EDHデッキ紹介その96(Depala, Pilot Exemplar/模範操縦士、デパラ)
記事作成日:2017/02/06 執筆:加藤英宝
今回のEDHデッキ紹介は白赤のドワーフ大王。
カラデシュに登場した女の伝説ドワーフ。
ストーリーでは飛空船のレーサーで、
お友達にヤヘンニがいるらしい。
店主はデパラという名前を聞いた途端に焼肉のタレみたいな名前だなと思った。
あの焼肉のタレを使った事は一度も無いが。
《Depala, Pilot Exemplar/模範操縦士、デパラ》
コスト:1赤白
伝説のクリーチャー ドワーフ(Dwarf) 操縦士(Pilot)
あなたがコントロールする他のドワーフ(Dwarf)は+1/+1の修整を受ける。
あなたがコントロールする各機体(Vehicle)はそれぞれ、
それがクリーチャーであるかぎり+1/+1の修整を受ける。
模範操縦士、デパラがタップ状態になるたび、
あなたは(X)を支払ってもよい。そうしたなら、
あなたのライブラリーの一番上からカードをX枚公開し、
その中からすべてのドワーフ・カードと機体カードをあなたの手札に加え、
その後残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
3/3
レア
3マナ3/3でロード能力持ち、
そして少々手間はかかるものの、
ドロー加速能力もある。
及第点と言えるだけの生物だ。
無限マナ(無色)が出た時にこのドロー能力を使えると、
ライブラリーの中のドワーフと機体カードが全て手札に入り、
機体は基本的に無色マナのみでプレイ可能なので、
全ての機体カードは無限マナからプレイ出来る。
ジェネラルが無限マナの処理手段の1つになるという点も非常に良い。
初のドワーフのロードであり、機体のロードでもある。
初の伝説のドワーフではない。
ルール変更もあり、
初の伝説のドワーフはなんと青と黒である。
ホームランドにいる
《Reveka, Wizard Savant》
《Irini Sengir》
この2つが初の伝説のドワーフになっている。
片方はドワーフでウィザード、
片方はドワーフで吸血鬼、
とても変わったドワーフさんだ。
青や黒のドワーフはどちらかと言えば異端な存在なのだが、
初の伝説のドワーフは青や黒という不思議。
この2つ以外にも黒の《汚らわしき者バルソー/Balthor the Defiled》が伝説のドワーフ。
赤いほうのバルソーもいるので、
ドワーフは案外と伝説な奴はいる。
そして、この青と黒の3種類以外の全てのドワーフは白と赤。
61種のドワーフ中、
白:20枚
青:1枚
黒:2枚
赤:32枚
白赤:6枚
である。
(2017年2月のデータで。)
これを見ても青や黒のドワーフは例外的である事がよくわかる。
緑は多相持ち以外にドワーフ無し。
デッキは以下。
ジェネラル:《模範操縦士、デパラ/Depala, Pilot Exemplar》
-クリーチャー15枚-
《修復専門家/Restoration Specialist》
《銛撃ちの名手/Deadeye Harpooner》
《上級建設官、スラム/Sram, Senior Edificer》
《小物作りの達人/Master Trinketeer》
《ドワーフ鉱夫/Dwarven Miner》
《雄牛のやっかいもの/Taurean Mauler》
《デュルガーの垣魔道士/Duergar Hedge-Mage》
《鏡の精体/Mirror Entity》
《経験豊富な操縦者/Veteran Motorist》
《格納庫の整備士/Aviary Mechanic》
《ドワーフの爆風掘り/Dwarven Blastminer》
《ドワーフ徴募兵/Dwarven Recruiter》
《生真面目な補充兵/Solemn Recruit》
《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
《博覧会場の警備員/Fairgrounds Warden》
-インスタント6枚-
《悟りの教示者/Enlightened Tutor》
《流刑への道/Path to Exile》
《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
《摩耗+損耗/Wear+Tear》
《外身の交換/Crib Swap》
《紅蓮操作/Pyrokinesis》
-ソーサリー5枚-
《ハルマゲドン/Armageddon》
《Wheel of Fortune》
《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
《グレムリン解放/Release the Gremlins》
《汚損破/Vandalblast》
-エンチャント3枚-
《ギラプールの霊気格子/Ghirapur AEther Grid》
《熱情/Fervor》
《命運の掌握/Grasp of Fate》
-アーティファクト35枚-
《Jeweled Amulet》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《金属モックス/Chrome Mox》
《魔力の墓所/Mana Crypt》
《太陽の指輪/Sol Ring》
《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《友なる石/Fellwar Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《連合の秘宝/Coalition Relic》
《魔力の櫃/Mana Vault》
《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《通電式キー/Voltaic Key》
《冬の宝珠/Winter Orb》
《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《思考の器/Thought Vessel》
《精神石/Mind Stone》
