ファイレクシア病

先日のファイレクシアEDHデッキに続き、
ちょっとファイレクシアの話題をば。

Cardshop Serraのこらむを読んでいる方々、
ファイレクシア病という病気をご存知だろうか。
ファイレクシア病という病気は
ウルザズ・レガシーのカードのフレーバーテキストに出てくる。
1つ1つ紹介していこう。

Phyrexian Denouncer
ファイレクシアの告発者/Phyrexian Denouncer
この病気の第一段階:発疹と吐き気。
—–ファイレクシア病の進行記録。

Phyrexian Debaser
ファイレクシアの堕落者/Phyrexian Debaser
この病気の第二段階:高熱と高い感染性。
—–ファイレクシア病の進行記録。

Phyrexian Defiler
ファイレクシアの汚染者/Phyrexian Defiler
この病気の第三段階:筋肉痛とひどい咳。
—–ファイレクシア病の進行記録。

Phyrexian Plaguelord
ファイレクシアの疫病王/Phyrexian Plaguelord
この病気の最終段階:うわごと、ひきつけ、そして死。
—–ファイレクシア病の進行記録。

Engineered Plague
仕組まれた疫病/Engineered Plague
ウイルスの生成物質に苦草を混ぜ入れたところ、
もっとも素晴しい結果がもたらされた。
—–ファイレクシア病の進行記録。

MTGのストーリーでは、
ファイレクシアが《疫病吐き/Plague Spitter》を使い、
他次元にこの病気を蔓延させるらしい。
しかし、このファイレクシア病とは、
現実世界にある別に珍しくもない病気と全く同じ症状である。

「発疹、吐き気、高熱、高い感染性、
 筋肉痛、ひどい咳、うわごと、ひきつけ、
 最悪の場合は死に至るウイルス性の病気。」

この症状の病気の名前、想像してみたらわかるのではないだろうか?
毎年冬になると世界中で患者の見つかる、
とてもとてもポピュラーな病気である。
もうおわかりだろう。
風邪である。
正確にはインフルエンザの症状がこれにピッタリ当てはまる。
案外と知らない人が多い無駄知識ではないだろうか。
MTG Wikiにさえ書いていないが、
そもそも「ファイレクシア病」という設定は、
Phyrexiaとは一文字違いの「発熱」を意味する英語「Pyrexia」から来たものであると推測されるため、
おそらく間違っていないものだと思われる。

このファイレクシア病がカードテキストに登場したウルザズ・レガシー時代、
上記のカードを眺めていた時に、
「あ、ファイレクシア病というのは風邪の事かな?」
と既に思っていたが、
こらむにする機会も無く随分な時間が経ってしまった。
ウルザズ・レガシー当時、
ファイレクシア病を地球の風邪と同じとして、
こんなフレーバーテキストにしてくるセンスがとても好きだった。

ちなみに、この観点からすると《疫病吐き》は、
ただのインフルエンザ患者だろうか?
アップキープにゲホゲホと咳をして、
周囲にダメージを撒き散らし、
弱いやつはそれだけで死んでしまうという。
そして《疫病吐き》自身も病気なので、
ちょっとした事で(1ダメージ)死んでしまう。

地球は既にファイレクシア病が蔓延しているので、
ファイレクシアの手が伸びている事は間違いない。
それに地球人でありながらも、
ヨーグモス閣下に心酔している者も少なくない。
既に地球はファイレクシアの手に落ちている可能性もある。

なお、世の中にはフォイレクシア病というものも存在する。
「MTGのコレクションを突き詰めるあまり、
 フォイルカードでないと気がすまなくなる病気」
である。
とてもとても深刻な病で、
これもまた地球上にかなりの患者がいる。

フォイレクシア病の進行記録は以下の通りだ。

この病気の第一段階:フォイルカードをアルバムに入れてにやにやする。

この病気の第二段階:デッキのカードをフォイルにし始める。

この病気の第三段階:デッキ内のノーマルカードに納得がいかなくなる。

この病気の最終段階:うわごと、ひきつけ、そして死。


最終段階は同じである。
なお「死」とは「財布の中身の死」をあらわす。
人によっては「口座残高の死」である。
なにせフォイルカードはお金がかかる。

余談として、
フォイレクシアマナとは、
「フォイルカードを買うためのお金」
の事である。
身銭(ライフ)を削ってフォイルを買うというところが、
ライフを削ってマナコストを支払うファイレクシアマナと酷似している。
あまりに身銭(ライフ)を削りすぎると危険なところまで同じ。

店主の友人にも既に最終段階に到達している者は複数おり、

「このカードはフォイル持ってないからデッキに入れられない。」
「パックを買ってもカードが入っていない事がある。」
「モダマスのパックを買っても1枚しかカードが入っていない。」
「デュアルランド、フォイルにならないかなー?」
「光ってないジェネラルは仮の姿。」
「光ってないジェネラルは影武者。フォイルになるとホンモノになる。」

などとうわごとを言い出している。
発言の1つ1つからして、
間違いなく病気であるとわかる発言である。
特に
「モダマスのパックを買っても1枚しかカードが入っていない。」
の発言は完全に手遅れであろう。

もしこれを読んでいる人の知り合い、ご友人に、
同症状が出ている方がいた場合、
治療法は確立されておりませんのでご覚悟のほどを。
出来る事は親しい者の手厚い看護だけでございます。
どうか見捨てる事のないように。
風邪は特効薬が無い事で知られておりますが、
フォイレクシア病にもつける薬はありません。
あしからず。

ではまた。




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