EDHデッキ紹介その86(Selvala, Heart of the Wilds/野生の心、セルヴァラ)

今回のデッキ紹介は
コンスピラシー2で単色になったセルヴァラさん。
デッキを紹介する前にまず言いたい。
このデッキは多くの人に使っていただきたい。
そのくらい面白いデッキになっている。
EDHを始めて様々なデッキを構築してきたが、
これほどに面白いEDHデッキは初めて組んだかもしれない。

Selvala, Heart of the Wilds
Selvala, Heart of the Wilds/野生の心、セルヴァラ
コスト:1緑緑
伝説のクリーチャー エルフ(Elf)・スカウト(Scout)
他のクリーチャーが1体戦場に出るたび、
そのパワーがそれ以外の各クリーチャーのパワーよりも大きいなら、
それのコントローラーはカードを1枚引いてもよい。
(緑),(T):あなたのマナ・プールに、望む色の組み合わせのマナX点を加える。
Xは、あなたがコントロールするクリーチャーの中の最大のパワーの値に等しい。
2/3
神話レア

元祖セルヴァラも相当に独特な能力を持っていたが、
新セルヴァラも他に類を見ない独特な能力を引っさげている。
新旧どちらもドローとマナを出すという点で共通しているが、
全く違う能力と言っていいほど両者は違う。
そして、どちらの能力も店主好みの能力。
ドローエンジンであり、マナも出せるというのはとても素晴らしい。
この新セルヴァラは起動に緑がかかるというクセがあるが、
それでも非常に面白い能力である。
他に生物がいなくても一応自身がパワー2なので、
1マナから2マナに変わるので実質1マナ出る生物になる。

この新セルヴァラは3マナで2/3と、
元祖に比べてタフネスが1つ下がっている。
普段通りの評価で行けばこんなパワーでは、
ジェネラルダメージ21点を狙う事は出来ないと言ってしまうのだが、
新旧のセルヴァラはどちらもジェネラルダメージもあなどれない。

そして言うまでもないが、
新旧どちらもエルフであるという優秀さ。

デッキは以下。

ジェネラル:《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds

-クリーチャー34枚-
東屋のエルフ/Arbor Elf
狼の試作機/Lupine Prototype
マイアの超越種/Myr Superion
収穫の魂/Soul of the Harvest
マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana
森林守りのエルフ/Timberwatch Elf
狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller
極楽鳥/Birds of Paradise
ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth

クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
Fyndhorn Elves
エルフの神秘家/Elvish Mystic
ボリアルのドルイド/Boreal Druid
ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote》 
天光を求める者/Seeker of Skybreak
ティタニアの僧侶/Priest of Titania
永遠の証人/Eternal Witness
スカイシュラウドのレインジャー/Skyshroud Ranger
世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater

スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
再利用の賢者/Reclamation Sage
ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
森林の怒声吠え/Woodland Bellower
Elvish Spirit Guide
銅角笛の斥候/Copperhorn Scout
カメレオンの巨像/Chameleon Colossus
威厳の魔力/Regal Force
激情の共感者/Fierce Empath
ファイレクシアン・ドレッドノート/Phyrexian Dreadnought

絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger
真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth
無限に廻るもの、ウラモグ/Ulamog, the Infinite Gyre
約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End

-インスタント9枚-
召喚士の契約/Summoner’s Pact
みなぎる活力/Vitalize
俗世の教示者/Worldly Tutor
激励/Invigorate》 
輪作/Crop Rotation
ハイドラの血/Aspect of Hydra
自然の要求/Nature’s Claim
狂暴化/Berserk
召喚の調べ/Chord of Calling

-ソーサリー8枚-

動員/Mobilize》 
緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith
歯と爪/Tooth and Nail
森の占術/Sylvan Scrying
異界の進化/Eldritch Evolution
自然の秩序/Natural Order
生命の遺産/Life’s Legacy
起源の波/Genesis Wave

-エンチャント8枚-
Nature’s Chosen
森の知恵/Sylvan Library
適者生存/Survival of the Fittest
調和の中心/Concordant Crossroads
よりよい品物/Greater Good
賦活/Instill Energy
楽園の拡散/Utopia Sprawl
繁茂/Wild Growth

