台湾旅行記Ⅵその2。
記事作成日:2017/04/21 執筆:加藤英宝
4月9日(日)
アルフ君のすすめでパイナップルケーキのお店、
「微熱山丘/Sunny Hills(サニーヒルズ)」に。
パイナップルケーキという名がついているが、
ケーキというより台湾風のお茶菓子と思ったほうがわかりやすい。
日本で言うと京都の八つ橋のようなイメージだ。
(味は全く違うが。)
台北のお土産売り場ではほぼ必ず売っているもので、
外側はクッキーのような生地、
中はパイナップルのジャムのようなものが入っている。
最初は
「この手のお土産ものなんて、どこで買っても変わらない。」
と思っていたのだが、
鼎泰豊のパイナップルケーキを買った時からその認識は変わった。
意外な程に違いがある。
このサニーヒルズというお店もそう思わせてくれる一店だった。
お店に入ると、
試食をするか、買い物だけかを聞かれる。
買い物のみなら即レジへ。
試食を選ぶと順番に席に案内され、
お茶とパイナップルケーキを出してもらえる。
その場所がまた素晴らしい。
こんな感じだ。
このお店は試食だけなら無料。
試食だけで帰るような人などいないという程の味への自信なのだろう。
この試食する場所の雰囲気と、
このパイナップルケーキの味で試食で帰る人は、
よほどのケチかよほどの礼儀知らず以外は考えにくい。
この味ならば、
鼎泰豊のパイナップルケーキに勝るとも劣らぬという味。
鼎泰豊のパイナップルケーキはふんわりしている味に対し、
サニーヒルズの味は酸味強め。
お茶に合うというだけなら鼎泰豊。
おやつとしてお菓子としてならサニーヒルズ。
甲乙付け難し。
店内の雰囲気の良さ、
接客の良さ、
パイナップルケーキの味、
3つ全てに満足したので、
迷わずパイナップルケーキも購入。
その後、昼食のために鼎泰豊に移動。
さすがは世界10大レストランの1つに名を連ねる場所だ。
なかなかの行列が出来ている。
30分待ちと言われた。
整理券を受け取った後、
「よし、マンゴーかき氷食べに行こう。」
と提案。
鼎泰豊からすぐ近くにこれまた行列の出来るかき氷店がある。
ここがまた美味しいのだ。
このかき氷は1つだいたい750円。
3人で食べるとすれば別に高くもない。
このかき氷を1人で食べている人はあまりいない。
そしてかき氷を食べ終わり、
鼎泰豊に戻ったらちょうど呼ばれる寸前。
鼎泰豊では下記のものを食べた。
小籠包
鶏の塩ラーメン
排骨炒飯
ちまき
辛口汁なし麺
トマトと卵のスープ
相変わらず何を食べても美味しい。
画像なんて今更張ってもしょうがないな、と思い、
特に画像をここに張らなかったら(下書き時)、
S「排骨炒飯の画像がないんですがアップし忘れですか?」
S「炒飯画像を省略するとかありえねぇですよ」
とゴリゴリに押されてしまったので、
炒飯画像を追加。
この炒飯は一度食べる価値がある。
Sは「一度では到底足りない。」
と言っている。
お菓子→かき氷→ごはん
と、普通とは違う順番だが、
そんな事はお構いなし。
昼食の後はカードショップへ。
ここではEDHしたりレガシーしたり。
食物連鎖BUGは思った以上に面白い。
当分このデッキで楽しめそうだ。
夕食は太和殿。
もう恒例となっている台湾しゃぶしゃぶのお店だ。
太和殿に行った回数=台湾に行った回数である。
メニューが新しくなっていて、
そこで見つけたこのメニュー。
ワイルドキクラゲ。
モンハンの納品してポイントもらえるアイテムにしか思えないこの名前。
ハンターがガサゴソ探して、
「ワイルドキクラゲを入手しました」
と表示されるところまで一瞬で頭に浮かんだ。
太和殿でお腹いっぱいになり、
突然にS、帰りのタクシーの中で
S「今回の台湾、
まだチャーハンをわずか2回しか食べてないんですよ、わずか。」
S「この数字、1日平均で1回未満ですよ、いいんですか?」
これである。
炒飯の回数を1日平均で言い出すとは思わなかった。
七式「Sさん、何言ってるかよくわからないんですけど。」
