EDH狙うなら誰?


今回はEDHにおける「狙って倒すのは誰?」というお話。
EDHは対戦相手が複数いる事もあり、
やられたらやり返す人もあれば、
状況を見ながら自分の有利さを考えて動く人もいる。
これについては十人十色である。
そんな中で基本的にはこう考えてはいかが?というお話。

このこらむの前半部分は、お泊りまじっくにもよく参加してくれている、
長野県に住むマイミク、カミシロさんの日記を抜粋。
このカミシロさん、EDHのデッキを常に5個以上は持っていて、
しかもデッキの多くをFOILにしている豪の者。
お泊まりまじっくにはよく来てくれているので、
もし会える事があったら是非デッキを見せてもらおう。
FOILに染まった個性的なデッキを拝むことが出来る。

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というわけでEDHの最初に狙うなら誰を狙うべきか、についてです。

なお、これから述べることはあくまで自分の私見ですので、
参考程度で受け取ってください。

・「狙う順序」

1:Serraさん
問答無用です。デッキじゃありません、プレイヤーが危険です。
唯一許せるとしたら
巡礼者アシュリング/Ashling the Pilgrim》+《山/Mountain》99枚デッキのときに
巡礼者アシュリング》が《邪魔/Hinder》でデッキのボトムにいったときくらいです。
合言葉は「Serraさんをまず倒そう。試合はそれからだ」

2:強いジェネラル
簡単に言うと、
結界師ズアー/Zur the Enchanter
艦長シッセイ/Captain Sisay
始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon
トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest
といった連中です。
まずここを落とさないと話になりません。
他にも各色のトップ2くらいまでのジェネラルは十分警戒していいです。

3:青いデッキ、黒いデッキ
青はEDHの中でも強カラーです。十分警戒する必要があります。
また黒は5色の中でも最速の色です。
(黒はコンボを狙う際に最速の場合があるという意味。)
下手すると1ターン目からゲームエンドもありうるので十分注意しましょう。

4:自分が中身を知らないデッキ
初見のデッキ相手というのは下手すると初見殺しで殺される可能性があります。
中身を知っているデッキよりは中身の知らないデッキを優先的に狙う方が無難です。


番外:他人のデッキを馬鹿にする人
「そんなデッキで大丈夫か」
「大丈夫だ、問題ない」
といったような冗談で話す分にはいいですが、
大会に現れると聞く(自分はまだあったことありませんが)、
本気で他人を馬鹿にするような相手は徹底的に妨害してあげましょう。
それで自分が負けるとかお構いなしです。
そしてその人が敗北したときにこう言ってあげましょう、
「この程度で負けるデッキで大丈夫か」←性格悪いw


2~4は状況と面子によって変動しますが、1はほぼ確定です。
狙わないとこちらが殺されます。狙ってもこちらが殺されますw
ちなみに変動するパターンというのは、例えば、
大型クリーチャーばっかりで追加ターン入っていない《トレストの密偵長、エドリック》なんてのがいたり、
インスタントで墓地除去ができるカードを握っている状況下での黒デッキなんて場合は
当然4よりも狙う優先度は落ちたりすることがあります。


あくまでこれは私見なので正確にはプレイしながらだんだん理解するのがいいと思います。

・「狙わない≠協力する」
時々混同している人がいますが、狙わないことと協力することは別問題です。
なので狙う順序とは別に協力してはいけない順序というものもあります。
協力してはいけない順序として、

1:Serraさん
はい、また登場、安定のSerraさんです。
ただでさえ狙うリスト安定のNO.1なのに協力なんてできるわけもありません。
特にムーミン(《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》)とか。
合言葉は「Serraさんをまず倒そう。試合はそれからだ」

