今月のKその13

今月のKその13。

今回もCardshop Serraのレガシー大会に出場してくれたK。

まずはこのデッキレシピを見てほしい。

4《渦まく知識/Brainstorm
4《思案/Ponder
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
4《稲妻/Lightning Bolt
4《突破/Crash Through
3《氷の中の存在/Thing in the Ice
1《ブーメラン/Boomerang
3《火+氷/Fire+Ice
4《嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage
2《紅蓮地獄/Pyroclasm
2《奇怪なドレイク/Enigma Drake
1《謎めいた海蛇/Cryptic Serpent
1《基本に帰れ/Back to Basics
4《意志の力/Force of Will
1《誤った指図/Misdirection
1《紅蓮操作/Pyrokinesis
土地
4《Volcanic Island
2《山/Mountain
3《島/Island
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn
2《霧深い雨林/Misty Rainforest
2《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire

今回の彼のデッキ。
ピッチスペル以外はおおむね1~3のコストの青赤デッキ。
やりたい事もなんとなくわかる。

さて、ここで質問。
これを読んでくれている方は下記の手札でキープするか?
それともマリガンするか?
K-keep
ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe
思案/Ponder
火+氷/Fire+Ice
紅蓮地獄/Pyroclasm
突破/Crash Through
稲妻/Lightning Bolt

この手札。
そう、土地がないのだ。

状況は

・手札6枚なので既に1マリガンしている。
・後手である。
・対戦相手は青黒赤。
・相手は先手手札7枚でキープ。
・デッキに土地は17枚。
・1勝1敗でむかえた3戦目。

K「キープで。」

wakaranai

何が何だかわからない。

土地0でキープしちゃったよ、この人。

本気なのか酔っ払っているのか全くわからない。
(酔っ払っているうえで本気なのだろうが。)

結果は当然のごとく負け。
一度は引いた《Volcanic Island》は《不毛の大地/Wasteland》で壊され、
その後に引いた土地は《》1枚。
青マナの出る土地を引けないままゲーム終了。

店主「なんであの手札キープしたの?」

K「だって後手じゃん。
 1マリガンしてるから占術1するじゃん。
 初手ドローと《ギタクシア派の調査》まであれば、
 3枚ライブラリー掘れるわけだ。
 普通土地引くだろ。」

店主「いやいやいや、落ち着こうよそこは。」

K「だって相手は青黒赤だぞ。
 ダブルマリガンして勝てる相手じゃないぞ。」

店主「だからって土地0で始めて勝てる相手でもないと思うが。」

K「土地引けば勝てるじゃん。」

店主「土地引かなくて負けたじゃん。」

K「でもマリガンしてたら絶対勝ててないから。」

店主「どうしてそう言い張るのだ。」

K、一歩も譲らず。

全試合終了後、

順位に応じた賞品を配布のお時間。
当店では

・パック
・当店で使えるポイントに変換

を選べるサービスをしている。

スタッフ「パックにしますか?ポイントにしますか?」
A「レオヴォルドで。」

スタッフ「パックにしますか?ポイントにしますか?」
B「レオヴォルドで。」

スタッフ「パックにしますか?ポイントにしますか?」
C「レオヴォルドで。」

言うまでもないが、
レオヴォルドとは、
トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest
のことだ。
大会の賞品にこのシングルカードを出していたわけではない。
コンスピラシー2のパックのことをみんなそう呼んでいるのだ。
このセットの一番の当たりカードはレオヴォルドなので、
(レガシーの民はそれしか欲しいものが無いに近い。)
みんなそう呼んでいるのだろう。

じゃあ普段から売れるのかと言ったら、
コンスピラシー2なんて全然売れない。
全く売れない。
ザ・不良在庫。
キング・オブ・不良在庫。
不良在庫・オブ・不良在庫。
ワゴンセールの帝王。
もう名前もワゴンスピラシーにしていい。

WotC社の人がこんなこらむ読んでいるとは思えないが、
もしかしたら読むかもしれないから書いておこう。
コンスピ3なんて絶対に作らないように。

不人気の理由も簡単。

・ドラフトの時にしか意味がないカードが不要だし不快。
・このセットでドラフトなんてやる気にならない。

という2つだ。
普段から売れないダメダメ商品だが、
たった1枚だけこの《トレストの使者、レオヴォルド》がいる。
このカードはEDHでは禁止を食らっているが、
レガシーでは一線級のカードとして知られている。
シングルの価格も相当に高い。