-アーティファクト10枚-
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
水蓮の花びら/Lotus Petal
金属モックス/Chrome Mox
暗黒のマントル/Umbral Mantle
千年霊薬/Thousand-Year Elixir
雲石の工芸品/Cloudstone Curio
Mana Crypt
太陽の指輪/Sol Ring
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
稲妻のすね当て/Lightning Greaves

-土地30枚-
吹きさらしの荒野/Windswept Heath
新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
樹木茂る山麓/Wooded Foothills
霧深い雨林/Misty Rainforest
魂の洞窟/Cavern of Souls
ニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyx
ワイアウッドの番小屋/Wirewood Lodge
ウギンの目/Eye of Ugin
ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle
ドライアドの東屋/Dryad Arbor
20《森/Forest


—————————–
白緑の元祖セルヴァラ、
緑単の新セルヴァラ、
色の違いはあれども、
デッキ構成の半分以上が一緒だったりする。
構成は半分以上が一緒でも、
ジェネラルの違いで大きく動きが異なる。

さて、このデッキをどこから説明するのが良いだろうか。
デッキが相当に色々な事が出来る(多くの選択肢がある)ため、
とても長くなってしまいそうだ。

まずはジェネラルともう1枚だけで決まるコンボ。
これはお手軽簡単。
暗黒のマントル》とジェネラルだけでいい。

ジェネラルに《暗黒のマントル》を装備。
ジェネラルはマナを出す。
この時点での最大パワークリーチャーはジェネラル自身であっても構わない。
その場合は2マナが出る。
あとは追加で2マナの合計4マナ必要。
4マナのうち3マナ使って、
暗黒のマントル》の能力でジェネラルをアンタップ。
この時点で、ジェネラルのパワー4,残りマナ1。
ここから残った1マナでジェネラル能力使用。
パワー4になっているので4マナが出る。
ここから3マナでジェネラルをアンタップ。残りマナ1。
残った1マナでジェネラル能力使用。
パワー6になっているので6マナが出る。
以下繰り返していくと、
ジェネラルのパワーが起動ごとに上がっていき、
マナも起動ごとに増えていく。
無限パワー、無限マナの完成。

ジェネラルが召喚酔いしていない状態で、
最大パワーが2の場合の無限条件が下記の条件。

起動:1
装備品のコスト:3
装備品の起動:3
追加で必要なマナ:2

ただし、クリーチャーの最大パワーが3以上の数字になると、
この条件の必要マナが緩和される。

例えば、パワー5のクリーチャーがいた場合、
まずジェネラルの能力でマナを出す。(必要マナ1)
5マナが出るので、《暗黒のマントル》をプレイ。(残りマナ2)
追加で2マナ用意して、《暗黒のマントル》のアンタップ起動。(残りマナ1)
再度、ジェネラルで5マナを出す。(残り5マナ)
以下繰り返しで無限。
(ジェネラルのパワーが6以上になった時に出るマナの数が変わる。)
とかなり簡単になる。

そのまま無限マナは無視してパンチするだけでも、
無限パワーなのでブロッカーがいない1人を倒せる。

2つ目の無限は緑系のデッキではお約束的コンボの1つ。
ティムールの剣歯虎》を使ったもの。

ティムールの剣歯虎
速攻手段
ジェネラル(7マナ以上出る状況)

これで無限マナ。

ティムールの剣歯虎
速攻手段
ティタニアの僧侶》(5マナ以上出る状況)

でもOK。

3つ目もお約束的コンボで、
こちらは《雲石の工芸品》を使ったもの。
やる事は《ティムールの剣歯虎》の時とほとんど変わらずで、

雲石の工芸品
速攻手段
自身のコストと同じ数のマナが出せる生物
自身のコスト以上のマナが出せる生物

が最低条件。
天光を求める者》などがからむと、
上記の条件以外でも成立する。
例:
ジェネラル(5マナ以上出る状況)
天光を求める者
ラノワールのエルフ
など。

どちらにもジェネラルが条件に加わる事が出来る点は大きい。
どちらのコンボも生物を戻すコンボなので、
最後は《絶え間ない飢餓、ウラモグ》でパーマネント全追放まで、
ドロー手段等でつなげば試合終了。

