EDHデッキ紹介その45(Tajic, Blade of the Legion/軍勢の刃、タージク)

今回のデッキ紹介は《軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legion》。
お客様のリクエスト。
「どうもタージクを使って勝ちきれないので、
何か面白い案があればこらむに掲載してもらいたい。
あの可愛い(?)オジサンに勝利を!」
とのこと。
レッツデッキ作成。


Tajic, Blade of the Legion/軍勢の刃、タージク
コスト:2赤白
伝説のクリーチャー 人間(Human) 兵士(Soldier)
破壊不能
大隊 ― 軍勢の刃、タージクと少なくとも2体の他のクリーチャーが攻撃するたび、
軍勢の刃、タージクはターン終了時まで+5/+5の修整を受ける。
2/2
レア
——————————
ドラゴンの迷路のうだつのあがらな・・・いやなんでもない。
ドラゴンの迷路の各ギルドの迷路走者サイクルという名があるらしい。
迷路走者、略して迷走であり、
カードのデザインからして迷走していた事がうかが・・・いやなんでもない。

破壊不能は強い。
強いのだが、基本性能が4マナ2/2と寂しい。
コストを1白赤にするか、
せめて4マナのままで4/2くらいに出来なかったのかと言いたい。
大隊なんてほとんど発動しないだろうと思っているので、
下の能力はあんまり考えないくらいがベストだろう。

そして、白赤の伝説のクリーチャー陣には、
攻撃力、防御力ともに強い
黄金夜の刃、ギセラ/Gisela, Blade of Goldnight
という天使と、
謎の人気とそれなりの攻撃力の
覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer
というオッサンがいるため、
他のカードはそれほど目立たない。
こういった事からも、
単純にこれは破壊不能を活かして戦えるかどうかがカギになると思われる。

デッキは以下。
ジェネラル:《軍勢の刃、タージク/Tajic, Blade of the Legion

クリーチャー15枚
セラの高位僧/Serra Ascendant
躁の蛮人/Manic Vandal
鋳塊かじり/Ingot Chewer
太陽の神、ヘリオッド/Heliod, God of the Sun
ダークスティールの巨大戦車/Darksteel Juggernaut
帝国の徴募兵/Imperial Recruiter
火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu
大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite
ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman
アカデミーの学長/Academy Rector
炎のインプ/Fire Imp
修復の天使/Restoration Angel
鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge
悪鬼の狩人/Fiend Hunter
太陽のタイタン/Sun Titan

インスタント5枚
悟りの教示者/Enlightened Tutor
剣を鍬に/Swords to Plowshares
流刑への道/Path to Exile
スマッシュ/Smash
塵への帰結/Return to Dust

ソーサリー12枚
信仰無き物あさり/Faithless Looting
汚損破/Vandalblast
Wheel of Fortune
塵は塵に/Dust to Dust
ハルマゲドン/Armageddon
審判の日/Day of Judgment
戦の惨害/Ravages of War
神の怒り/Wrath of God
ジョークルホープス/Jokulhaups
燎原の火/Wildfire
破壊的な力/Destructive Force
壊滅/Devastation

エンチャント5枚
土地税/Land Tax
盲従/Blind Obedience
浄化の印章/Seal of Cleansing
ゴブリンの突撃/Goblin Assault
軍勢の集結/Assemble the Legion

アーティファクト24枚
通電式キー/Voltaic Key
師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top
世界のるつぼ/Crucible of Worlds
Mana Crypt
モックス・ダイアモンド/Mox Diamond
金属モックス/Chrome Mox
オパールのモックス/Mox Opal
永遠溢れの杯/Everflowing Chalice
魔力の櫃/Mana Vault
太陽の指輪/Sol Ring
虹色のレンズ/Prismatic Lens
精神石/Mind Stone
厳かなモノリス/Grim Monolith
緋色のダイアモンド/Fire Diamond
ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot
連合の秘宝/Coalition Relic
スランの発電機/Thran Dynamo
金粉の水蓮/Gilded Lotus
乳白色のダイアモンド/Marble Diamond
友なる石/Fellwar Stone
冷鉄の心臓/Coldsteel Heart
ボロスの印鑑/Boros Signet
砕けたパワーストーン/Fractured Powerstone
Jeweled Amulet

プレインズウォーカー3枚
燃え立つチャンドラ/Chandra Ablaze
遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant
太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion

土地35枚
古えの墳墓/Ancient Tomb
ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel
魂の洞窟/Cavern of Souls
乾燥台地/Arid Mesa
沸騰する小湖/Scalding Tarn
血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
樹木茂る山麓/Wooded Foothills
溢れかえる岸辺/Flooded Strand
湿地の干潟/Marsh Flats
吹きさらしの荒野/Windswept Heath
反射池/Reflecting Pool
統率の塔/Command Tower
Plateau
聖なる鋳造所/Sacred Foundry
戦場の鍛冶場/Battlefield Forge
断崖の避難所/Clifftop Retreat
岩だらけの大草原/Rugged Prairie
真鍮の都/City of Brass
古えの居住地/Ancient Den
大焼炉/Great Furnace
トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair
8《平地/Plains
6《山/Mountain


——————————
基本は大量破壊呪文を撃ち、
プレインズウォーカーやエンチャントを残しつつ、
ジェネラルをプレイして殴りきろうという戦略だが、
その型にハマらないとイマイチ押しが弱い。