《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》
《稲妻のすね当て/Lightning Greaves》
《前兆の時計/Clock of Omens》
《ボロスの印鑑/Boros Signet》
《暴走急行/Untethered Express》
《楕円競走車/Ovalchase Dragster》
《改革派の貨物車/Renegade Freighter》
《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
《平和歩きの巨像/Peacewalker Colossus》
《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester》
《耕作者の荷馬車/Cultivator’s Caravan》
《高速警備車/Fleetwheel Cruiser》
《密輸人の回転翼機/Smuggler’s Copter》
《移動駐屯所/Mobile Garrison》
《ボーマットのバザール船/Bomat Bazaar Barge》
《キランの真意号/Heart of Kiran》
-プレインズウォーカー1枚-
《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》
-土地33枚-
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《湿地の干潟/Marsh Flats》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《産業の塔/Spire of Industry》
《Plateau》
《統率の塔/Command Tower》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《真鍮の都/City of Brass》
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
《断崖の避難所/Clifftop Retreat》
《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
《ボロスの駐屯地/Boros Garrison》
《岩だらけの大草原/Rugged Prairie》
《発明博覧会/Inventors’ Fair》
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
《大焼炉/Great Furnace》
《古えの居住地/Ancient Den》
《Mishra’s Workshop》
5《平地/Plains》
5《山/Mountain》
——————————
確率としては難しいが、
無色無限マナが
《ブライトハースの指輪》
《玄武岩のモノリス》
これで成立するので、
それが決まったらジェネラルの能力で勝ちに行ける。
ライブラリーの中にあるドワーフと機体が全て手札に入るので、
の3体を使えば、
《耕作者の荷馬車》で白マナを1つ出し、
《鏡の精体》をプレイ。
《高速警備車》は自動的に速攻とトランプルに加えて、
出したターンにクリーチャー化なので、
《鏡の精体》で1億/1億にしてパンチ。
という方法で最低一人倒せる。
《楕円競走車》も速攻+トランプルなので、
《鏡の精体》を搭乗コストに1億/1億でパンチすれば、
さらにもう一人沈められる。
それから、かなり無理のある無限ダメージコンボもある。
《ギラプールの霊気格子》
《厳かなモノリス》
《ブライトハースの指輪》
《玄武岩のモノリス》
が揃えば一応無限ダメージを飛ばす事が可能。
全部揃えるのがとても難しいので、
滅多な事では成立しないが、
覚えておいて損はない。
案外とEDHで渋く対戦相手に突き刺さるカードは下記。
《Dwarven Miner/ドワーフ鉱夫》
コスト:1赤
クリーチャー ドワーフ(Dwarf)
(2)(赤),(T):基本でない土地1つを対象とし、それを破壊する。
1/2
アンコモン
もう片方は変異がついているだけでほぼ同じ。
《Dwarven Blastminer/ドワーフの爆風掘り》
コスト:1赤
クリーチャー ドワーフ(Dwarf)
(2)(赤),(T):基本でない土地1つを対象とし、それを破壊する。
変異(赤)(あなたはこのカードを、(3)で2/2クリーチャーとして裏向きに唱えてもよい。
これの変異コストで、これをいつでも表向きにしてもよい。)
1/1
アンコモン
どちらも2赤で基本土地以外を1つ破壊。
EDHで基本土地だけでデッキを組む人はあまりいない。
2色以上ともなればなおさらなので、
このカードは案外と刺さる。
コスト2はお安く、
起動の3は少々重めだが、
堅実にアドバンテージをとりにいける事と、
相手の足止めを狙える事は決して悪くない。
強いデッキほどマナをギリギリまで使う事も多く、
また、少々膠着した時にマナを潰せるだけで止まってしまう事もある。
1枚土地を壊せるだけで相当に変わる場合も。
出して召喚酔い→3マナで起動という動きでは、
速度的に追いつけない事もあるが、
入れておいて損の無い生物。
ドワーフデッキでなくても採用して良いカードだ。
この土地破壊能力を《ブライトハースの指輪》でコピーするのも楽しい。
今まで白赤のEDHデッキと言えば、
攻撃力の《覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer》
重くても攻守ともにある《黄金夜の刃、ギセラ/Gisela, Blade of Goldnight》
連続攻撃の《戦導者オレリア/Aurelia, the Warleader》
3種が選択される事が多かったが、
そこに食い込めるくらいにはこのドワーフは出来る子である。
やはり3マナと条件あれどもドローエンジンになるカードは優秀。
興味があったら是非使っていただきたい。
さて次はそんなデパラさんのお友達のヤヘンニさんをご紹介。
ではまた。