お泊りまじっく2016冬-後編
記事作成日:2017/01/10 執筆:加藤英宝
12月24日(土)
二日目。
朝ごはん終了の後はタッグEDH。
これまた人数の関係で店主は出場せず。
タッグEDHとはランダムに誰かと二人一組になり、
4人卓のEDHを開始する。
チームメイトとは対角線上に座る。
チームメイトとともに、
対戦相手二人を倒すことが勝利条件。
基本的なプレイはEDHと何も変わらないが、
敵と味方が最初からハッキリしている。
双頭巨人戦に近い。
双頭巨人戦と違うのは対角線上にチームメイトが座るので、
ターンを同時に行わない事。
昼食後からは自由時間。
全員でEDH。
卓にランダムに入って、
時間でメンバーを入れ替えるなどして遊んでいた。
一部の人は途中で抜けて、
夕食の支度を開始。
夕食は外で火を起こしてカレーを作る。
店主はEDHのほうへ。
初顔合わせの方もいたので、
その方達の卓へ。
一度も対戦した事がないと言われ、
ここで《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》をリクエストされた。
《三日月の神》のデッキは、
リクエストされない限りあまり使わなくなっているが、
それでもEDHにおいて自分のトレードマークのような扱いのため、
デッキを壊さずに持ち続けている。
対戦したお客様からは、
「こんなにすごい動きをするデッキを初めて見た。」
「ある程度のカードは知っているつもりだったが、
知らないカードがいくつも入っていて面白かった。」
「デッキが1つの芸術品みたいだ。」
という感想のほか、
「イタリアのオペラを見ているみたいだ。」
という不思議な感想をいただけた。
イタリアのオペラ??
と思ったが、
「なんかよくわからんけど、すごい。」
のような意味で言ったらしい。
自分の作ったデッキとプレイに対して、
こういったお褒めの言葉をいただけるのはとても嬉しい。
このデッキの他は
《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》
《帰還した探検者、セルヴァラ/Selvala, Explorer Returned》
《法務官の声、アトラクサ/Atraxa, Praetors’ Voice》
で一戦ずつ。
《法務官の声、アトラクサ》のデッキは、
以前に紹介した時のデッキに下記を採用。
《Deepglow Skate/深輝エイ》
コスト:4青
クリーチャー 魚(Fish)
深輝エイが戦場に出たとき、望む数のパーマネントを対象とし、
それらの上に置かれている各種類のカウンターの個数をそれぞれ2倍にする。
3/3
レア
《法務官の声、アトラクサ》のデッキでは、
簡単に言うとプレインズウォーカーの忠誠値が倍になるカード。
《霊体のヤギ角/Astral Cornucopia》の数値を倍にする事も。
対戦相手が
「まだあの忠誠値なら大丈夫だろう。」
と思っているところにこれを着地させる奇襲性がある。
《深輝エイ》の着地から紋章(emblem)を得る能力を起動出来ると、
途端に状況が変わるので非常に強い。
特に
《滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner》
《卓絶のナーセット/Narset Transcendent》
《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》
この3種のプレインズウォーカーの紋章は状況を大きく変えるというか、
ほぼ勝ちと言っていいほどの状況になる。
また《滞留者ヴェンセール》で《深輝エイ》を消し飛ばすと、
さらにインチキくさい動きになる。
忠誠値が倍になった後、さらに倍になるので、
プレインズウォーカーを殴っても全く倒せない程の数値になる事も。
追加ターン呪文でも撃った日には、
対戦相手全員がデッキを片付け始める事だろう。
注意点としては、
《深輝エイ》が倍に出来るのはパーマネントのみ。
プレイヤーの毒カウンターやエネルギーカウンターは倍に出来ない。
当然の事ながら紋章もダメ。
(紋章はカウンターではないし、パーマネントに置かれるものでもない。)
EDHをひとしきり全員でプレイした後、
夕食作る組は外でチキンカレーを作成。
鶏肉は国産の良いものを用意し、
トッピングにチーズとゆでたまご。
卵もそこそこのお値段の卵を使用。
カレーのルーは、
「数種類のルーを使ったほうが美味い。」
と聞いたので7種のルーを買ってきて、
全種お鍋にドボン。
参加人数の1.5倍の人数分のカレーを作ったが、
綺麗にお鍋の中は空になった。
そして、初日と同じく、
夕食のあとに食堂をお借りして、
ドラフト、EDHにそれぞれ分かれた。
ある卓はカラデシュドラフト
ある卓はコンスピラシー2ドラフト
ある卓はEDH
店主はのんびりと色々な方とおしゃべり。
コンスピラシー2でドラフトやったプレイヤーは、
「うん、ドラフトやった段階でもう対戦いらない。
ドラフトだけで満足した。」
と言っていた。
ちなみにWotCさん、
「ドラフト時に~」と書いてあるカードと両面カードは、
プレイヤーの間では大不評なので、
(少なくとも店主が知る友人達でこの2種が好きな人はほぼいない。)
二度と出さなくていいですからねー。
各々ドラフトやEDHを食堂で楽しんだ後、
初日同様、23時になったらお部屋へ移動。
お部屋移動後はEDHの卓に。
今回は
《火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind》
を使用。
《ギトラグの怪物/The Gitrog Monster》に瞬殺されたり、
こちらが瞬殺したり、
殺伐として楽しいEDHを過ごし、
眠くなったので就寝。
12月25日(日)
三日目。
他の施設同様、ほとんど片付けて帰るだけ。
部屋の掃除や片付けを終えて、
後は外の炊事場を一応見に行ったその時!
ま、まさか・・・。
ズルゴさんが・・・!
凶器は隣に置いてあるスコップ!?
手に何かカードを握っている・・・!
これは・・・《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》!
このジェネラルを使っている男は、
このお泊まりまじっくでは一人だけ・・・!
ウチのスタッフのタカシオヤドカリ君、彼がズルゴさんを・・・?
そんなズルゴさんを発見した後、
炊事場の近くの川岸に行ったその時!
ま、まさか・・・。
ズルゴさんが・・・!
手に何かカードを握っている・・・!
これは・・・《大渦の放浪者》!
このジェネラルを使っている男は、
このお泊まりまじっくでは一人だけ・・・!
うちのスタッフのタカシオヤドカリ君のみ・・・。
つ、ついに二人目の犠牲者が出てしまった・・・。
そんなズルゴさんを発見した後、
川岸の近くの吊り橋に差し掛かったその時!
吊り橋の真ん中で誰かが倒れている!
ま、まさか・・・。
ズルゴさんが・・・!
手に何かカードを握っている・・・!
これは・・・《大渦の放浪者》!
このジェネラルを使っている男は、
このお泊まりまじっくでは一人だけ・・・!
普段、ズルゴさんと仲が良いはずのタカシオヤドカリ君、
EDHであまりにズルゴに殴られた腹いせが動機か?
とうとう三人目の犠牲者が出てしまった・・・。
S「3回死んだら終わりですよ。」
といったところで、
2016年のお泊まりまじっく冬は終了。
参加者の皆様お疲れ様でした&ありがとうございました。
※ズルゴさんにはこらむのためにご協力いただきました。
この場でお礼申し上げます。
ではまた。