ただ無限コンボよりも、
次に説明する事のほうがインパクトがある。

1つ目は《ファイレクシアン・ドレッドノート》を使う。
ジェネラルが召喚酔いしていない状態で、
ファイレクシアン・ドレッドノート》をプレイ。
パワー12の生物など普通は出ていないと思うので、
おおむねジェネラル能力のドローが誘発するはずだ。
当然、《ファイレクシアン・ドレッドノート》の
「パワーの合計が12以上になるように
 好きな数のクリーチャーを生け贄に捧げないかぎり、
 これを生け贄に捧げる。」
も誘発。
スタックとしては、
先に解決:ドロー
後に解決:生贄の選択
の順番で処理をすると宣言すればOK。
さらにドローにスタックしても良いし、
生贄の選択の前でも良いが、
(チューター等がある場合に違いが出る。)
そのどちらかのタイミングで、
ジェネラルのマナを出す能力を起動。
当然12マナ出る。
もしここで、インスタントタイミングで、
ジェネラルをアンタップする方法があればアンタップし、
再度マナ能力を起動すると、
合計20マナ以上になる。
あとは手札が腐っていなければやりたい放題だ。
起源の波》が撃てたらほぼゲーム終了。

2つ目は《マナの座、オムナス》を使う方法。
これは至ってシンプル。
条件は同じでジェネラルがいるところに《マナの座、オムナス》プレイ。
可能な限りマナをひねり出しておけば、
おおむね《マナの座、オムナス》が最大パワーのクリチャーになるはずだ。
ここからは非常に楽で、
マナの座、オムナス》のパワーを参照しながら、
ジェネラルの能力を起動すると、
単純計算でマナが倍になっていく。
マナの座、オムナス》の能力のおかげで、
ターンやフェイズをまたいでも緑マナならば消えない。
もっともターンをまたがなくても勝てる事は多く、
倍々計算なので《マナの座、オムナス》のパワーが100を超える事もある。
何回ジェネラルをアンタップ出来るかでマナ数が大きく変わる。
店主がプレイした時に、
一度345/345の《マナの座、オムナス》で殴った事がある。
無限マナでもないのに、
こんな数字になるのはなかなか見られない。

3つ目はコストは重たくなるが、威力は強烈。
(ただし、状況次第では《マナの座、オムナス》より軽い。)
カメレオンの巨像》を使う方法。
このカードには

「2緑緑:ターン終了時まで、
 カメレオンの巨像は+X/+Xの修整を受ける。
 Xは、そのパワーである。」

という能力がある。
この方法はどのタイミングで発動するかが難しい。
手札にとても影響される事もある。
ジェネラルをアンタップ出来る回数と、
現状で出るマナ次第で相当に変化する大技。

起動4マナは重たいものの、
起動したマナはジェネラルでマナを出すと、
そのまま使ったマナが返ってくるので5マナ以上が出せて、
最低でも1~2回ジェネラルをアンタップ出来るのなら、
気楽に起動して構わない。

まず《カメレオンの巨像》の基本は4/4だ。
一度目の起動で8/8。
ニ度目の起動で16/16。
三度目の起動で32/32。
四度目の起動で64/64。
ここまで書いて、
「四度も起動したら必要マナが16。
 そんなマナ出るわけないだろ。
 もしそんなマナ出ていたら、
 そもそも別の事するだろ。」
なんて思う人もいるかもしれないが、
この回数起動する事がありえるのだ。
実際に使ってみた時を考えてみよう。

ジェネラルと《天光を求める者》がアンタップ状態でいる。
カメレオンの巨像》も出ている。
土地から出せるマナは5マナとしておこう。
まず、《カメレオンの巨像》を4マナで8/8にする。(残り1マナ)
ジェネラルは能力を起動して8マナを出す。(残り9マナ)
カメレオンの巨像》を4マナで16/16にする。(残り5マナ)
カメレオンの巨像》を4マナで32/32にする。(残り1マナ)
天光を求める者》でジェネラルをアンタップしてマナを出す。(残り32マナ)

3枚のカードと5マナある状況だけで、
ここまでが可能で手札を1枚たりとも使っていないのだ。
威厳の魔力》や《真実の解体者、コジレック》のようなドロー手段があれば、
もう十分勝ちに行けるというくらいの状況だ。

