もしもコレクションを手放すなら?

ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

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せら店長は大変なコレクションをお持ちの様ですが、
もしそのコレクションを手放さなければなくなった時、
誰かに無償で譲りますか?それとも金品を要求しますか?
(金銭的理由で手放す場合ではないと過程して)
いかがでせうか?
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金銭的理由ではないコレクションを手放す理由ってなんだろう?
その理由次第で譲る相手の変わりそうな質問だ。

金銭的理由ではないのなら、
一番考えられるのは死(余命宣告)?

自分の血族の中にMTGプレイヤーがいて、
コレクションの価値と意味の両方を理解してくれる人がいるのなら、
間違いなくそのまま相続という形になるだろうけれども、
理解ある相続人無しと考えてみよう。
つまり、
赤の他人にコレクションを託すという事。

赤の他人にコレクションを託す場合、
条件を相当に考えてしまう。
特に金銭的に困っていないなら金銭を要求する理由も無い。
(遺族に残す十分なお金がある。)
となれば、
託す相手への条件が重要だ。

いきなり極論から入るのだが、
貧乏人にだけは渡さない。
できる事ならお金持ちの人にタダであげたい。

理由がある。

自分が死んだとしても、
MTGはその後も世界に残って欲しいものだから。
いや、残って欲しいではなく、
残らなければいけない。
自分の死後300年くらいしたあたりで転生して、
もう一回セットランドする未来の事を平然と考えるのが、
真のマジックキ○ガイ(略してマジキチ)である。
生まれ変わったら、
一番最初に覚えて発する言葉は、
「マリガンします。」
だな。

さて、コレクションを譲るお話に戻そう。
もしコレクションを貧乏人に渡そうものなら、
即座に金銭にかえてしまい、
コレクションはどこに行くのかわかったものではない。
せっかく集めた自分のコレクションが世界各地にバラバラになるより、
一人の人の手に残って欲しい。

お金持ちの手元に行くのであれば、
保管、保存をしてくれるはずだ。
できる事なら自分と同じくらいMTGが好きな人がいい。
その人が自分の遺志を継いでくれて、
MTG博物館でも建てて、
そこに何十年、何百年と飾ってくれるなら本望だ。
託すのなら、
お金に一切困っていないで、
コレクションを大切にしてくれる人、ということ。
今まで店主にコレクションを託してくれた人が何人もいる。
その人たちのコレクションも含めて自分が託す事になるので、
その人たちの気持ちをくんでくれる人が理想だ。
店主にコレクションを託してくれた何人もの人が、
「セラさんなら自分のコレクションを大切にしてくれると思って。」
と言ってくれた。
この言葉を可能な限り裏切りたくない。

自信を持って言ってしまうが、
銀行の貸し金庫に保管されているコレクションには結構なものがある。
(もっとも世の中には上には上がいるのだが。)

加えて、自分にはいくつかの原画がある。
これらの原画は偶然にしても自分が持っているけれども、
現在の自分には過ぎたコレクターズアイテムだと思っている。
セラの天使》の原画を買った当時も同じ事を思っていた。
いつかこの絵を持つにふさわしい自分になりたいと思って買った。
いつかこの絵を飾れる家を持てる自分になりたいとも思った。
しかし、買うチャンスはこのタイミングを逃したらいつになるかわからない。
買う時は今をおいて他に無いと感じたので、
当時、少々無理をして購入した。

購入してからとりあえず額縁には入れておいたのだが、
まともなメンテナンスをした事が無かった。
先日、
額縁屋さんに行ったところ、
額縁の裏に
・調湿紙
・無酸紙
という2種の紙を入れて、
額縁の正面部分もUVカット出来るものにしたほうが良いという事で、
それらを全てお願いした。
自分も随分とこういう事に無知だった。
世の中の原画を持つ人達の多くも、
こういったメンテナンスをしていない人はいるはずだ。
額縁屋さんは、
「外国人は日本人ほど几帳面にメンテナンスをしない。」
と言っていた。
日本人かつコレクターの自分もこんな体たらくだったので、
コレクションを綺麗に保管と保存する事を考える人は少ないのだろうと思った。
非常に勉強になった日だった。
そのため、
もし譲るならばメンテナンスする事と、
保持し続けられるだけの財力のある人に譲りたい。
原画もコレクションも、
自分以外の手に渡るのであれば、
後世に残せる誰かの手に渡って欲しい。

これを読んでいる世界の大富豪さん(いるのかな?)
MTGの事が好きで好きでたまらないのであれば、
世界のどこかにMTG博物館建ててみませんか?
Cardshop Serraの店主は自身が博物館を建てられなかった時に、
コレクションを譲る相手が一切いない場合、
その博物館にコレクションを寄贈するかもしれません。

あ、博物館をタダで建設してくれて、
土地と一緒にプレゼントしてくれるのであれば、
店主やぶさかではございませぬ。
いつでも店主から館長になる準備は出来ております。

ではまた。



記事作成日:2019/03/04



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