台湾旅行記Ⅵその1。
記事作成日:2017/04/19 執筆:加藤英宝
台湾旅行記は6だが、
台湾はこれで9回目。
今回のメンツは前回と同じ。
台湾4回目のスタッフS。
台湾7回目の七式。
7回目の七式は、
全て一緒に行っている。
台湾だけとはいえ、一緒に海外旅行している回数が一番多い友人である。
二人してMTGと台湾メシがかなり気に入っている。
そんな七式から旅行前に珍しく連絡が1つ。
「旅行会社の倒産のニュースが入ってきてるんだがウチ等は平気?」
と。
多くの方も知っているだろう。
3月の終わりにてるみくらぶという旅行会社が倒産したニュースだ。
このてるみくらぶの被害者の中には、
・現地でホテル代を払わされた。
・帰りの便がない。
という旅行先で突然のトラブルになった人もいたとか。
この会社はこうなる事を想定出来ていたとしたら、
この会社の行動は潰れる寸前だけは詐欺だったのではないだろうか。
我々は運が良かったのか、
『てるみられる』ことは無かった。
4月7日(金)
朝早く起きて空港へ。
フレッシュネス・バーガーで昼ごはん。
14時くらいのフライトで夕方に台北到着。
ホテルはまたしてもVIP HOTEL。
旅行プランは安いものにしているのは事実だが、
このホテルに当たるのは3度目。
所詮はホテルなど荷物置き場と睡眠以外に用がないに等しいので、
余程不便な場所でない限りはどこでも良い。
このVIP HOTELは本当に寝るだけのホテルのようなところだが、
ホテルを出てすぐにセブンイレブン。
ちょっと歩いて、夜中でもやってるメシ屋数件と、24時間営業のスーパー。
なかなかに便利な場所にある。
19時に台湾の友人アルフ君合流。
用意してあったカルビーポテトチップスうすしお味をプレゼント。
この味が大好きらしく、
「コンソメやのり塩は認めん。」
と言っている。
合流後はそのままメシ屋へ直行。
夕食はしゃぶしゃぶとすき焼きを足して2で割ったような鍋もの。
そこで出てきた、台湾で初めての生卵。
日本以外で生卵を食べるところがあるのは初めて見た。
黄身の色が日本と違う。
日本の黄身の色よりも黄色というべきか、
日本の殻が白でない卵(ヨード卵光など)は黄身がもっとオレンジ色に近い。
知らない人は多いが、
海外ではそもそも生卵を食べる習慣がない。
理由は、1つは衛生面、1つは文化なのだそうだ。
日本人は生卵をごはんにかけて食べるが、
あれは信じがたい行為だと言う外国人もいる。
そういえばアメリカの友人であるSethは、
半熟でも嫌だと言っていた。
衛生面がしっかりしている日本では、
たまごかけごはんを食べてお腹を壊す人はいない。
言うまでもないが、
世界で一番鶏卵が美味しい国は日本である。
ちなみに店主は1つ500円超えの生卵と、
5kg4000円超えのコシヒカリでたまごかけごはんを食べた事がある。
数年前に
「世界で一番高そうなたまごかけごはんを食べよう!」
と店主が企画して賛同者と一緒に食べた。
賛同者は約20人集まった。
みんなたまごかけごはん好きだなぁ。
食事が終わったら夜市へ。
夜市とは台北市内の各地で毎日開催されているお祭りのようなもの。
特定のストリートに大量の露店が並ぶ台北の観光場所。
そこでスタッフ用のお土産に台湾の駄菓子を買う。
嬉々として不味そうなものを選ぶS。
「おほっ!このグニャグニャしたやつ、
絶対美味しくない物体ですよ!」
と言いながら袋に入れる彼はとても幸せそうだ。
夜市では羊の串焼きを食べた。
こちらはスパイシーでなかなかの味。
お酒のつまみとしては合いそうな品。
1つ15元、7本で100元。
7本買って500円しないのだから気楽だ。
日本のコンビニや居酒屋で7本の串ものを頼んだら、
だいたいの場所では500円超えだろう。
羊のあとは豆花を食べる。
読みは「トーファ」と読む。
クセの強い豆腐のようなものに、
甘いシロップをかけて食べるデザート。
自分には合わない味だった。
その後はホテルに戻って台湾ビールで乾杯して、
霊気紛争でドラフト後に就寝。
4月8日(土)
アルフ君と昼飯。
場所は、
台北晶華酒店(リージェントホテル台北)という高級ホテルのレストラン。
このリージェントホテル台北は、
1泊で今回の旅行代が飛ぶくらいの宿泊費がかかるホテル。
著名人が泊まる事もあるらしい。
