれども、
個人的にはデュアルランドが使える新環境が見てみたい。
たくさんの人がデュアルランドを使える新環境でどんなデッキを作り出すのか、
これは純粋に楽しみだし、自分自身もその環境で新しいデッキを構築してみたい。

ではまた。



記事作成日:2019/03/24



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