お泊まりまじっく2017夏-前編

今回の会場は前回の冬で使った場所と同じ。
冬に行った時にエアコンがある事を確認していたので、
夏の暑さもしのげるだろうとこの場所に決定。

毎度の事ながら、
冬のお泊まりまじっくより、
夏のお泊まりまじっくは人が多く集まる。
個人的には過ごしやすさから冬のお泊まりが大好きなのだが。

そして今回は、
Cardshop Serraのこらむでおなじみの「今月のK」の彼が参加。
参加者が集まった時に
「今回はKも参加。」
と言ったら、
参加者の方々から、
「いつか会いたいと思ってました。」
という声があがった。
K大人気である。

8月4日(金)
今回も冬と同じく、
最初に参加者の方々集まって最初にやったイベントはレアドラフト。
「みんなから集めたレアカードのみでドラフトをする。」
というイベントだ。

スタッフも入ると人数がちょうど良かったので、
今回は自分も参加。

1パック目1順目で
嵐の神、ケラノス/Keranos, God of Storms
を見つける。
他にも強いカードは沢山あったが、
使ってみたいという気持ちから青赤決め打ち。
順調に
遺跡潜り、ジョリー・エン/Jori En, Ruin Diver
蒸気占い/Steam Augury
などの青赤カードをとっている途中、
狂気の祭壇/Altar of Dementia
を見つけて、とりあえずピック。
浅瀬蟲/Reef Worm
をとったあたりから、
「よし、青赤でライブラリーアウト狙おう。」
と考え始める。

浅瀬蟲》なんて、
まず効果を覚えていない人のほうが多い。
浅瀬蟲》はこんなカードだ。

Reef Worm
Reef Worm/浅瀬蟲
コスト:3青
クリーチャー 蟲(Worm)
浅瀬蟲が死亡したとき、青の3/3の魚(Fish)クリーチャー・トークンを1体生成する。
それは
「このクリーチャーが死亡したとき、青の6/6の鯨(Whale)
 クリーチャー・トークンを1体生成する。
 それは『このクリーチャーが死亡したとき、
 青の9/9のクラーケン(Kraken)・
 クリーチャー・トークンを1体生成する。』
 を持つ。」
を持つ。
0/1
レア

という統率者2014に入っているカード。
わかりやすく説明すると、
こいつが死ぬと3/3の魚が出る。
その3/3が死ぬと6/6の鯨が出る。
その6/6が死ぬと9/9のクラーケンが出る。

ブロッカーとして立っていると強い。
全体除去に対しても強い。

狂気の祭壇》を使えば、
一瞬で0/1が9/9まで育つ。
3+6+9の合計18枚もライブラリーを削る事も出来る。
リミテッドではライブラリーは40枚なので、
これだけ削れるとかなり大きい。
単純計算だが、

・相手のライブラリーは40枚。
・初手の手札7枚。(マリガンをしなかったとして)
・先手後手の1枚差はあれど、
 7~8ターンは生きているとしてドロー・ステップで7~8枚。
・《狂気の祭壇》+《浅瀬蟲》で18枚。

これで32~33枚。
あと7~8枚ほどを何かで削ればライブラリーアウトで勝てる。
他のクリーチャー+《狂気の祭壇》でもいいし、
相手がドロー呪文を使っていればあっさり0にもなる数字だ。

この2枚をとった後も、
黒焦げ/Char
アトランティスの王/Lord of Atlantis
カイレンのオモチャ/Kyren Toy
ファイレクシアのレンズ/Phyrexian Lens
などをとりつつも、
ショッカー/Shocker
ジェイスの文書管理人/Jace’s Archivist
といったライブラリーアウトを狙える生物をピック。
クローン/Clone
身分泥棒/Identity Thief
がとれたのは特に大きい。
コピー系生物は
「自分のデッキが強くなくても、
 対戦相手の生物が強ければ同等に戦える。」
というメリットがある。
速度重視の構築環境には不利だが、
リミテッドでの活躍の場はおおいにある。

MTG歴が長い人ならともかく、
MTG歴一桁年数の人は《ショッカー》もわからないかもしれない。

Shocker
Shocker/ショッカー
コスト:1赤
クリーチャー 昆虫(Insect)
ショッカーがプレイヤーにダメージを与えるたび、
そのプレイヤーは自分の手札のカードをすべて捨てる。その後同じ枚数のカードを引く。
1/1
レア