まずレストランの見た目からしてこんな感じだ。
この長い廊下の先に食事をする席がある。
このレストランで興味を持ったものを片っ端から注文。
・麻婆貝柱
・ピータン、豚肉、しらすの入ったお粥
・鶏とホタテのスープ
・子豚のバーベキュー
・エビのそぼろ
・百合根と野菜の炒め物
・魚とホタテの炒飯
・アップルパイ
・豆花
一言で済ますのであれば、
何を食べても美味しい。
さすが高級ホテルに入っているレストランと言える味。
豆花も昨日のものは食べられなかったが、
このレストランのものは美味しかった。
リピートしたい程のお気に入りは、
麻婆貝柱
エビのそぼろ
お粥
の3種だが、
注文しなかったメニューにも気になるものばかり。
これにより台湾に行く理由がまた1つ増えた。
なお、お値段は1人約5000円。
台湾の食事としてはかなり高価だ。
なにせ200円で炒飯をおなかいっぱい食べられる土地なのだから。
20杯以上の炒飯と1食が同等と考えると衝撃的だ。
昼食後はモダマス3で8人ドラフト。
このドラフトには我々3人以外に、
現地にいた日本人が1人入り、
台湾人4人、日本人4人のドラフト。
1パック目、レア→《ウルヴェンワルドの足跡追い/Ulvenwald Tracker》。
うん、ドラフトとしては悪いわけじゃない。
でも君ね、取り切りドラフトで出てきていい値段のカードじゃないんだ、わかる?
2パック目、レア→《霧深い雨林/Misty Rainforest》
よし、もとがとれた。
負けても構わん。
一応ドラフトでもデッキに入れられる。
3パック目、レア→《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant》
色は全然あってないが比較的値段もまともなヴェンさんなら許す。
青緑のフェッチランド持っててもダブルシンボルをタッチするのは無理だ。
結局、赤緑の除去だらけのデッキを組んだ。
除去カードが多すぎて、
3枚とった《向こう見ずな技術/Madcap Skills》を全て採用出来なかった。
結果は全勝。
とはいえ、最終戦は相手のプレイミスでもらった勝利だった。
どう考えても負けていた。
特にゲーム終了時に自分のライブラリーを見た時、
「唯一これ引いたら逆転!」
と言える《紅蓮地獄/Pyroclasm》はライブラリーの一番下。
相手のミスが無かったら100%負けていた勝負だっただろう。
全勝してカラデシュ、霊気紛争合計3パックをゲット。
ドラフト後はEDHやレガシー。
EDHは
ジェネラル:《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》
ジェネラル:《法務官の声、アトラクサ/Atraxa, Praetors’ Voice》
の2つ。
レガシーはBUG食物連鎖。
BUG続唱を結構長い間遊んでいたので、
最近になってこのデッキにチェンジ。
なかなかに楽しいデッキだ。
夕方になり、アルフ君に
「お腹へってる?」
と聞かれたが、
「全然減ってない。」
と回答。
お昼ごはんがあまりに多すぎて、
夕方になってもお腹が減らない。
お腹を減らすのも兼ねて別のカードショップへ移動したが、
それでも全然お腹が減らないので、
ホテルに戻ってモダマス3でシールドをする事に。
そしてホテルでモダマス3のシールドをしながら、
酒を飲み飲み、つまみにチャーハンと肉の缶詰。
肉の缶詰は思いのほか好みの味だった。
シールドも赤緑だったが、
白緑の《ひるまぬ勇気/Unflinching Courage》がどうにも出来ずに負け。
このシールドをしている時に、
アルフ君から、
「僕達の間では《復活の声/Voice of Resurgence》の事を、
チョッパーと呼びます。由来は言うまでもないです。」
と。
店主「チョッパーは持っていないが、フランキーならある。
《モグの下働き/Mogg Flunkies》出してエンド。」
と、フランキーを出した店主。
(英語名をカタカナ発音すると「モグ・フランキー」になる。)
主人公が全然海賊行為をしない某海賊漫画がわからない人には、
この話が何なのかさっぱりわからないだろうけれども、
この場にいた全員はネタがわかってくれて大笑い。
ただし、フランキーではチョッパーには勝てなかった。
続く。
ではまた。