EDHデッキ紹介その58(ザ・プレインズウォーカーズ)

2014年秋、
タルキール覇王譚の発売に加え、
統率者2014の発売があり、
なんとプレインズウォーカーがこの秋だけで新しく7枚も増えた。
2014年、ついにプレインズウォーカーの種類は50種を超えた。
プレインズウォーカー初出のセットローウィンの発売は2007年の10月12日。
7年の時間をかけて50種を超えるに至った。
平均的には1年に7種近く増えていた計算になる。

そこで、プレインズウォーカー50種到達記念として、
プレインズウォーカー大好きな店主は下記のようなデッキを組んだ。
ジェネラルはカラーマーカーとして申し分無い《大祖始/Progenitus》大先生。


Progenitus/大祖始
コスト:白白青青黒黒赤赤緑緑
伝説のクリーチャー ハイドラ(Hydra) アバター(Avatar)
プロテクション(すべて)
大祖始がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりに大祖始を公開しそれをオーナーのライブラリーに加えた上で切り直す。
10/10
神話レア

指定コスト各2つの合計10で10/10!
プロテクションは全部!
でも《神の怒り/Wrath of God》系全体除去や、
悪魔の布告/Diabolic Edict》系除去で死んじゃう脆弱性あり。
ついでにカウンターされてもダメ。
ここまでコスト高くしたなら、
「生け贄に捧げる事は出来ない」
「破壊不能」
「打ち消されない」
の3つも追加しておけと言いたくなる子である。
引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》くらいに、
「あーあ、やっちゃったー」
と言ってしまうくらいの強さにして欲しかった。

しかし、色指定が各2色×5なので、
カラーマーカーとしてこれほど優秀なカードは他に無いと言っていい。
何一つとして誇れる事は無いが。

ジェネラル:《大祖始/Progenitus

クリーチャー0枚
インスタント0枚
ソーサリー0枚
エンチャント0枚


アーティファクト13枚
アゾリウスの印鑑/Azorius Signet
ディミーアの印鑑/Dimir Signet
ラクドスの印鑑/Rakdos Signet
グルールの印鑑/Gruul Signet
セレズニアの印鑑/Selesnya Signet

オルゾフの印鑑/Orzhov Signet
イゼットの印鑑/Izzet Signet
ゴルガリの印鑑/Golgari Signet
ボロスの印鑑/Boros Signet
シミックの印鑑/Simic Signet
太陽の指輪/Sol Ring
Mana Crypt
鎖のヴェール/The Chain Veil

プレインズウォーカー55枚
黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane
不動のアジャニ/Ajani Steadfast
復讐のアジャニ/Ajani Vengeant
群れの統率者アジャニ/Ajani, Caller of the Pride
英雄の導師、アジャニ/Ajani, Mentor of Heroes
悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver
燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze
チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar
紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
炬火のチャンドラ/Chandra, the Firebrand
ダク・フェイデン/Dack Fayden
屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant
ドムリ・ラーデ/Domri Rade
エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel
遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion
ラノワールの憤激、フレイアリーズ/Freyalise, Llanowar’s Fury
情け知らずのガラク/Garruk Relentless
野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker
頂点捕食者、ガラク/Garruk, Apex Predator
獣の統率者、ガラク/Garruk, Caller of Beasts
原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter
ギデオン・ジュラ/Gideon Jura
正義の勇者ギデオン/Gideon, Champion of Justice
ジェイス・ベレレン/Jace Beleren
思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought
記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
ギルドパクトの体現者、ジェイス/Jace, the Living Guildpact
精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor
解放された者、カーン/Karn Liberated
荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave
槌のコス/Koth of the Hammer
闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms
ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
石術師、ナヒリ/Nahiri, the Lithomancer
プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, Planeswalker
ニッサ・レヴェイン/Nissa Revane
世界を目覚めさせる者、ニッサ/Nissa, Worldwaker
黒き誓約、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis of the Black Oath
ラル・ザレック/Ral Zarek
狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad
サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol
龍語りのサルカン/Sarkhan, the Dragonspeaker
ソリン・マルコフ/Sorin Markov
イニストラードの君主、ソリン/Sorin, Lord of Innistrad
真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor
月の賢者タミヨウ/Tamiyo, the Moon Sage
時間の大魔道士、テフェリー/Teferi, Temporal Archmage
求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker
ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas
悪鬼の血脈、ティボルト/Tibalt, the Fiend-Blooded
滞留者ヴェンセール/Venser, the Sojourner
見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen
歓楽者ゼナゴス/Xenagos, the Reveler

土地31枚
統率の塔/Command Tower
Tundra
Savannah
Plateau
Scrubland
Underground Sea
Volcanic Island
Tropical Island
Badlands
Bayou
Taiga
神聖なる泉/Hallowed Fountain
湿った墓/Watery Grave
血の墓所/Blood Crypt
踏み鳴らされる地/Stomping Ground
寺院の庭/Temple Garden
神無き祭殿/Godless Shrine
草むした墓/Overgrown Tomb
繁殖池/Breeding Pool
蒸気孔/Steam Vents
聖なる鋳造所/Sacred Foundry
溢れかえる岸辺/Flooded Strand
汚染された三角州/Polluted Delta
血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
樹木茂る山麓/Wooded Foothills
吹きさらしの荒野/Windswept Heath
湿地の干潟/Marsh Flats
沸騰する小湖/Scalding Tarn
新緑の地下墓地/Verdant Catacombs
乾燥台地/Arid Mesa
霧深い雨林/Misty Rainforest


