オールドスクール/OLD SCHOOL その2 – チャネルファイアボールルール

以前に一度ルール紹介をしたオールドスクール。
もう1つのルール、
というよりも2018年に日本で行われるオールドスクールの大きなトーナメントは、
以前に紹介したルールではないので、
今回はそちらを紹介。
こちらのルールは

チャネルファイアボールルール

と呼ばれている。
チャネルファイアボールとはアメリカにある大手のカードショップ。

チャネルファイアボールのルール説明ページ

以下のルール解説は、
上記ページを和訳したもの。
チャネルファイアボールルールについて、
どこにも日本語訳が掲載されていなかったので、
これからオールドスクールを始める人のために、
ルールをわかりやすくこらむに。
(ルールは2018/06/12に調べたものなので、
それ以降に変更があった場合は下記のルールではなくなる可能性あり)

-使用可能セット-
アルファ
ベータ
アンリミテッド
アラビアンナイト
アンティキティー
レジェンド
ザ・ダーク
フォールン・エンパイア
1994年発行のブックプロモ(《闘技場/Arena》《Sewers of Estark》)

-デッキ構築-
・60枚以上のメインデッキ
・15枚以下のサイドボード
・基本土地でない同名カードは4枚まで

-再録カードについてのルール-
「使用可能セット」に含まれるカードの再録バージョンは使用可能だが、
以下の制限がある。
・インターナショナル・エディション、コレクターズ・エディションは使用不可
・Foilカードは使用不可
・基本セット第8版より前に発売されたカードのみ使用可能
・「使用可能セット」に収録されたカードと同じイラストのカードのみ使用可能
・例外として、リバイズドの《Plateau》と《セレンディブのイフリート/Serendib Efreet》は使用可能

-1枚制限カード-
Ancestral Recall
天秤/Balance
Black Lotus
Braingeyser
チャネル/Channel
Chaos Orb
Demonic Tutor
Library of Alexandria
Mana Drain
Maze of Ith
精神錯乱/Mind Twist
Mox Emerald
Mox Jet
Mox Pearl
Mox Ruby
Mox Sapphire
回想/Recall
新たな芽吹き/Regrowth
太陽の指輪/Sol Ring
Time Vault
Time Walk
Timetwister
Wheel of Fortune

-禁止カード-
青銅のタブレット/Bronze Tablet
Contract from Below
Darkpact
Demonic Attorney
宝石の鳥/Jeweled Bird
再誕/Rebirth
嵐のイフリート/Tempest Efreet

通常のOld Schoolでは1枚制限されている以下のカードは4枚使用可能。
Mishra’s Workshop
Shahrazad
露天鉱床/Strip Mine

通常のOld Schoolでは4枚使用可能な以下のカードは1枚制限。
回想/Recall
イス卿の迷路/Maze of Ith

-フォーマット固有のルール-
・マナ・バーン
ステップやフェイズの終了時に、
各プレイヤーのマナ・プールに残っている未使用のマナは失われる。
この方法で失われたマナ1点ごとに、
そのプレイヤーは1点のライフを失う。
このライフの損失を「マナ・バーン」と呼ぶ。
これはダメージではないので軽減はできない。
また、マナ・バーンは自動的に適用されるが、
これはゲームの行動(現在のターン起因処理)であり、
状況起因処理ではない。

・《Chaos Orb》について
効果を以下のように読み替える。

Chaos Orb
コスト:2
アーティファクト
(1),(T):トークンでないパーマネント1つを選ぶ。
Chaos Orbが戦場に出ている場合、
Chaos Orbをプレイしている場所から少なくとも1フィート高い場所からはじく。
Chaos Orbが水平に1回転以上し、
選ばれたパーマネントに触れている場合、
そのパーマネントを破壊する。
その後Chaos Orbを破壊する。