ここで手札にジェネラルをアンタップするカードが1枚あったとする。
その1枚は1マナのカードとしておこう。
32マナ出ている状況から、
四度目の《カメレオンの巨像》の起動をして64/64(残り28マナ)
五度目の起動で128/128。(残り24マナ)
六度目の起動で256/256。(残り20マナ)
七度目の起動で512/512。(残り16マナ)
八度目の起動で1024/1024。(残り12マナ)
九度目の起動で2048/2048。(残り8マナ)
十度目の起動で4096/4096。(残り4マナ)
ここからジェネラルを1マナのカードでアンタップをして、
ジェネラルのマナ能力を起動すると、4098マナ。
もう何がなんだかわからないレベルのマナ数になる。
世界を喰らう者、ポルクラノス》があれば、
怪物化して対戦相手の全てのクリーチャーと戦っても生き残るだろう。
怪物化の名にふさわしい。

ここまでのマナを出すだけでも、

天光を求める者
カメレオンの巨像
ジェネラル
1マナのアンタップ出来るカード
最初の5マナ

を使用しているだけである。
なお、アンタップ手段がさらにもう1枚(1マナとしておこう)あると、
4098マナから、
カメレオンの巨像》のパワーとタフネスが
起動するごとに

8192
16384
32768
65536
131072

262144
524288
1048576
2097152
4194304

8388608
16777216
と変化していく。

たった48マナ使っただけで、
カメレオンの巨像》のパワーとタフネスが天文学的数字になる。
これでもあと1000回ほど起動出来るが、
普通の電卓では計算不可能な数字になる事だろう。
そこからアンタップしてマナを出した場合に、
無限マナコンボでもないのに、
億だとか京だとか垓だという数字を通り越したマナが手に入る。

事ここに至っても必要カードは

天光を求める者
カメレオンの巨像
ジェネラル
1マナのアンタップ出来るカード2枚
最初の5マナ

だけである。
よりよい品物》や《生命の遺産》で《カメレオンの巨像》・・・
なんて事さえしなければ、
あとは何をしても勝てるような状況だろう。
必要カードが

・ジェネラル
・《カメレオンの巨像
・アンタップ手段3枚
・最初の5マナ

というかなりゆるいものなので、
相当に実現性がある。
ジェネラルは最初から統率者領域にあるものだし、
緑はクリーチャーをサーチする手段も多く、
アンタップ手段も色々とある。
とても現実的に天文学的数字のマナが出せる面白い技だ。

なお、《カメレオンの巨像》の能力を合計998回起動すると、

10715086071862673209
48425049060001810561
40481170553360744375
03883703510511249361
22493198378815695858
12759467291755314682
51871452856923140435
98457757469857480393
45677748242309854210
74605062371141877954
18215304647498358194
12673987675591655439
46077062914571196477
68654216766042983165
26243868372056680693
76

という数字になるらしい。
上記の数字は2の千乗の数字。
カメレオンの巨像》は初期のパワーが4。
2の2乗=4で同じなので、
そこからさらに998乗で上記の数字。
桁数さえしっかりとは数えていないので、
間違っていても責任はとりません、あしからず。
ざっと見て200桁以上の数字なのだが、
文字通り桁違いである。
無限パワーというコンボでもないのに、
こんな数値を現実的に可能にする事など、
MTGでは滅多に見られない事だろう。
余談になるが、無量大数という数字の桁は最大72。
その3倍以上の桁の数字が2の千乗。
人間の手で計算するような数字ではなくなっているのがよくわかる。

と、ここまで書いただけでも長くなってしまったが、
これでもまだ書く事が終わらない。
このデッキはやれる事が多すぎるのだ。

次はシンプルな説明。
暗黒のマントル》以外の強化系カードについて。

激励》 
ハイドラの血
狂暴化

この3枚はわかりやすく言ってしまえば、
暗黒の儀式/Dark Ritual》みたいなものだ。
森林守りのエルフ》もそれに近い。
戦闘中に撃つ事は稀で、
メインフェイズに一番パワーの大きなクリーチャーに向かって撃ち、
ジェネラルでマナを出す際により多くのマナを出す手段として使う。
そのため《暗黒の儀式》と同じような使い方になる。
この中で最も面白い1枚は当然《狂暴化》。

