今月のKその19

平素より当店のこらむをご愛読いただきありがとうございます。
現在、店主多忙につき、『店主の非日常2』の執筆が停滞しております。
そのため、店主が書き溜めていた別こらむを掲載いたします。
続きを楽しみにしてくださっている読者の皆様、大変申し訳ございません。
これからも当店のこらむをよろしくお願いいたします。

 スタッフ一同
———————

先日Kや友人と一緒に飲んでいた際の話。

店主「来週末の予定は?」
k「来週は仕事がある。」
店主「土日は比較的休みじゃなかった?」
K「麻雀だ。」
店主「それは仕事なのか。」
K「麻雀は負けなければいいんだ。」
店主「仕事じゃないだろ。」
K「お前も似たようなもんだろ。」
店主「アンタ、カードショップなめてるだろ(笑)」
K「え、だってお前ってお店に出てふんぞりかえってるだけだろ?」
店主「アンタ、人をなんだと思ってるんだ(笑)」
K「え?俺みたいな一般人と違う、ちょっとおかしい人だと思ってるけど。」

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こんな会話をしていた直後、
Kの携帯が鳴った。
お店の外に話をしに行き、
少ししたら戻ってきた。

K「なんか別の仕事が入りそうだ。」
店主「何の仕事?」
K「よくわからない。」
店主「ほへ?」
K「日当15000円で時計を受け取り、
 その時計を売りに行く仕事。」
店主「なんだそれは。」
K「わかんなーい。」
店主「で、その仕事受けるの?」
K「いや、まだどうなるかは。」
店主「普通の人はそんな仕事まわってこないと思うぞ。」
K「普通だよ、普通。」
店主「カタギの方にそんな仕事は無い。」
K「そんなばかな。」

一応本人の名誉のために言っておくが、
彼は現時点ではまともな職についている。
現時点では。

K「で、この時計の仕事一緒に行ってみる?」

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店主「何故そこで誘うんだ。」
K「え、だって別にお前いなくてもお店まわるだろ。」
店主「1日や2日程度いなくてもという意味なら確かにそうだが、
 その言葉明らかにそういう意味じゃないだろ。」
K「もちろんだ。」
店主「アンタ、カードショップなめてるだろ(笑)
 これでも毎日お店に出て色んな事してるんだぞ。」
K「椅子に座ってふんぞりかえってるのが仕事じゃないの?」
店主「そうなるのが理想だけど、そうなってないのが現実。」

こんな会話をしながら、
一緒に飲んでいた友人がキャバクラの話題を出した。

友人「ねえ、Kさんはキャバクラ行った事あるの?」
K「ああ、あるよ。そして卒業した。」
友人「卒業?どういうこと?」
K「昔、雀荘で働いてた時にそこの店長がキャバクラ好きでさ、
 一緒に行った事あるんだよ、何回か。
 ある時の給料日にキャバクラ行く事になったんだ。
 で、どうもそこはキャバクラではなくて、
 ランパブだった。」

ランパブがわからない人のために説明をしておこう。
ランパブはランジェリーパブの略。
普通のキャバクラは隣に座るお姉さんが普通の服というか、
ドレス等を着て接客をする。
ランパブの場合は名前の通りに下着姿で接客。
場所によってお触りOKの場所とNGの場所がある。
なお、店主はランパブに行った事はない。
キャバクラは強制連行された事しかない。

お話を戻そう。

店主「で、キャバクラじゃなくランパブ行ってどうなったの?」

K「酒飲んで、どうやら給料袋をバラまいたらしい。

 俺は酒飲みまくって全然覚えてない。」


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店主「給料袋バラまいたって・・・それ、給料全額バラまいたって意味だよね?」
K「そう。でも覚えてない。気がついた時に給料袋は無かった。

 記憶も無かった。

店主「給料日に全額失ったって事だよね?」
K「そう。だからいきなりピンチになった。」
店主「そこまでの経緯は?」
K「どうやら、雀荘の店長曰く、俺が、

 『金ならここにあるぜ!』

 と言って全額使い果たしたらしい。」
店主「台詞だけならかっこいいな。やっている事はかなりのアホだが。」
K「でも全く覚えてないんだよね、自分は。
店主「ランパブ入る前から飲んでた?」
K「入る前に軽く飲んでた。で、ランパブに2時間くらいいたらしい。」
店主「そこまでベロベロに酔っ払ってどうなったの?」
K「気がついたら吉野家にいた。
 どうやって吉野家に辿り着いたのかも覚えてない。」
店主「一応牛丼注文出来るくらいのお金はあったんだね。」
K「そうらしい。ただ、吉野家からどうやって家に帰ったのかも覚えてない。」
店主「そこも覚えてないのか(笑)」
K「何事もなく家にはついていたから多分問題は無かったんだろう。」
店主「もらった給料すっからかんにしてるけどね。」
K「この件で別に酒飲む時に隣に女がいようがいまいが変わらないというか、
 むしろ安酒でいいから量飲んだほうがいいかなって思うようになった。」 
店主「相変わらず普通の要素は無いな。」
K「普通だよ。」

『雀荘で働いてた時にキャバに行くつもりが、
なぜかランパブにいき、
なぜか給料を全額消し飛ばす。
気がついたら吉野家にいた。
その後、どうやって帰ったか不明。』


この人はこれを「普通。」と言い張るのである。
普通の人はもらった給料をその日のうちに一撃で使い果たす経験は無いはずだ。
そんな事をするのはこち亀の両さんくらいのものである。
そういえば、このKは、
「借金をしない、大きく稼ぎもしないが、
 人に迷惑もかけないこち亀の両さん」
みたいな生き物だ。

・・・ここまで書いて思ったのだが、
カード名が一切出てこないなぁ、このこらむ。
本当にMTGのショップのこらむなのだろうか。
ただ、どうしてなのか、
カード名が一切出てこないこらむであっても、
へたなこらむよりよっぽど人気があるKのお話。

ちなみに、
お客様の問い合わせやメッセージで、
「今月のKはまだですか?」
「Kさんのファンです!」
というお言葉を何度もいただいている。
なお、Kは、実際に会ってみると、
本人からすごいものを見せてもらえたり、
ここにはとても書けないようなネタ話も持っている。
間違いなくセラの店主より変な人だと思うのだが、
本人は全否定している。
そんな彼を見てみたい方は、
当店のレガシーかヴィンテージの日あたりにお店に来てみると、
彼に会えるかもしれない。
来店時にスタッフに
「Kさんいますか?」
と聞いてみよう。
運良くいた場合はKからすごいものを見せてもらおう。

ではまた。



記事作成日:2018/11/04



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