店主「そういう病気みたいなもんだ、ほっとけ(笑)」
七式「手遅れですね(笑)」
店主「最初からな(笑)」
S「ちょっと二人ともSさんに対しての扱いがひどくないですか?」
二人「いいえ。」
こんな会話をしてこの日は終了。
4月10日(月)。
台湾の別の友人と昼食。
ホテルからちょっと歩いたところの料理店。
この友人も日本語堪能で話すに一切困らない友人だ。
連れて行ってもらった料理店で食べたものは、
豚の角煮
卵と大根のオムレツのようなもの
野菜炒め
かぼちゃとさつまいものお粥
牡蠣の炒め物
白身魚(アゴナシという魚だと言っていた)
伊勢海老
カラスミ入り炒飯
特に美味しかった3つだけ画像を。
これらは比較的万人受けしそうな味だった。
その後、台湾で初めてカラオケに行った。
カラオケと言っても機種はDAM。
つまり日本の歌をメインにしているカラオケだ。
そこで日本の歌を当然のように唄うアルフ君。
この人は背中にチャックでもあって、
中に日本人が入っているのではないだろうかと思う程だ。
こちらが唄った曲も結構知っているみたいだった。
夕食は餃子と炒飯。
昼にあまりに食べてしまった事もあって、
夕食はひかえめ。
あとはホテルでお酒飲んで就寝。
4月11日(火)
帰国。
安い旅行ツアーなので、
特定のお土産屋に強制連行。
たぶんこのお土産屋に3回は来ていると思う。
40分ほどここでお土産を見てまわる。
ここで売っているパイナップルケーキも試食してみたが、
鼎泰豊やサニーヒルズと比べて、
明らかに味が落ちる。
そのわりに値段は同等かそれ以上なのだから驚きだ。
パイナップルケーキは安いものでは10個入りで45台湾元。
高いものでは500台湾元超え。
こういうツアーのお土産屋さんのものは、
言うほど大した味ではない。
同等の金額で鼎泰豊とサニーヒルズのものが買えるのだから、
どちらが得であるかは明白だ。
この2店のパイナップルケーキは、
買って後悔する人は普通いないだろうと思う。
そんな事を考えながら日本へ。
今回も楽しい台湾旅行だった。
台湾の友人達も
「次はいつ台湾に来る?」
と言ってくれるのがまた嬉しい。
知り合う人の中には日本語が通じない人もいるし、
英語だけはなんとか通じる人もいる。
しかしMTGさえあれば、
案外と多くのコミュニケーションがどうにかなる事もある。
全くもって素晴らしいコミュニケーションツールだ。
言語さえも無視出来るのだから。
EDHもとても簡単だ。
中国語圏だろうとEDHという単語はほとんど通じるので、
ジェネラル見せながらEDHと言えば、
デッキを持っている人ならそのまま卓についてくれる。
台湾では2017年現在で、
EDH、スタンダード、モダンはプレイヤー多め。
レガシーは少なめ。
ヴィンテージプレイヤーは出会った事無し。
レガシーは少しずつプレイヤーが増えているらしいとも聞いた。
EDHはカードショップに行くと最低でもどこか1卓くらいはやっている。
ただ、大昔のカードをいっぱい持っている人は少ないようで、
EDHで遊んでいた際に、
「おお、こんなカード初めてみた!」
「デュアルランドだ!すげえ!」
「《Timetwister》の本物だ!写真撮っていい?」
なんて言われた事がある。
もしこれを読んで台湾に遊びに行く人は、
EDH、スタンダード、モダンあたりのデッキは、
どれか用意していくと対戦相手には困らない可能性も。
コミュニケーションならEDHが一番なのは間違いない。
これにて台湾旅行記Ⅵ終了。
美味しいごはんと大切な友人達に会いに、
また台湾に行く事になるだろう。
一緒に行ってみたいという方がいたらお声を。
・ガイドブックを持って行かない。
・しっかりと予定を組まない。
・MTGのことばっかり考えている。
こんな店主と七式が一緒で良ければ、
日程さえ合えば七式と店主が台湾旅行のガイドをいたします。
保証されているのは美味い台湾メシにありつける事だけ!
ではまた。