※《Chaos Orb》には「フェアフリップ」が適用される。
対象のカードをテーブルの中央に移動し、触れさせやすくすることができる。

———————–

ここまでがルールの和訳。
ここから下は少しわかりやすくするための追加の解説。

再録カードについて。

・「使用可能セット」に収録されたカードと同じイラストのカードのみ使用可能

これは、アルファ~フォールン・エンパイアに収録されているものと同じイラストのカードのみ使用可能という意味。
例えば、

Black Knight_4ED
・第4版の《黒騎士/Black Knight》はアルファ版と同じイラストなので使用可能。

Black Knight_5ED
・第5版の《黒騎士》は新しいイラストになっているので使用不可。

ということ。
イラストの違いで迷った場合は第4版とクロニクルのカードを使えば間違いない。
この2つのセットは、アルファ~ザ・ダークまでのカードをそのままのイラストで再録している。

・例外として、リバイズド版の《Plateau》と《セレンディブのイフリート》は使用可能

なぜこの2枚だけ特別な措置なのか、
理由がわからない人もいるかもしれない。

Plateau》はアンリミテッドとリバイズドでイラストが異なる。

Plateau_2EDPlateau_3ED
左がアンリミテッド版、右がリバイズド版。

リバイズドで再録される前に、
原画のデータファイルが完全に失われてしまったため、
他のイラストに差し替えられたというのがその理由。

イラストのルールを照らし合わせると、
アンリミテッドとイラストが異なるリバイズド版の《Plateau》は使用できない、
ということになるが、
事故によるイラスト変更なので、
例外として認められている。

セレンディブのイフリート》は、
ミスによりリバイズド版のイラストが《Ifh-Biff Efreet》のものになってしまっている。
(枠の色も本来青であるはずが、緑になっている。)

Serendib Efreet_ARNSerendib Efreet_3ED
左がアラビアンナイト版、右がリバイズド版。

印刷ミスが原因なので、
これも例外扱いで使用可能。

———————–

注意点としては、
1枚制限カードに無いから4枚使えると思いがちだが、
魔力の墓所/Mana Crypt》はそもそも使えない。
魔力の墓所》は1994年発行のブックプロモではないため。
魔力の墓所》は1995年発行。

元祖ルールとの大きな違いとしては、
Mishra’s Workshop
露天鉱床/Strip Mine
この2種が4枚投入可能である事。
この2種が4枚使えるか1枚制限であるかは、
構築環境に相当な影響を与える。
それから上記で書かれているが、
フォールン・エンパイア
が使える。
元祖ルールのほうでは使えない。

フォールン・エンパイアのカードで使われそうなカードは、

Aeolipile
トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach
Order of Leitbur
Order of the Ebon Hand
ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade
アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers

この6枚。日本語版がついているカードは当然再録された事がある。
再録された事がない3種はフォールン・エンパイアにしかないカードだが、
どれもお安く手に入る。

もともとがカジュアルルールであるため、
どれが主流ルールであると言えない点はあるが、
このチャネルファイアボールルールは、
もしかすると今後の主流になる可能性はある。
理由は、

・チャネルファイアボールはアメリカの大手のショップで、
 グランプリの主催を一手に引き受ける等、
 WotCともつながりが大きいショップである事から影響力が強い。


・オールドスクールそのものはアメリカが発祥ではないが、
 MTGは言うまでもなくアメリカで生まれたもので、
 アメリカ本土のショップが発するルールのほうが主流となっても不思議はない。


という2点。
特に、グランプリ等の大きなトーナメントで、
サイドイベントとしてオールドスクール大会が複数開催される事になったとして、
それらが全てチャネルファイアボールルールで開催という事になれば、
必然的にプレイヤーはそのルールに従う事になる。

主流ルールがどうなるかによって、
プレイヤーが多少左右される事にもなるだろう。
こればかりは今後を見て決めるより他は無い。

ひとまずルールの説明はこれにておしまい。

次は店主の作ったオールドスクールデッキを紹介予定。
ルールはチャネルファイアボールで。

ではまた。



記事作成日:2018/06/15