シャンダラープレイ日記2。
記事作成日:2011/11/29 執筆:加藤英宝
前回のデッキからさらなる強化を施し、
現在のデッキから。
初期ライフ:12
2《氷の干渉器/Icy Manipulator》(4マナアーティファクト 1Tで土地、クリーチャー、アーティファクトをタップ)
3《巨大戦車/Juggernaut》(4マナ5/3アーティファクト生物)
2《サルディアの巨像/Colossus of Sardia》(9マナ9/9アーティファクト生物)
1《ぶどう弾カタパルト/Grapeshot Catapult》(4マナ2/3アーティファクト生物)
3《友なる石/Fellwar Stone》(2マナのマナファクト)
1《機械仕掛けの獣/Clockwork Beast》(6マナ7/4アーティファクト生物)
1《アラジンの指輪/Aladdin’s Ring》(ショットガン)
1《Mox Pearl》
1《象牙の塔/Ivory Tower》(1マナアーティファクト アップキープに4枚以上の手札の分だけライフを得る)
1《丘巨人/Hill Giant》(3赤マナ3/3生物)
1《ウォー・マンモス/War Mammoth》(3緑マナ3/3生物)
1《Wheel of Fortune》(2赤マナ 7枚ドローソーサリー)
1《巨大化/Giant Growth》(緑 +3/+3インスタント)
1《ダークウッドの猪/Durkwood Boars》(4緑マナ4/4生物)
1《スクリブ・スプライト/Scryb Sprites》(緑マナ1/1生物)
2《Badlands》
1《平地/Plains》
4《山/Mountain》
1《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
11《森/Forest》
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合計40枚。
なお、緑のデッキのはずだったデッキは、
ただの茶色いデッキになっている。
全然《ラノワールのエルフ》が手に入らない。
無いよりましかと思って入れた《象牙の塔》はただの置物。
全然活躍してくれない。
いつも手札にはサルディと《アラジンの指輪》が残る。
なお、仕様により、《氷の干渉器/Icy Manipulator》がダメカードと判明。
普段なら相当使えるカードなのだが、
対戦相手のアップキープに何もない場合、
「アップキープに何かしますか?」
と聞かれないので、《氷の干渉器/Icy Manipulator》で土地をタップなどが出来ない。
対戦相手が戦闘前メインフェイズに何もしない場合、
「戦闘前に何かしますか?」
と聞かれないので、《氷の干渉器/Icy Manipulator》で相手のクリーチャーをタップ出来ない。
いきなり戦闘開始→既にクリーチャーが攻撃状態という。
製作者様へ、《氷の干渉器/Icy Manipulator》はどこで使えばいいんですか?
自分のターンに相手のブロッカー寝かせるくらいしか使い道がありません。
製作者様へ、《氷の干渉器/Icy Manipulator》のアイデンティティはどこへ行ったんですか?
即座にデッキから抜いた。
(これは自分のミスだったようでこのこらむの下に説明があります。)
なお、このゲームは一部のカードがバグで使えなかったりする。
「MTGだから仕方ない」とゲームを続行出来るが、
普通の電源ゲームだったら許されないレベルである。
さて、冒険を続けよう。
このシャンダラーの世界には各色のボスがいて、
そのボスの手下が突然町を襲い始める。
で、放っておくと町を占拠して、町に入れなくなる。
そのボスの手下を倒さないと町を解放出来ない。
しかも、
町を占拠されるとどういうわけか自分の初期ライフが1減る。
町を解放しても失った初期ライフは戻ってこないという鬼の仕様。
町を襲い始めたらアナウンスが流れるので、
占拠される前にその手下を倒さないとならないという事。
これがまた厄介で、
その手下を倒すために各地に行きまくらないとならない事もある。
爆弾処理をしている気分になるのは自分だけじゃないだろう。
ただ、町を開放しようと、襲われる前に倒そうと、
全然報酬をくれない町の長老。
「◯◯の町へ行って来てくれないか?」
と長老は通常営業しかする気がない。
すいません、このゲームの強パンチボタンは何処にあるんですか?