2:妨害を削っているデッキ
このようなデッキは狙う理由はあまりなくても、協力もしてはいけません。
というのも、妨害を削っているということは
その分、ドロー、加速、コンボといった爆発力や決め手に枠を割いているということです。
しかも妨害手段を持たないということは
いざという時に協力者としてあまり役に立ちません。
元から2対2のチーム戦ならこの手のデッキは非常に頼もしいですが、
4人戦のときは協力せず、対処用の妨害を構えながら
他の人を殴っているのをのんびり見ているのがいいでしょう。
少なくとも自分が影響ないのに
むやみに《ニンの杖/Staff of Nin》に《クローサの掌握/Krosan Grip》を打ってはいけないと思うんだ。

3:自分が中身を知らないデッキ
下手に自分が中身を知らないデッキと協力すると足元をすくわれかねません。
大会などでの協力は十分注意しましょう。

4:強いジェネラル
当然ながら強ジェネラルと呼ばれるものとはおおむね協力してはいけません。
盤面次第では当然協力が必要なときもありますが・・・
自分がデッキの中身を知らない強ジェネラルはほぼ間違いなく協力してはいけないでしょう。

番外:他人のデッキを馬鹿にする人
省略。

基本的にはEDHというのは、
Serraさんでもフィールドにいない限り、
自分が困る、または誰かが決めそう、なんかやばそうといった理由がない限り、
無闇に妨害は使用せず見ている動きが強いです。
なお、妨害を打たないのと妨害を持っていないのは
天と地ほどの差があるので気を付けてください。
カウンター、除去、重要。

とまぁなんやかんや言いましたが要は青だからって
盲目的に人に従って青を狙っていると死にますよwって話。
狙うべきデッキというのは当然状況や面子によって変動するものなので、
その時その時の危険人物を「自分で」判断して狙うようにしましょう。
見ていると、しっかり考えればわかるのに
のせられて判断ミスしている人を良く見かけます。
ビート系のデッキなんかは特にそのあたりの判断が一番重要なので気を付けましょう。

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という日記。
1以外はおおむねあってます。
というか1は何なのか(笑)

Serra「まて、なんか1がおかしい。」
と言ったところ、
カミシロ「アレー、ドコガオカシインダロー」
と返ってきた。
次に彼とEDHする時は真っ先に倒そうと心に誓った。

1の話はともかく、
「狙う順序」の2の項目の、
「各色のトップ2くらいまでのジェネラルは十分警戒」というものについて、
これを補足すると、

青単:《巻物の君、あざみ/Azami, Lady of Scrolls
赤単:《群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss
緑単:《背教の主導者、エズーリ/Ezuri, Renegade Leader

白青:《アウグスティン四世大判事/Grand Arbiter Augustin IV
青黒:《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae
赤緑:《自由なる者ルーリク・サー/Ruric Thar, the Unbowed

白青緑:《数多のラフィーク/Rafiq of the Many
白黒赤:《巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast
青黒赤:《裏切り者の王、セドリス/Sedris, the Traitor King
青赤緑:《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer
黒赤緑:《カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher

などが候補になる。
瞬殺コンボが搭載されていたり、
いつの間にやら強大な攻撃力で場を制圧したりと、
あなどれないジェネラルたちだ。
最近では《鍛冶の神、パーフォロス/Purphoros, God of the Forge》も油断出来ない。

EDHではジェネラルにはいくつかの分別が出来る。

A:ジェネラルを主軸に据え、ジェネラルとの強力なシナジーを持つデッキ
B:ジェネラルとの強力なシナジーはそれほど無いデッキ
C:ジェネラルはただの色指定

このこらむの冒頭部分からここまでの文章に出てきた全てのジェネラルは、
Aに該当するデッキである事が多い。
よく練られたデッキほどAになる。
当然、一番に危険視されるのはAである。

とはいえ、Cのタイプで
「ジェネラルはただの色指定と油断させておいて・・・」
と考えてくる人も見たことがある。
Bは「この伝説生物でデッキを作りたい!」という人によく見られる。

