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EDHデッキ紹介その82(Ezuri, Claw of Progress/進化の爪、エズーリ)

記事作成日:2016/07/21 執筆:加藤英宝

今回のEDHデッキ紹介はお客様のリクエスト。
統率者2015のほうのエズーリさん。

Ezuri, Claw of Progress
Ezuri, Claw of Progress/進化の爪、エズーリ
コスト:2緑青
伝説のクリーチャー エルフ(Elf) 戦士(Warrior)
パワーが2以下のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、
あなたは経験(experience)カウンターを1個得る。
あなたのターンの戦闘の開始時に、
あなたがコントロールする他のクリーチャー1体を対象とし、
それの上に+1/+1カウンターをX個置く。
Xは、あなたが持つ経験カウンターの総数に等しい。
3/3
神話レア

統率者2015の経験カウンターシリーズの1つ。
能力は決して弱くないものの、
自身の能力で自身を強化出来ない。
他に一体でも生物がいないと能力を発揮出来ない。
そのため、自身のパワーが滅多な事では上がらないので、
ジェネラルダメージ21点は期待しないほうが良い。
だが、能力は強化型なので、
ライフ削り切りを狙う動きは十分に考えられる。

経験カウンターを得る条件は他の経験カウンターカードよりも緩く、
パワー2以下であればトークンでもOK。
そのため一瞬で5個以上を入手する事も難しくなく、
他の経験カウンターの生物よりも能力を活かしやすい。

デッキは以下。

ジェネラル:《進化の爪、エズーリ/Ezuri, Claw of Progress

-クリーチャー29枚-
Elvish Spirit Guide
Fyndhorn Elves
ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman
ヴィリジアンの社交家/Viridian Joiner
ウッド・エルフ/Wood Elves
エルフの神秘家/Elvish Mystic
クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger
円環の賢者/Gyre Sage
スクリブのレインジャー/Scryb Ranger
ティタニアの僧侶/Priest of Titania
トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest
ボリアルのドルイド/Boreal Druid
ラノワールのエルフ/Llanowar Elves
ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote
ワイアウッドの養虫人/Wirewood Hivemaster
永遠の証人/Eternal Witness
花を手入れする者/Bloom Tender
樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers
極楽鳥/Birds of Paradise
愚鈍な自動人形/Mindless Automaton
献身のドルイド/Devoted Druid
再利用の賢者/Reclamation Sage
錯乱した隠遁者/Deranged Hermit
時の賢者/Sage of Hours
水深の魔道士/Fathom Mage
水蓮のコブラ/Lotus Cobra
清廉潔白な判事/Immaculate Magistrate
東屋のエルフ/Arbor Elf
冷淡なセルキー/Cold-Eyed Selkie

-インスタント11枚-
サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift
意志の力/Force of Will
差し戻し/Remand
自然の要求/Nature’s Claim
呪文貫き/Spell Pierce
神秘の教示者/Mystical Tutor
精神的つまづき/Mental Misstep
俗世の教示者/Worldly Tutor
遅延/Delay
秘儀の否定/Arcane Denial
輪作/Crop Rotation

-ソーサリー11枚-
Timetwister
意外な授かり物/Windfall
永劫での歩み/Walk the Aeons
荊州占拠/Capture of Jingzhou
時のらせん/Time Spiral
時間のねじれ/Time Warp
時間の熟達/Temporal Mastery
時間操作/Temporal Manipulation
森の占術/Sylvan Scrying
水の帳の分離/Part the Waterveil
緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith

-エンチャント9枚-
タッサの二叉槍/Bident of Thassa
ドルイドの保管庫/Druid’s Repository
沿岸の海賊行為/Coastal Piracy
楽園の拡散/Utopia Sprawl
気流の言葉/Words of Wind
大地の知識/Earthcraft
調和の中心/Concordant Crossroads
適者生存/Survival of the Fittest
繁茂/Wild Growth

-アーティファクト7枚-

モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
稲妻のすね当て/Lightning Greaves
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
出産の殻/Birthing Pod
水蓮の花びら/Lotus Petal
太陽の指輪/Sol Ring
魔力の墓所/Mana Crypt

