EDHデッキ紹介その107(オケチラ&ヘリオッド)
記事作成日:2017/09/07 執筆:加藤英宝
今回のEDHデッキ紹介は白の神様。
気になるデッキ内容はこちら!
《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》
98《平地/Plains》
好きなほうをジェネラルにして、
もう片方はデッキの中へ!
ではまた。
などと手抜きをしたいところだけれども、
さすがにそんな事は許されまい。
《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》
《信義の神オケチラ/Oketra the True》
98《平地/Plains》
このリストでも一応ゲームになるし、
デッキとしても成り立つ事は成り立つし、
7回もマリガンしてスタートしても戦える。
けれども、
もうちょっと練り込んでみようと思い、
《平地》の枚数を少々削りつつ構築。
あれ?こんな事最近も一度書いたような。
何はともあれ2種のどっちでもかまわないジェネラルのご紹介。
《Heliod, God of the Sun/太陽の神、ヘリオッド》
コスト:3白
伝説のクリーチャー エンチャント 神(God)
破壊不能
あなたの白への信心が5未満であるかぎり、太陽の神、ヘリオッドはクリーチャーではない。
(あなたの白への信心は、あなたがコントロールするパーマネントのマナ・コストに含まれる(白)の数に等しい。)
あなたがコントロールする他のクリーチャーは警戒を持つ。
(2)(白)(白):白の2/1のクレリック(Cleric)・クリーチャー・エンチャント・トークンを1体生成する。
5/6
神話レア
元祖の白い神様。
信心が足りないと動き出さないが、動き出せばそれなりのパワーの生物に。
動き出さないほうが除去されにくくて強いかもしれない。
出て来るトークンのパワーがオケチラさんより強い。
放って置いて信心達成さえしなければ、
除去されるおそれが少ない分、
面倒を見なくて済む気楽さがある。
ジェネラルダメージを狙いたい場合は、
オケチラさんのほうが殴る条件を満たしやすく、
しかも二段攻撃がある分だけオケチラさんのほうが強い。
《Oketra the True/信義の神オケチラ》
コスト:3白
伝説のクリーチャー 神(God)
二段攻撃、破壊不能
あなたが他のクリーチャーを少なくとも3体コントロールしていないかぎり、
信義の神オケチラでは攻撃したりブロックしたりできない。
(3)(白):警戒を持つ白の1/1の戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを1体生成する。
3/6
神話レア
こっちはエンチャントでなくなり、殴れる条件は自力で満たせる。
2人して破壊不能は変わらず。
ただ、オケチラさんは素のままでクリーチャーなので、
追放系の除去をくらってしまう。
自身の能力で自身が殴れる条件を満たせるからなのか、
出て来るトークンのパワーがヘリオッドさんより1下がる。
指定コストも違うが、
白単で組んだらどちらもそれほど変わらない。
————————–
ジェネラル:《太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun》
-クリーチャー9枚-
《信義の神オケチラ/Oketra the True》
《サリアの槍騎兵/Thalia’s Lancers》
《太陽のタイタン/Sun Titan》
《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
《宮殿の歩哨/Palace Sentinels》
《コーの地図作り/Kor Cartographer》
《宮殿の看守/Palace Jailer》
《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
-インスタント6枚-
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《流刑への道/Path to Exile》
《荒野の確保/Secure the Wastes》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《白の太陽の頂点/White Sun’s Zenith》
《塵への帰結/Return to Dust》
-ソーサリー12枚-
《ハルマゲドン/Armageddon》
《戦の惨害/Ravages of War》
《カタストロフィ/Catastrophe》
《大変動/Cataclysm》
《神の怒り/Wrath of God》
《審判の日/Day of Judgment》
《軍部政変/Martial Coup》
《対立の終結/End Hostilities》
《正義の命令/Decree of Justice》
《啓示の刻/Hour of Revelation》
《総くずれ/Rout》
《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance》
-エンチャント11枚-
《土地税/Land Tax》
《盲従/Blind Obedience》
《法の定め/Rule of Law》
《選定された行進/Anointed Procession》
《命運の掌握/Grasp of Fate》
《領事の権限/Authority of the Consuls》
《浄化の印章/Seal of Cleansing》
《沈黙のオーラ/Aura of Silence》
《城塞の包囲/Citadel Siege》
《ヘリオッドの指図/Dictate of Heliod》
-アーティファクト28枚-
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《Jeweled Amulet》
《通電式キー/Voltaic Key》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
《乳白色のダイアモンド/Marble Diamond》
《友なる石/Fellwar Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《星のコンパス/Star Compass》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
《思考の器/Thought Vessel》
《精神石/Mind Stone》
《守護像/Guardian Idol》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《真珠の大メダル/Pearl Medallion》
《巻物棚/Scroll Rack》
《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《スランの発電機/Thran Dynamo》
《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
《かごの中の太陽/Caged Sun》
《ニンの杖/Staff of Nin》
《魔力の篭手/Gauntlet of Power》
-プレインズウォーカー1枚-
《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
-土地33枚-
25《平地/Plains》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair》
《高層都市の玉座/Throne of the High City》
《セラの聖域/Serra’s Sanctum》
——————————
基本は
トークン並べて殴れ!