Berserk
Berserk/狂暴化
コスト:緑
インスタント
狂暴化は戦闘ダメージ・ステップより前にのみ唱えられる。
クリーチャー1体を対象とする。
ターン終了時まで、それは+X/+0の修整を受けるとともにトランプルを得る。
Xは、そのパワーの点数である。次の終了ステップの開始時に、
このターン、それが攻撃していたなら、そのクリーチャーを破壊する。
神話レア

このカードは
「攻撃をしていたなら破壊」
という条件なので、
殴らなければ破壊されない。
当然だけれども破壊不能を持っている生物なら、
殴っても破壊されない。
使い方としては、
例えば、
メインフェイズにまず、
狩猟の統率者、スーラク》に《狂暴化》を撃つ。
パワーが10になるので、
ここでジェネラルの能力を起動すると、
これだけで10マナ出る。
能力起動に1マナ、《狂暴化》に1マナが10マナに。
相当な効率の良さだ。
他のカードでパワーを上げた後であれば、
さらなる効率の良さとなる。
激励》をピッチコストで撃ち、
狩猟の統率者、スーラク》のパワーを9にしてから、
狂暴化》をするとパワーが18。
ここからジェネラルでマナを出すと18マナ。
強化系の最後に《狂暴化》するとかなりの効率だ。
もちろんの事、
殴る際のとどめに使う事もありえる。

狂暴化》はUnlimitedまでの基本セットとFTVにしか無かったカードだったが、
コンスピラシー2で再録され、
比較的入手しやすい1枚となった。
EDHでこれ使うの?と言われてきた1枚が、
こういった形で実用レベルになる事もあるのも面白い。

それから、ジェネラルを使う際の注意点が2つ。

1つ目。
野生の心、セルヴァラ》の持つ誘発型能力は、
他のクリーチャーが戦場に出た時に
そのパワーの値に関係なく誘発してスタックに乗る。
誘発後、解決時に戦場に出たクリーチャーのパワーが
「それ以外の各クリーチャーのパワーよりも大きいかどうか」
をチェックする。
つまり、戦場に出た時はパワーがいくつであろうとも、
能力の解決時に最大値に達していればドローが可能。
インスタントタイミングで強化出来るカードで、
戦場に出たクリーチャーを強化して、
最大値に出来るのであればドローが可能となる。

2つ目。
例えば、
同時に2体以上のクリーチャーが戦場に出た場合に、
その2体以上が全て5/5で、
戦場で最大値の数字だったとする。
この場合、誘発回数は2体ならば2回、3体ならば3回誘発するが、
解決時までにパワーの上げ下げが無い場合、
ドローをする事が出来ない。
これは、
それぞれから見て、他にパワー5のクリーチャーがいて、
「各クリーチャーのパワーよりも大きいなら」
という、ドローの条件を満たさないので、
解決時にカードを引くことが出来ないから。

文が長くなってしまったが、
このデッキには色々な可能性とプレイの選択肢があり、
これだけの事を書いてもまだ書き足りない。
一例で言えば《歯と爪》。
一般的な使い方で言えばこのカードは双呪コストを払える時、
払ってプレイするのは当たり前と言えば当たり前だ。
しかし、このデッキではそうならない事もある。
「ライブラリーから生物2体持ってくる」
だけを選び、エルドラージ生物2体を持ってきて、
その後、マナコストを払ってプレイする選択肢がある。
双呪しない場合の《歯と爪》は7マナ。
エルドラージ2体は合計で20マナ超えになるが、
そのくらいのマナはあっさりと出てしまう事もあり、
こういった選択肢も十分に出て来る。

また、選択肢の多さも魅力的な一面で、
異界の進化
自然の秩序
適者生存
俗世の教示者
といったライブラリーを探す事の出来るカードたちの選択1つで、
出るマナや引けるカードの枚数が変わり、
良く言えば飽きずに楽しめるデッキであり、
悪く言えばプレイングに緻密さを求められて難しいデッキである。

そして、このこらむは、
このデッキを作って一週間程で書いたこらむである。
デッキを使ってみて、
あまりにも面白味があったため、
カラデシュの発売前にデッキ紹介をしようと思った。
カラデシュの発売後には
今年は4色統率者の発売が待っている。
このデッキは今年中にもまだまだ変化する可能性があるので、
より良い構成になった時に再度紹介したい。

ではまた。



記事作成日:2016/09/28



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