Aに該当するジェネラルたちはおおむね人気も高い。
もっとも人気が高くて弱いジェネラルというのもいない気もするが。

また、カミシロさんが挙げているジェネラル
結界師ズアー/Zur the Enchanter
艦長シッセイ/Captain Sisay
始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragon
トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest
はどれも相当にタチが悪い。
もう見たら真っ先に倒しに行って問題ないほど問題児。
始祖ドラゴンの末裔》はたまに本当にドラゴン好きな人が組んでいる事があるが、
だいたいドラゴン好きはドラゴン好きで《ニコル・ボーラス/Nicol Bolas》が入っている。
ニコル・ボーラス》になった《始祖ドラゴンの末裔》に殴られたいのであれば、
自分は何も言わないが、殴られたくないのであれば、やはりさっさと張り倒しておこう。
もっともそんな事をする人よりも瞬殺コンボを積んでいる人のほうが多い。
5色である事から想像しない角度からコンボを狙う事もあるので、
ジェネラルがコスト5だし5色だからと油断しているのは危険。

結界師ズアー/Zur the Enchanter》と《艦長シッセイ/Captain Sisay》は、
構成上、人の首を締めにくるようなデッキ構成。
この2人は召喚酔いしている間にジェネラル自身を倒せば、
かなり手が遅れるので見たら除去したいところだ。
1回目のプレイを除去出来ただけで相当楽になるはず。
逆に1度でも召喚酔いを解いてしまうととても危ない。
この点は
巨大なるカーリア/Kaalia of the Vast
群衆の親分、クレンコ/Krenko, Mob Boss
も同様だ。

トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》はムーミンと同じ。
一度動き出すと追加ターンの連発で何もさせてもらえない。
ただし、《結界師ズアー》や《艦長シッセイ》同様、
1回目のプレイを除去出来たらかなり楽。
問題としては《トレストの密偵長、エドリック》は他にクリーチャーを展開してあれば、
本人が召喚酔いしていても関係ないという点と、
コストが3であるため、1ターン目マナクリーチャーの展開から2ターン目に降臨するという点。

この強ジェネラル4つ相手には、
四肢切断/Dismember
剣を鍬に/Swords to Plowshares
流刑への道/Path to Exile
赤霊破/Red Elemental Blast》(青限定)
などのコストの安いカードでいかに対処出来るかが勝負のカギだ。
とにかく、
「見たら除去!さもなくば本体を倒せ!」
と覚えておいて損はない。

なお、全く逆というべきか、
ジェネラルを倒すほうが危険なジェネラルもいる。
上記で言うと、
大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer
カーの空奪い、プローシュ/Prossh, Skyraider of Kher
この2つが該当する。
カーの空奪い、プローシュ》は単純に払ったコスト分の0/1が出てくるので、
ジェネラル領域からの出し直しをするたびに0/1が増える。
0/1そのものは害は無いだろうが、
他のカードとのシナジーを狙われると十分に危険な事があるので、
必ずしも《カーの空奪い、プローシュ》を除去する事が正しいとは限らない。
こいつへの対処法はシナジーを形成するカードを破壊すること。

大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》はもう厄介そのもの。
続唱2回の能力があるため、
このジェネラルのオーナーは「除去されても構わん」と思っている事が多い。
除去しない場合は7/5に《熱情/Fervor》がくっついている。
除去してもしなくても面倒な生物である。
8マナと、ジェネラルとしてはコストは高めだが、
これをジェネラルにしている人はこの8マナをあっさり出せるよう構築してくる。
Serra自身作った事があるので間違いない。
気合の入った人なら
「続唱2回でアドバンテージとるから構わん!」
と《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》さえ使ってくるだろう。
こいつへの対処法は他とは違っていて、
「何があっても展開させるな!」
というもの。
可能な限り相手のマナとなるパーマネントを壊しにいこう。

最後に。
以前に一度こらむで書いた、孫子の兵法書の言葉、
「敵を知り己を知れば、百戦危うからず」
という言葉。
EDHでもこの一言である。
組んではいけない敵を知る事、
見たら対処しなければいけない敵を知る事が大切である。

しかし、EDHはSerraさんを倒すのが前提ではない。
そこは履き違えないように。


ではまた。



記事作成日:2014/03/11



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