ジェネラルで殴れ!
土地は全破壊だ!
気に入らなかったら生物全破壊!
リセットしても神は滅多に死なないからトークン並べ直せ!
土地破壊系リセットはジェネラルと相性的には良くないが、
対戦相手に何かされるよりはマシなので採用。
対戦相手の足止めはとても大切。
土地破壊大好きな人には下記の採用までお薦めする。
《Global Ruin/世界の荒廃》
コスト:4白
ソーサリー
各プレイヤーは、自分がコントロールする土地の中から、
各基本土地タイプの土地を1つずつ選ぶ。その後残りを生け贄に捧げる。
レア
このカードは結構特徴的で、
デュアルランドが壊れない事がある。
各タイプを1つずつ選ぶ、という書き方なので、
5色デッキがデュアルランド等を並べまくっていると最大5枚まで土地が残る。
反面、単色は土地が1枚になる。
ただし、誰かが《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》を置いていると、
1枚を平地として扱い、もう1枚の平地を沼として扱い、
合計2枚残るという選択になる事がある。
逆に言えば、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》のように、
土地に別のタイプを付加出来るものが置いていないなら、
基本土地タイプを持たない土地は全て生け贄に捧げなくてはならない。
強みの1つとしては、
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》のような、
破壊不能の土地であろうと全て消し飛ぶ事。
能力が「生け贄に捧げる」なので破壊不能でもサヨウナラ。
《ハルマゲドン》に比べて1コスト重たいものの、
1枚でも多く土地破壊を入れたい人は是非。
思った以上に強い1枚である。
また、追加で土地破壊を狙うのであれば、
《煙突/Smokestack》の採用もお薦めしたい。
自分はジェネラルのトークン生成機能で耐えられるので、
アドバンテージを稼ぎやすい。
土地破壊とは相性の良いカードで1枚お薦めもある。
《Gift of Estates/土地の寄進》
コスト:1白
ソーサリー
対戦相手1人があなたより多くの土地をコントロールしている場合、
あなたはあなたのライブラリーから平地(Plains)カードを最大3枚まで探し、
それらを公開し、あなたの手札に加える。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
アンコモン
白い《Ancestral Recall》!と言うにはさすがに無理があるが、
白でアドバンテージを得られる貴重な1枚。
1回だけ《土地税》するソーサリー。
《土地税》との違いは、平地を探すだけなので、
デュアルランドやギルドランドを持ってきてもOK。
白単では関係ないけれども。
このカードと《税収》は基本土地でなくても平地ならOK。
案外と柔軟性が高い。
そして、
《税収》
《土地税》
《土地の寄進》
で持ってきた土地を、
《巻物棚》で入れ替えて、フェッチランドを切る・・・と動ければ、
かなりライブラリーを回す事も出来る。
どれもなかなかに有用なカードだ。
土地破壊を大量に放り込んでも、
こういった方法でライブラリーを回したり土地を手に入れられるので、
それほど心配がない他にも、
《世界のるつぼ》
《太陽のタイタン》
での復帰も狙えるので、
土地破壊はバンバン撃ってしまおう。
特に速度重視のデッキに対して、
・生物全破壊
・土地全破壊
を決めれば、かなりの足止めになる。
速度重視のデッキはこれらを食らってしまうと、
途端に足が遅くなる事が多い。
理由は、そういうデッキはマナをギリギリに切り詰めていたり、
一発芸以外に能がないデッキ構成だったりするので、
リセット系に耐性が無いデッキに仕上がっている事が多いから。
もう少し具体的に書くと
生物全破壊というよりもジェネラルを消し飛ばして、
土地を全て破壊でかなり足止めになる。
土地破壊について自身だけ多少の保険をかけたいのであれば、
《大瀑布/Cascading Cataracts》
《ダークスティールの城塞》
という破壊不能の土地2種の採用も1つ。
これを採用しても白単なので滅多に色事故も起きないはず。
《大変動》
《世界の荒廃》
《煙突》
では「生け贄」なのでダメだが、
《ハルマゲドン》
《戦の惨害》
《カタストロフィ》
では壊れずに残る。
最近の白いカードのデザインは本当にダメダメで、
土地破壊の特色をとにかく消し飛ばしてしまっているが、
過去にデザインされた白の本来の特色である「破壊」は、
こうしてEDHで使うべきだと思っている。
白といえば土地を破壊!というところを非常に推したい。
「破壊の白」こそが白の真骨頂。
店主は「脳筋の白」は好きになれないが、
「破壊の白」は大好きである。
最近のカードデザインには無い「破壊の白」の良さを、
EDHで使ってみて知っていただきたい。
ではまた。