オールドスクール – デッキ紹介

前回解説したチャネルファイアボールルールでの、
店主の作ったデッキを紹介。

チャネルファイアボールのルールはこちら。

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-クリーチャー12枚-
4《巨大戦車/Juggernaut
4《Su-Chi
4《トリスケリオン/Triskelion

-インスタント3枚-
1《Ancestral Recall
2《心霊破/Psionic Blast

-ソーサリー1枚-
1《Time Walk

-エンチャント4枚-
4《Copy Artifact

-アーティファクト20枚-
1《Black Lotus
1《Mox Emerald
1《Mox Jet
1《Mox Pearl
1《Mox Ruby
1《Mox Sapphire
3《Aeolipile
3《友なる石/Fellwar Stone
1《太陽の指輪/Sol Ring
3《冬の宝珠/Winter Orb
4《氷の干渉器/Icy Manipulator

土地-20枚-
1《イス卿の迷路/Maze of Ith
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory
4《Mishra’s Workshop
4《露天鉱床/Strip Mine
7《島/Island

サイドボード
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt
4《青霊破/Blue Elemental Blast
4《送還/Unsummon
4《Copper Tablet
2《心霊破/Psionic Blast
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多少あり合わせでデッキ作成をしている。
どこがあり合わせなの?
と言われそうなのだが、
PSA大好き魔人はPSAで固めていくので、
オールドスクールクラスのカードをPSA鑑定すると、
(主にβ版の状態の良いもの。)
当然のごとく鑑定済みのカードは保存用になってしまう。
そうなると、
PSAで鑑定していない余りカードで組むしかなくなるという。
ただ、余りカード=状態がよろしくないカードなので、
(鑑定してもPSA8以上がつかないだろうと思う品が残るため。)
間違ってシャッフル中にバキッ!といって曲がってしまっても、
痛みは少なくて済む。

一度だけPSA鑑定されたカードでヴィンテージデッキを組んだ事があるが、
あんなマヌケな事をここでやるわけにはいかん。
というかあのデッキは、
プレイが大変なだけではなく、持ち運びも不便だ。

というわけで、
このあり合わせデッキだが、
ヴィンテージのデッキを換装可能なように作っている。
いつでもヴィンテージの茶単デッキに戻せる。
他の人はどんな作り方か知らないけれども、
カードを入れ替えるだけでヴィンテージのデッキになるように、
1つの箱に換装用カードとこのデッキを入れている。

このオールドスクールのデッキの内容は
巨大戦車
Su-Chi
トリスケリオン
ミシュラの工廠
で殴れ、
氷の干渉器/Icy Manipulator
冬の宝珠/Winter Orb
の2枚で相手を縛れ。
Copy Artifact
で必要なものをコピーして押し切れ。
という青くて茶色いデッキ。

あまり聞き覚えの無いカードは
Aeolipile
だろうか。

Aeolipile
Aeolipile
コスト:2
アーティファクト
(1),(T),Aeolipileを生け贄に捧げる:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
Aeolipileはそれに2点のダメージを与える。
アンコモン

このカード、知らない人が多いはず。
2マナで置いて、1マナと生け贄で対象に2点ダメージ。
どんな色でも使える先置き型《ショック/Shock》。
無色の《炎の印章/Seal of Fire》と言ったほうが正しいか。
ツキノテブクロのエキス/Moonglove Extract》の原型となったカード。
合計3マナで2点ダメージだとそんなに強くも感じないカードなのだが、
馬鹿に出来ない火力アイテム。
なにせオールドスクールの世界はそれほどカードプールが広くない。
無色でこれだけの仕事が出来るカードは十分に優秀。

古き良き時代、
このカードはプロテクションを無視して、
白騎士/White Knight
黒騎士/Black Knight
Order of Leitbur
Order of the Ebon Hand
という白と黒の優秀プロテクション生物を焼く事が出来たカードである。

白からすれば、プロテクション(白)には、
剣を鍬に/Swords to Plowshares》が撃てない。
黒からすれば、プロテクション(黒)には、
恐怖/Terror》や《生命吸収/Drain Life》が撃てない。
この問題を単色のままでどうにか出来る回答がこのカードだった。

それから、このカードプールの世界の中で、
最も優秀と言っても過言ではない生物、
惑乱の死霊/Hypnotic Specter》を、
どんな色であろうとも除去可能という事も忘れてはならない。
惑乱の死霊》が止められないと、
手札があっさり0になる事も少なくないので、
こういう除去の有る無しは大きい。

そしてプレイヤーにもダメージを飛ばせるため、
最後の一押しが欲しい時にも役に立つ。
簡単に言って無駄になりにくいカードなのだ。

また、アドバンテージを失うものの、
2枚使えばタフネス4まで焼ける事も重要だ。

Aeolipile》はこれからオールドスクールを始める際に、
とりあえず2~3枚持っていても損はないカードだと思っている。
どのデッキでも入れるものに困ったらとりあえず突っ込んでおけば、
それほど無駄になる状況もないはずだ。

ちなみに、
仲間内でオールドスクールをやってみるのであれば、
最初は

「再録されているカードは全て、どんな再録版でも使用可。
(イラストが違っていても使用可。)」


というルールでやると良い。
このルールを追加しない限り、
一般的なプレイヤーが入るにはとても難しい。
ただでさえ再録されていないカード(または再録禁止カード)が高額になっているので、
1デッキ構築するのにかなりお金がかかってしまう。
そういった高額カードや、純正オールドスクールを諦め、
ひとまず再録カードを可にして仲間内で楽しんでみる事をオススメしたい。

Cardshop Serraに来るお客様達の間でも、
「純正ルールは無理だけど、
 再録カードがOKならなんとかデッキ構築可能。」
と言って始めてくれた人が何人かいる。
実際に大きなトーナメントが年に何度もあるわけではないので、
楽しむのであれば最初の入りはこれで良いと思う。

店主のデッキは一応純正であり、
しかもかなりの高額カードを盛り盛りで構築しているが、
こんなデッキをわざわざ目指す必要はない。
オールドスクールという世界は欲を出せばキリがないうえに、
結構な額のお金が必要になる。
それよりも大切な事は、
「古き良き時代はこんなカードプールで戦っていた。」
という楽しみを少しでも知る事だと思う。
MTGを骨の髄まで楽しむうえで、
昔のカードを使う遊び方は避けて通れない道だ。
レガシー、ヴィンテージ、EDH、オールドスクール、
どれにも個々の素晴らしさがある。
1つ1つゆっくりと一生をかけて楽しむ事をお薦めしたい。

ではまた。



記事作成日:2018/06/17