-土地32枚-
Tropical Island
ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle
ドライアドの東屋/Dryad Arbor
マナの合流点/Mana Confluence
ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast
溢れかえる岸辺/Flooded Strand
汚染された三角州/Polluted Delta
古えの墳墓/Ancient Tomb
樹木茂る山麓/Wooded Foothills
新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
真鍮の都/City of Brass
吹きさらしの荒野/Windswept Heath
統率の塔/Command Tower
内陸の湾港/Hinterland Harbor
反射池/Reflecting Pool
繁殖池/Breeding Pool
沸騰する小湖/Scalding Tarn
霧深い雨林/Misty Rainforest
7《島/Island
7《森/Forest

——————————
説明不要と言ってもいい勝ち手段は

時の賢者
ジェネラル
経験カウンター5以上

の3つを揃えての無限ターン。
同様に、

清廉潔白な判事
時の賢者
エルフ合計5体以上

でも無限ターン。
永遠の証人》からの無限ターンを仕込みたい場合は、
ティムールの剣歯虎/Temur Sabertooth
移ろいの門/Erratic Portal
を入れれば良い。

このデッキならではのドローエンジンは、

水深の魔道士
愚鈍な自動人形
冷淡なセルキー

の3枚。
どれもジェネラルの能力でドローを加速させられる。
追加したいなら、
首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana
も面白いが、若干重いのが難点だ。
この中なら《水深の魔道士》が一番条件が簡単でドロー枚数も多い。
能力は以下に。

Fathom Mage
Fathom Mage/水深の魔道士
コスト:2緑青
クリーチャー 人間(Human) ウィザード(Wizard)
進化(クリーチャー1体があなたのコントロール下で戦場に出るたび、
 そのクリーチャーのパワーかタフネスがこのクリーチャーよりも大きい場合、
 このクリーチャーの上に+1/+1カウンターを1個置く。)
水深の魔道士の上に+1/+1カウンターが1個配置されるたび、
あなたはカードを1枚引いてもよい。
1/1
レア

進化でカードを引ける事もあるが、
ジェネラルの能力で大量にカードを引くエンジンになる。
進化の爪、エズーリ》がジェネラルなら、
100%採用と言っても差し支えがない程だ。
殴り要員+ドロー要員として、
なかなかの活躍をしてくれる1枚。

経験カウンター稼ぎように、
錯乱した隠遁者》を採用しているが、
経験カウンター稼ぎをもっと重視するなら、
はじける子嚢/Saproling Burst
リスの巣/Squirrel Nest
の採用を考えると良い。
リスの巣》は《大地の知識》との無限もあるので、
経験カウンター無限も可能という1枚。

このデッキを使って対戦したほぼ全ての人に言われた言葉。

「そのデッキ、《トレストの密偵長、エドリック》でいいですよね?」

使っている自分もそう思っていましたよ。
ええ。

最大の問題点はやはり息切れ。
単純に攻撃するだけで、
経験カウンターの分だけ強化される点は大きいのだが、
追加ターンで押し切れない事は多々ある。
パンチ力に欠けるというべきか、
決定打に欠けるというべきか。
下手に倒し切れないまま相手にターンが渡ると、
リセットか返しの猛攻を受ける。
リセットを食らうと復帰が難しい事も多々あり、
そうなると途端にサンドバッグになってしまう。
相手が少しでも止まってくれていれば、
数ターンかけて全員を殴り切る事も出来るが、
なかなかそれを許してもらえない。
ドローエンジンがきっちりハマり、
追加ターンにつながれば全く問題はないのだが、
そうなると、
「ジェネラルは《トレストの密偵長、エドリック》でいい。」
という結論になりがち。
トレストの密偵長、エドリック》が禁止にでもなってしまえば、
このジェネラルにも立つ瀬があるというところ。

お客様に依頼されて、
二ヶ月強はデッキを練り、
弱くも強くもカードを換えてプレイしてみたものの、
やはり青緑最強生物を謳われるジェネラルには遠く及ばない感があった。
決して弱くはないのだが、
どうしても決めの一手の手前で止まるのは厳しい。
ただ、使っている分にはかなり楽しいジェネラルである。
プレイングの勉強になるところもあって、
使っていてとてもプレイのしがいのあるジェネラルだった。
なお、デッキに
トレストの密偵長、エドリック
首席議長ゼガーナ
を採用しておけば、
ジェネラルを入れ替えて遊ぶ事も出来るので、
カジュアルに楽しみたい場合はこの方法も。

ではまた。



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