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デッキをわかりやすく書く方法がある。

プレインズウォーカー55種全部
印鑑10種全部
デュアルランド10種全部
ギルドランド10種全部
フェッチランド10種全部
太陽の指輪
Mana Crypt
鎖のヴェール
統率の塔

これで終わり。
プレインズウォーカー55種という数字が、
まるでこのデッキを作るように出てくれたかのような数字だ。
太陽の指輪》&《Mana Crypt》と言えば、
「持っていたら必ず入れたいEDH用のカード」
として外せないような2種、
(それにプレインズウォーカーはコストが重いカードが多い。)
単色以外では同様の理由の《統率の塔》、
そしてプレインズウォーカーなのだから《鎖のヴェール》は必須だ。
この4枚のカード以外が、
プレインズウォーカー55種
印鑑10種全部
デュアルランド10種全部
ギルドランド10種全部
フェッチランド10種全部
合計95枚、そしてミスターカラーマーカーの《大祖始》である。
竹を割ったようなデッキ構築とはまさにこのこと。

「セラの店主、

 デッキ構築手抜きしただけじゃないの?」


などと言うコメントは一切受け付けない。

このデッキは一応無限コンボがあるのだ、一応。
鎖のヴェール》+いくつかのプレインズウォーカーで、
無限にプレインズウォーカー能力を起動可能なのだ。

条件は、
・《鎖のヴェール》が場にでている事。
・《鎖のヴェール》をアンタップする手段。
・4マナ以上を出す手段。
の3つだ。

1つは当然として、
鎖のヴェール》のアンタップ手段は、
ラル・ザレック
求道者テゼレット
時間の大魔道士、テフェリー
の3枚があるが、《時間の大魔道士、テフェリー》だけは-能力なので、
無限条件になるには少し厳しい事がある。

4マナ以上を出す手段については様々だ。
求道者テゼレット》→印鑑や《太陽の指輪》アンタップ。
野生語りのガラク》→土地2枚。
歓楽者ゼナゴス》→場に出ているトークンの数次第。
槌のコス》→+能力なら1マナ確保、-能力ならば場に出ている山の数次第。
世界を目覚めさせる者、ニッサ》→場に出ている森の数次第。
ラル・ザレック》→普通は《鎖のヴェール》を起こす役だが、土地もアンタップ出来る。
時間の大魔道士、テフェリー》→-能力起動である事が問題だが4マナは確保しやすい。

面白いところでは、
闇の領域のリリアナ》の奥義起動後の《Bayou》や《Badlands》があれば、
(沼と書いてあるデュアルランドやギルドランドならばなんでもOK。)
槌のコス》の+能力、
野生語りのガラク》の+能力、
世界を目覚めさせる者、ニッサ》の+能力、
ラル・ザレック》の+能力、
のいずれかで4マナが簡単に確保可能だ。

この条件が揃ったら、プレインズウォーカーの能力を無限起動出来る。
おっと例外がいた。
狂乱のサルカン》は+能力がないので連続起動でいつか死んでしまう。

この無限コンボが綺麗に決まった場合、

・対戦相手のライブラリーは0。
・対戦相手の手札は0。
・対戦相手のパーマネントは0。
・無限ダメージ。
・無限ライフ。
・無限マナ。
・無限トークン。
・無限ドロー。
・無限ターン。
・全ての土地をセット。

というオーバーキル状態になる。
やろうと思えばだが、
全てのプレイヤーを《悪鬼の血脈、ティボルト》の-能力だけでとどめを刺す事も出来る。

だが、このデッキはプレインズウォーカーをべたべた並べていく以外に、
一切やる事がないデッキだ。
対戦相手の行動を邪魔するにしても、プレインズウォーカー次第。
普通の対戦であれば、
「とりあえずプレインズウォーカー殴って壊しておこう」
と殴られてしまうので、なかなか成立しない。
追加ターン呪文も無ければ、
クリーチャー除去呪文も無い。
序盤でトークンを並べるプレインズウォーカーでプレインズウォーカーを守ったり、
多少のプレインズウォーカーを放っておいてもらえる状況であれば、
終盤につなげるゲーム出来るだろう。

なお、
獣の統率者、ガラク
ニッサ・レヴェイン
ドムリ・ラーデ
あたりはほとんど仕事をしないので注意。
ドムリ・ラーデ》はトークンが出ていればたまに仕事をするが、
期待はしないほうがいい。
ニッサ・レヴェイン》は《ラノワールの憤激、フレイアリーズ》で、
エルフ・トークンが出ていれば「ライフもらえる装置」になるだけ。
獣の統率者、ガラク》に至っては一切何もしない。
大祖始》をプレイしたら、
差し戻し/Remand》されたから、
獣の統率者、ガラク》で出すという事は出来るのだが、
100回対戦して1度起きるかどうかも怪しい。
そもそもこのデッキは《大祖始》をプレイしない気がする。
というわけで、
屑鉄の学者、ダレッティ》や《ダク・フェイデン》の能力で捨てる候補ナンバーワン。
初期手札に来たら、
「ああ、1回マリガンしちゃったんだな。
 6枚スタートだわ。」
と思うためにあるカード。
コストが重いあたりが問題で、

「働かないデブ。」

の称号を冠する、このプレインズウォーカーズの中のニート。
身も蓋も無いが、
この3枚のプレインズウォーカーはデッキから抜いて、
もっと使い物になる呪文カードでもぶちこんで置くのがベストではある。
ただ、
「プレインズウォーカー全部入れてデッキ組むのがロマン!」
という事を考えていただける人は、
是非このままにデッキを組んで遊んでいただきたい。

さあ、プレインズウォーカー50枚突破記念に、
みんなも大量のプレインズウォーカーで遊んでみよう!

ではまた。



記事作成日:2014/11/20



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