今月のKその9
記事作成日:2016/11/22 執筆:加藤英宝
今月のK。
今回の彼はCardshop Serra主催のグランプリトライアル(GPT)に出場。
普段のレガシーと違って、
しっかりとレベルジャッジの方に来ていただき、
大会を進行していただく運びとなったGPT。
そんなジャッジの方が大会の開催にあたり一言。
ジャッジ「大会中にお酒を飲まないで下さい。」
他の大会でこの一言絶対言ってないと思う、このジャッジさん。
まるで特定の誰かに向かっての一言にしか思えなかった。
そしてその特定の誰かさんは、
「甘いな、既に電車の中で飲んできたわ。」
とのたまいよる。
さてそんな特定の誰かさん、
飲んでデッキを作っていたせいなのか、
この日の大会結果は惨敗だった。
デッキの内容は以下の通り。
今回は写真を撮りそびれてしまったので、
デッキリストのみで。
-クリーチャー12枚-
3《ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought》
3《氷の中の存在/Thing in the Ice》
2《狩り立てられた恐怖/Hunted Horror》
2《墓忍び/Tombstalker》
2《死の影/Death’s Shadow》
-インスタント19枚-
4《渦まく知識/Brainstorm》
4《もみ消し/Stifle》
4《Force of Will》
2《リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul’s Vault》
1《誤った指図/Misdirection》
1《残響する真実/Echoing Truth》
1《四肢切断/Dismember》
1《殺し/Snuff Out》
1《Contagion》
-ソーサリー7枚-
4《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
3《思案/Ponder》
-アーティファクト2枚-
1《Illusionary Mask》
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
-土地20枚-
4《Underground Sea》
4《湿った墓/Watery Grave》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》
4《ミシュラの工廠/Mishra’s Factory》
2《島/Island》
2《沼/Swamp》
-サイド-
3《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
2《外科的摘出/Surgical Extraction》
1《呪われたトーテム像/Cursed Totem》
1《非業の死/Perish》
1《Dystopia》
1《虐殺/Massacre》
1《無効/Annul》
1《払拭/Dispel》
1《侵襲手術/Invasive Surgery》
1《呪文貫き/Spell Pierce》
1《取り繕い/Turn Aside》
1《誤った指図/Misdirection》
——————————
レガシーの大会終了後は、
いつものように反省会を兼ねてアルコール摂取に。
今回は焼肉屋でディスカッションである。
Serra「はい、今回の敗因は?」
K「対戦相手の当たり運が悪かった。」
Serra「トレードマークのドレッドノート様を4にしなかったからでしょ?」
K「だってそいつ引き過ぎるんだもん。」
Serra「それでも入れておくのがK。」
K「だってドレッドノートって《突然の衰微/Abrupt Decay》で死ぬよ。」
Serra「そのための《誤った指図》です。
あと《Illusionary Mask》が少なかったのが敗因だな。」
K「だって1枚しか持ってないし。」
Serra「Cardshop Serraというショップに売っているらしいぞ。」
K「だまれ。」
このあたりで一度乾杯。
Serra「で、この《死の影》さんは何なの?」
K「《Illusionary Mask》で出せるし。」
Serra「ライフ半減までいってやっと仕事する子だよ、この子。」
K「そのためにライフ減らすカード入れたり、
ギルランをアンタップインで2ライフ払ったり工夫した。」
Serra「結果は?」
K「だめだこいつ、使えねえ。」
Serra「うん。そうなるよね。」
ひとまず運ばれてきた肉を食べる我ら。
Serra「青単にすればよかったと思う。」
K「えー。」
Serra「開き直って《計略縛り/Trickbind》まで採用するくらいのが、
こういうデッキは強くなると思うんだけどな。」
K「そうかなあ。」
Serra「少なくともこれよりは強くなるよ。
あとマスクもう1枚買え。」
K「他に使い道ねーじゃん、マスク!」
Serra「ミスタードレッドノートが弱気な事言うな!」
肉のおかわりをする我ら。
Serra「大真面目に言って、《もみ消し》4枚に、
《計略縛り》2枚くらいなら、十分レガシーでは使えるよ。
フェッチに撃ちまくるだけで相手が事故を起こす事もあるし。」
K「それもそうだな、《計略縛り》か、考えてみよう。」
Serra「ミスタードレッドノート、まずはトレードマーク4枚採用だぞ。」
K「そこは外せないわけ?」
Serra「トレードマークだし。」
K「否定はしない。」
肉のおかわりをする我ら。
Serra「とりあえず、青単なら《粗石の魔道士/Trinket Mage》採用しとき。
色々なものサーチ出来るし。ドレッドノートチューターになるぞ。」
K「青単かあ。検討してみる。」
Serra「次は青単。《ミシュラの工廠》を4枚。
そして《ヴェズーヴァ/Vesuva》4枚。
さらに《Copy Artifact》4枚。
ここに《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》4枚。
とどめに《彫り込み鋼/Sculpting Steel》4枚。
この夢のデッキを。」
K「どうやって勝つんだよ。」
Serra「ミシュラひたすらコピーしてりゃいつか勝てる。
・・・気がする。」
K「スピードで勝てねえよ!」
Serra「おぬしにしては珍しくまともな事を言うな。」
K「お前よりはな。」
と、このあたりで話が落ち着き、
我らは二軒目に移動。
この二軒目が酷かった。
焼き鳥系居酒屋に入ったのだが、
・料理が遅い。
・酒が無駄に高い。
・料理が何であろうとマズい。
一緒にいたスタッフのIと自分は味覚に関して真逆で、
「Serraが美味しいと言ったものにハズレ無し。
Iがマズイと言ったものは食べ物でなし。」
と言われる程。
そんなIが
「これは・・・無いですわ。」
と言う程。
「来月は美味しいとこに行こう。」
と話しつつKを見送った。
来月はどこへ行こうか。
そして彼のデッキはどこへ行くのか。
ではまた。