ジェネラルが破壊されない事を活かすための構築なのだが、
白の
剣を鍬に
流刑への道
糾弾
などの1マナ除去系にはとことん弱い。
そして、元のスペックが2/2というしょぼさから、
どうしても6マナ払ってまで出したいと思えてこないあたりが問題。

ジェネラルの除去は緑、赤、黒からはされにくいが、
白や青は追放、手札に戻す、ライブラリーの中に…といった手段で攻めてくるため、
破壊不能だけでは心許無い。

多くの人は大隊を活かす事を考えると思うのだが、
これが案外と無茶に近い。
対戦相手1人のライフを20点削るだけのゲームであれば、
大隊狙いでもそこそこ行けたかもしれないが、
なにせ対戦相手はいっぱいいる上にライフは各40点スタート。
大隊が発動しても削り切る事が難しい。
連続突撃/Relentless Assault》等の、
追加戦闘フェイズ系カードを考慮する人も多いが、
これも結構なほど厳しい。
理由は簡単だ。

連続突撃》を撃つのは何時なのか?

という一点。
これを考える際に
・《軍勢の刃、タージク》が置いてある事。
・大隊が誘発するクリーチャー数である事。
という条件をクリアして初めて強いと言える。
たしかに大隊の能力とは、
「○○と少なくとも2体の他のクリーチャーが攻撃するたび」
なので、
軍勢の刃、タージク》が追加戦闘フェイズでも大隊が誘発すると、
合計で12/12クリーチャーになる。
しかし1つ目の戦闘で7ダメージがプレイヤーに通っていて、
さらに追加の攻撃もそのプレイヤーに通るとしても、
ジェネラルダメージは合計19点。
倒しきるには2点足りない。
となるとどうしても大隊を期待した構成でも、
勝ち切る事が難しい。
軍勢の刃、タージク》単体しかいない場合、《連続突撃》は無駄カードに近い。
つまり、大隊が必要条件になる。
この2段階の条件で対戦相手が1人でも倒せるというのであれば、
この条件でもGOサインが出せる。
しかし、与えられるダメージはジェネラルダメージ21点には届かない。
それならば、わざわざ大隊は無理に狙わないほうが無難と言える。

条件を後回しにして先置き出来る《追い討ち/Aggravated Assault》ならばどうか?
こちらは大量破壊呪文でマナをすっ飛ばす構成とは相性が悪い。
白や赤から大量破壊呪文を抜いて、
殴るだけの構成にしてしまうのは少し面白みに欠ける事と、
「どうしようもない時のリセットボタン」が無い構成は白赤としては危険だ。

こういった観点から、破壊不能のみを活かす構成を選択。
大量破壊呪文からのプレインズウォーカーやエンチャントでトークンを生成し、
大量破壊から復活しきっていないプレイヤーを倒していくほうが、
単純なダメージ効率とアドバンテージが安定しやすい。
大量破壊呪文でもジェネラルは残るし、
運が良ければ大隊も狙える。
そのうえで「ジェネラルダメージ狙えたらいいな」くらいに思うのが良い。

なお、なるべく《軍勢の刃、タージク》を活かしたいという構成のため、
瞬殺コンボは全て抜いている。
が、とてもこれが厳しい。
そもそもジェネラルダメージ21点が狙いにくい。
軍勢の刃、タージク》が大隊に成功して、
さらにそれを3ターン維持してやっと1人倒せる。
対戦相手が3人いるなら最低でも9ターンだ。
軍勢の刃、タージク》と小粒戦隊を大量に並べて、
連続突撃》系カードで攻め立てる方針でも戦線維持が難しい。

と、ここまでウンチクを垂れ流しては見たものの、
確かに大量破壊呪文を撃ち、
タージク大先生で殴る戦略はどうにかこうにか戦えるのだが、
やはりどうしても火力不足に悩まされ、
勝ち切る事がとても難しかった。

最終的にCardshop Serraのスタッフの間では、

石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic
山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord
鋼打ちの贈り物/Steelshaper’s Gift
鋼打ちの弟子/Steelshaper Apprentice
石切りの巨人/Stonehewer Giant
ギャンブル/Gamble

などの装備品を探すカードを全投入し、
世界薙ぎの剣/Worldslayer
(デッキに入れる装備品はこれ1枚のみ。)
をタージク大先生につけて殴るロマンが一番面白いんじゃないか?

という案でまとまった。
デッキのスロットが許せば、
希望の天使アヴァシン/Avacyn, Angel of Hope
ボロスの魔除け/Boros Charm
第二の日の出/Second Sunrise
信仰の見返り/Faith’s Reward
のなども採用しておきたいところだが、
これらのカードも含めてデッキがロマン以外の何ものでもない。

もし貴方がこの《軍勢の刃、タージク》デッキを使い、
対戦相手が
トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest
結界師ズアー/Zur the Enchanter
火想者ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet, the Firemind
の3人だったら、
ゲーム開始時に
「ずっとエンドしか言わないので、
 手札オーバーしたら、
 ドローステップに引いたカードを捨てて下さい。」
と言ってから、
携帯ゲーム機の電源を入れるといいだろう。

ではまた。



記事作成日:2014/04/29



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