この長老殴りたいんですが。
この世界には感謝という言葉は無いらしい。
しかし、初期ライフを増やしたかったら長老のお使いをしないとならない。
「働けば微々たる報酬。それ以外は全部サービス残業。」
何処かのブラック企業のような世界、それがシャンダラー。
そんな微々たる報酬のための労働と追い剥ぎと拾得物横領を繰り返し、
《Mishra’s Workshop》、《Library of Alexandria》、《Contract from Below》
という強カードを入手する事に成功。
《Contract from Below》はこらむでも紹介しているアンティカード。
黒1マナのコストで、
1枚アンティが増えるが、
今の自分の手札全て捨てて7枚引ける素晴らしいカード。
どうせ勝てばアンティが増えようが知った事じゃないので、
問答無用の投入。
1マナで7枚引けるこの強さはシビれるものがある。
もしシャンダラーをプレイするなら、
このカードは撃って楽しさを知ってもらいたい。
うまく行けば《Contract from Below》を撃ってサルディを捨てて、
《動く死体/Animate Dead》で釣る事も出来る。
一発しか殴れないが、一発で十分。
そうそう、このゲームの時代の背景からか、
今と明らかに強さの概念が違い、
一部のカードが「ダンジョンのお宝」か「道端」でしか入手出来ない。
そのダンジョンの情報は、敵を倒すと手に入ったりする。
シャンダラーの雑魚敵は勝利時に、
・ダンジョンの情報
・アンティ+数枚のカード
のどちらかを受け取る事が出来る。
ダンジョンの情報は、
ダンジョンが何処にあるか、どのような条件で戦うか
などの半分くらいどうでもいい情報なので、
8割方カードを受け取る。
ダンジョンは
・一度入るとデッキ変更不可。
・ダンジョンごとに特殊なプレイ環境になる。
(対戦相手の場に《不吉の月/Bad Moon》が置かれた状態でゲームスタートなど。)
・ダンジョンの多くはデュエル後ライフが元に戻らず、次のデュエルに進む。
・デュエルに一度でも負けると外に強制退去。
というめちゃくちゃな条件でプレイされる。
初期ライフが20より下で入るには危険がある。
手に入るカードは、
パワー9、《象牙の塔》、《精神錯乱》、《Copy Artifact》、《Mishra’s Workshop》,
《Candelabra of Tawnos》、《天秤》、《Ali from Cairo》、《Berserk》、《悪魔の教示者/Demonic Tutor》、
《新たな芽吹き/Regrowth》、《Time Vault》、《Braingeyser》、《フェルドンの杖》、《Sol Ring》、
《Wheel of Fortune》、《Cyclopean Tomb》、《Forcefield》、《Fork》。
どうみても強くないカードが一部あるが、
それでも4版当時は危険視されたカードだった。
なお、《Time Vault》は、
《Time Vault》
コスト:2
アーティファクト
Time Vaultはタップ状態で場に出る。
Time Vaultはあなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
あなたの次のターンを飛ばす:Time Vaultをアンタップし、
時間カウンターをTime Vaultの上に1個置く。
(T),Time Vaultからすべての時間カウンターを取り除く:この後に追加のターンを得る。
この能力は、Time Vaultの上に時間カウンターが置かれている場合にしかプレイできない。
という、
昔のルールになっていて、
4版までのカードで無限ターンやコンボを決める方法が無いので、
貴重なだけのコレクターズアイテム。
ダンジョンは非常に面白く、
ダンジョン内のイベントで
・次の対戦時に現在のライフ+Xでゲームスタート。
・次の対戦時に貴方のデッキの◯◯を最初に場に出した状態でスタート。
などが起きる。
ダンジョンの数の少なさと、
一度お宝カードをとったら二度と入れないというのが残念。
ダンジョンでは負けるわけにはいかないため、
デッキを強化してから挑む事にする。
初期ライフはとにかく多めに、
デッキはなるべく強く。
とにかくそのへんをうろついている敵を張り倒し、
道端で拾えるものをしっかりと拾うの繰り返し。
RPGで言う「レベル上げ」だ。
数時間の戦いのあと、
最初のデッキはここまで変化した。
2《トリスケリオン/Triskelion》(6マナ 4/4アーティファクト生物)
2《サルディアの巨像/Colossus of Sardia》(9マナ9/9アーティファクト生物)
3《巨大戦車/Juggernaut》(4マナ5/3アーティファクト生物)
3《友なる石/Fellwar Stone》(2マナのマナファクト)
1《機械じかけの獣/Clockwork Beast》(6マナ7/4アーティファクト生物)
1《アラジンの指輪/Aladdin’s Ring》(ショットガン)
1《Mox Pearl》
1《Mox Emerald》
1《Mox Jet》
1《分解/Disintegrate》(X赤マナX火力)
1《動く死体/Animate Dead》(1黒マナ墓地蘇生)
1《Contract from Below》(黒マナ7枚ドロー)
1《Wheel of Fortune》(2赤マナ7枚ドロー)
1《Timetwister》(2青マナ7枚ドロー)
1《Copy Artifact》(1青マナ アーティファクトをコピー)
1《Mana Crypt》
2《Badlands》
1《Underground Sea》
1《Mishra’s Workshop》
2《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
2《Library of Alexandria》
2《露天鉱床/Strip Mine》
2《Volcanic Island》
2《島/Island》
1《沼/Swamp》
1《山/Mountain》
最初が緑色のデッキだったとはとても思えない。
ただの茶色いデッキと化してしまった。
今のところ意地になってショットガンとサルディを抜いてない。
案外後半戦になると場に出せるのがちょっと嬉しい。
X火力が《分解》しか手に入らないのが痛いが、
押しの一手になってくれる1枚があるだけでもありがたい。
続く。
追記。
お客様よりメールをいただきました。
「全てのフェイズについてファストエフェクト用の停止が可能だったはず」
と。
調べてみたら出来ました。
(フェイズマークで右クリックで設定出来ました。)
《氷の干渉器/Icy Manipulator》は普通に使えるカードだったみたいです。
自分が説明書も無視してプレイした事が間違いだったようです。
申し訳ありませんでした。
ではまた。