攻撃が通るたびに相手の手札が変わるという変わった能力。
正確には攻撃が通るではなく、
ダメージを与えるたびに誘発するので、
炎の鞭/Fire Whip》などのティム化エンチャントでもOK。
が、そんな使い方をしている人を見たことはない。

隣に《迷宮の霊魂/Spirit of the Labyrinth》を置いてあれば、
対戦相手の手札は1枚まで減らせる。
が、そんな使い方をしている人を見たことはない。

隣に《Chains of Mephistopheles》を置いてあれば、
対戦相手の手札は0になる。
が、そんな使い方をしている人を見たことはない。

「え?これレアなの?」
と言われても仕方ないくらいの生物。
レアだけでドラフトをする世界では2マナ1/1でも貴重。
ましてやライブラリーアウトを狙うなどと言い出しているデッキにはもってこい。
店主、大喜びでピックである。

いざ対戦。

1戦目:
1本目、お互いに軽い生物を展開するが、
身分泥棒》で相手のブロッカーを消して攻撃が功を奏して勝利。
2本目、膠着状態から《狂気の祭壇》でライブラリーアウト勝利。

2戦目:
1本目、《嵐の神、ケラノス》が着地して場を制圧して勝利。
2本目、奇跡とも言える5ターンキル。
 2ターン目、《ショッカー》。
 3ターン目、《狂気の祭壇》出して《ショッカー》パンチ。
 4ターン目、《浅瀬蟲》。《ショッカー》は《奉納/Oblation》される。
 5ターン目、《奉納》で引いた《クローン》プレイ。

ショッカー》に対して、
対戦相手「あの生物ほっとくとやべえ」
と一言。
これ言わせただけでも満足。

3戦目:
1本目、お互いに譲らずのゲームだったが、
 ピンポイントで撃たれた《時間停止/Time Stop》で負け。
2本目、2ターン目《ショッカー》でライブラリーを削り、
 《ジェイスの文書管理人》連発起動でライブラリーアウト勝利。
 毎ターン《意外な授かり物/Windfall》していれば、
 40枚のライブラリーなどすぐに0に。
3本目、相手が土地事故で遅れた後に、
 《浅瀬蟲》+《狂気の祭壇》でライブラリーアウト勝利。

勝利した半分以上はライブラリーアウトで勝つという、
リミテッドではかなり珍しい勝利。

誰かに
「脳みそん中に何が詰まっているとこんなデッキ作れるんですか?」
と言われた。
そう言われましても。

全勝した場合に賞品はあとで抽選でプレゼントする!
と宣言したので、
賞品は抽選行きに。

レアドラフト後はフリーで少しEDHをした後、
夕食、お風呂を済ませて、
夜の宴のお時間へ。

ここでは参加者の方々は無料で
アモンケット+破滅の刻のドラフト。

店主はみんなのドリンクの用意のためと、
人数の問題で不参加。
ドラフトやりたかったが人数ぴったりでは入れない。
まだ破滅の刻で一度もドラフトをしていなかったので、
やってみたかった。

この日は結局多くの方のドリンクの用意をしつつ、
合間に自分の飲み物をちびちびと呑みながら、
多くの方の試合を観戦。
それにしてもEDHは見ているだけでも面白い。
何が面白いのかと言うと、
「同じデッキが1つもない。」
という事。
時折ジェネラルは一緒という事くらいはあるが、
デッキの中身がまるまる一緒という事はない。
それにデッキを複数持つ人も少なくないので、
個性的なデッキがそこらじゅうに溢れかえっている。
青赤以外は最近単色ばっかりの店主だったが、
周囲はみんな多色、多色、多色。
卓によっては単色、2色が1人もいないなんて事も。
このオリジナリティはスタンダードやモダンには無い魅力だ。
誰もがお決まりのパターン化されたデッキばかりという世界と違って、
誰もが自分の好きなデッキを組んでくる。
デッキレシピだけではなく、

・基本土地は特定のものだけ使用。
・可能な限り全部FOIL。
・ジェネラルをPSA鑑定にかけてある。
・ジェネラルだけFOIL。

といったこだわりの一面も人それぞれ。
やはり、「どんなカードも1枚」というルールのおかげで、
「1枚くらいなら高いカードも買おう!」
と思える人が多いだけあって、
個性の出方も非常に様々だ。
そして、資産差はあれども、
誰もがとてもいい顔をしてゲームをしている。
自分がプレイしていなくても、
こんなにも見ていて楽しいレギュレーションはなかなか無いだろう。

盛り上がるEDHも午前の3時くらいにおおむね終了し、
その後就寝。

続く。

ではまた。