大会の賞品の時くらい、
このレオ様狙いでパック開封しちゃおうと思う人が多いのだろう。
例に漏れず、Kもその1人だった。

パックを開け、レアの位置を下からゆっくりとゆっくりと見ていくK。

DSC_0172

K「お、M。つまり神話レア確定。」

K「お、マルチカラー。」

K「おおお!3/3!これは来ただろ!」

周囲もどよめく。

K「おう、店主、レオヴォルド来たぜ!
 コンスピ2で神話レア、マルチカラー、3/3!
 っていうかコンスピ2にマルチカラー3/3なんて他にねえだろ!
 やったぜ!」

という声とともにレアのカードを確認。





DSC_0173
マルチェッサ女王/Queen Marchesa》を引くK。

K「なんじゃこりゃああああ!!!!!」
K「おい、神話レア、マルチカラー、3/3だぞ!
 普通レオヴォルドだろここは!
 こんなひどい話があるか!」

何に向かって怒っているのかわからないが、

店主にはこの光景が

kaiji-hidosugiru

これに見えた。

友人A「あ、コンスピ2あとその箱にどんだけ残ってます?」

店主「あとちょっとだねー。」

友人A「あ、3パックください。」

友人B「では付き合いで自分も3パック。」

友人A「あ、《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》出た。」

K「どういうことだよ!それ俺のだろう!

 それお前が買わなかったら、

 来月の大会の賞品で俺が開けるはずだったパックだぞ!」


もう何を言っているやら。
勢いだけでここまで言う男もなかなか珍しい。
見ている方は面白くてしょうがないが。

とりあえず、

店主「せっかくだからマルチェッサでEDHでも組めばいいんじゃない?」

とだけ言っておいた。

そしてこの友人A、Bを連れ今回は4人で居酒屋へ。

MTGプレイヤーたるもの、
飲みの席でも基本的にはMTG談義である。

そこで出た話題。

K「《バジリスクの首輪/Basilisk Collar》は強いよ。
 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》入っているなら1枚入れとけ。
 あれ出てて《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》あれば、
 《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》は止まらないけど、
 《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》のほうは止まる。」

店主「マテ。どうやったら終末エムラが止まるんだ?」

K「え、だってあいつ飛んでないじゃん。
 飛んでないからサリアの先制+バジリスクの接死で止まるだろ。」

店主「終末エムラ飛んでるよ。あとYouの頭のネジも飛んでる。」

K「嘘だぁ。終末エムラ飛んでないって。」

友人A「wikiページ開きましたよ。飛行、トランプル、プロテク(インスタント)」

店主「やっぱりな。エムラもYouの頭のネジも飛んでた。」

K「あれえ、おかしいなぁ。」

店主「おかしいのはおまいの頭。」

K「あのへんのカードわかりにくいんだよ。
 《無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre》と
 《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》もわかりにくいし。
 旧モグ(《無限に廻るもの、ウラモグ》)は壊れるけど、
 新モグ(《絶え間ない飢餓、ウラモグ》)は壊れないし。」

店主「マテ。何を言ってヤガル。」

K「え?あってるでしょ?」

店主「どっちも破壊不能だってば。」

K「またまた。」

店主「Youの頭は修理不能だな。全く、どんな頭してんだか。」

K「あとそういえばコジレックとかいうザコがいたな。」

コジレック、突然のザコ扱いである。

10マナ12/12でザコと言われるコジさん。
この時話題に出たのは旧コジ、
つまり《真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth》である。
新コジの《大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion》をザコと言うならわかる。
指定コスト◇◇が使いにくいので、これを嫌う人が多いうえに、
実際にトーナメントシーンにもほとんどお顔を見せていない。
旧コジはコケにされる程弱い生物ではないのに、

「ザコ」

と一蹴。

今日は本当に色々とやらかしてくれるKである。


・マリガン1回から土地無しでキープ。
・レオ様引いたと大騒ぎからのマルチェッサ引き。
・新エムラは飛んでない
・旧ウラモグは壊れる
・コジレックはザコ



まごうことなき数え役満である。

なお、後半のエルドラージ御三家の事について、

K「酒がまわってないから間違えた。」

と謎の言い訳をしていた。

Kの明日はどっちだ。

ではまた。